普通人の映画体験―虚心な出会い -41ページ目

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2017年5月28日(日)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、20:35~鑑賞。

作品データ :
原題 MOONLIGHT
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム 
上映時間 111分


ブラッド・ピットが製作総指揮を務め、さまざまな映画祭・映画賞で高評価を得たヒューマン・ドラマ。マイアミの貧困地域に生まれた孤独な黒人少年を主人公に、彼が自らのセクシャリティに悩み、自分のアイデンティティと居場所を探し求めてもがき苦しみながら成長していくさまを、少年期・ティーンエイジャー期・成人期の三つの時代構成で、色彩豊かな映像美と情緒的な音楽と共に描き出す。監督は、短編やテレビシリーズを中心に活躍してきたバリー・ジェンキンズ。『マンデラ 自由への長い道』などのナオミ・ハリス、『グローリー/明日への行進』などのアンドレ・ホランドらが出演。

キャスト :
シャロン(Chiron) - 映画の主人公
 子どものシャロン/「リトル」 - アレックス・ヒバート(Alex Hibbert)
 ティーンエイジャーのシャロン - アシュトン・サンダース(Ashton Sanders)
 大人のシャロン/「ブラック」 - トレヴァンテ・ローズ(Trevante Rhodes)
ケヴィン(Kevin) - シャロンの1番の親友
 子どものケヴィン - ジェイデン・パイナー(Jaden Piner)
 ティーンエイジャーのケヴィン - ジャレル・ジェローム(Jharrel Jerome)
 大人のケヴィン - アンドレ・ホランド(André Holland)
その他の人々
 ポーラ(Paula) - ナオミ・ハリス(Naomie Harris)
 テレサ(Teresa) - ジャネール・モネイ(Janelle Monáe)
 フアン(Juan) - マハーシャラ・アリ(Mahershala Ali)
 テレル(Terrel) - パトリック・デシル(Patrick Decile)

ストーリー :
/ リトル(少年期)  
マイアミの貧困地域「リバティー・スクエア」で暮らすシャロン(アレックス・ヒバート)は、学校では「リトル」という渾名(あだな)でいじめられている内気な性格の男の子。ある日、いつものようにいじめっ子たちに追われていたところを、麻薬ディーラーのフアン(マハーシャラ・アリ)に助けられる。フアンは何も話さないシャロンを、恋人のテレサ(ジャネール・モネイ)と一緒に住む自分の家へ連れて行く。夕食と一夜の宿を許された後、シャロンは心を開くようになる。翌朝、フアンはシャロンを、何かと息子を感情的に虐待する麻薬常習者のシングルマザー、ポーラ(ナオミ・ハリス)の元へ送り返す。その後もシャロンとフアンは多くの時間を共に過ごすようになるが、ある日、シャロンはフアンから海で泳ぎ方を教わりながら、「自分の人生は自分で決めろ。他人に決して決めさせるな」と生き方を諭され、彼を父親代わりのように感じはじめる。家に帰っても行き場のないシャロンにとって、フアンと、クラスメートのケヴィン(ジェイデン・パイナー)だけが、心許せる唯一の“友達”だった。
ある夜、フアンは自分の顧客の一人が、ポーラと車中でクラック・コカインを吸っていることに気づく。翌朝、シャロンはテレサとフアンに、母に憎悪の念を抱いていることを告げる。母にドラッグを売っていたフアンと揉めたシャロンは、その場を立ち去り、フアンは恥ずかしさからうなだれる…。

// シャロン(ティーンエイジャー期)   
高校生になったシャロン(アシュトン・サンダース)は、ケヴィン(ジャレル・ジェローム)と仲良くしているものの、テレル(パトリック・デシル)の不良グループにいじめられる毎日を送っている。母ポーラは麻薬におぼれ酩酊状態の日も多くなり、ヤク代に困って売春婦として働いている。自分の家で居場所を失ったシャロンは、フアンは亡くなったものの、テレサの家へ向かう。テレサは「うちのルールは愛と自信を持つこと」と、昔と変わらない絶対的な愛情でシャロンを迎えてくれる。 とある日、同級生に罵られひどいショックを受けたシャロンは、夜の浜辺に向かうと、偶然ケヴィンも浜辺にやってくる。密かにケヴィンに惹かれているシャロン。月明かりが輝く夜、二人は初めてお互いの心に触れることに…。 そのまま何事もなかったかのように、ケヴィンは自分の車でシャロンを自宅まで送り届ける。
翌朝、テレルはケヴィンにいじめの儀式に参加してシャロンを殴るよう命令し、ケヴィンは嫌々これに従う。シャロンはくず折れるのを拒み、ケヴィンは彼を何回も殴りつける。シャロンは悲しそうな表情のまま無抵抗。そのうちテレルやその取り巻きも加わり、警備員が止めに入るまでシャロンへの暴行が続いた。ソーシャル・ワーカーと面談したシャロンは、暴行された相手の素性を話すよう求められるが、シャロンは名前を告げても何の解決にもならないと思う。翌日登校したシャロンは、教室で無防備なテレルの背中めがけて、椅子を振り下ろし、殴りつづける。シャロンは逮捕されるが、パトカーに乗せられる時、彼は傍らに立っているケヴィンを睨みつける…。

/// ブラック(成年期)    
大人になったシャロン(トレヴァンテ・ローズ)は、アトランタでかつてのフアンと同様の麻薬ディーラーとして暮らしており、「ブラック」の通り名で知られていた。もはや彼は「リトル」と呼ばれるような痩せっぽちの少年ではなく、筋肉隆々で金歯のグリルをつけ、高級車を乗り回す、まさに型通りの裏社会に生きる黒人となっていた。
ある日、麻薬更生施設に入った母ポーラから面会に来てほしいとの留守電が入る。シャロンが母に会いに行くと、更生施設で正気を取り戻した母親は、息子に愛情を注いであげられなかった過去の振る舞いを涙ながらに謝罪。その言葉を聞いた瞬間、シャロンは長期間抱えていた苦しみからようやく解放され、母のことを許すことができた。
さらに今度は、ケヴィン(アンドレ・ホーランド)からの突然の電話。彼はマイアミでレストランのシェフとして働いていて、シャロンに似た客がかけたある曲を聴き、ふと思い出したとのこと。近くに来たら一度店に寄ってくれ、とシャロンを誘う。あの頃のすべてを忘れようとしていたシャロンは、胸が高まり、動揺を隠せない。
シャロンはマイアミまで車を飛ばし、ケヴィンが働くレストランを訪ねる。久々の再会で感慨深げにハグする二人。ケヴィンは得意の手料理でシャロンをもてなす。赤ワインを飲みながら近況を話し合ううち、ケヴィンが幼馴染みの女性と子供を作ったことが分かる。彼が自分同様にゲイだと思っていたシャロンは、それを聞いて呆然とした表情に。そして、シャロンが麻薬の売人をやっていると素直に打ち明けると、ケヴィンは眉をひそめる。
シャロンはなぜケヴィンが自分をわざわざ呼んだのかが知りたかった。“Why did you call me?” ケヴィンはその想いを明かす曲、バーバラ・ルイス(Barbara Lewis)の「ハロー・ストレンジャー(Hello Stranger)」~別れた恋人との再会を喜ぶ歌~をジュークボックスでかける。二人の間に言葉はもう必要なかった…。

恋の矢 Why Did You Call Me? :


音譜 挿入歌 - Barbara Lewis “Hello Stranger” :


音譜 cf. Barbara Lewis(1943~)の名曲“Hello Stranger” with lyrics :


閉店後、シャロンは車でケヴィンを自宅まで送る。彼の家に入る途中で浜辺への道を見つけ、あの夜のことをシャロンは思い出す。家に入り他愛のない会話をしながら、ふとシャロンは心の奥底に隠し続けてきた一途な想いをうつむきながら、それでも勇気を出してケヴィンについに打ち明ける。「俺の体に触れたのは、生涯でお前だけだ」
シャロンの真情を汲み取ったケヴィンは、あの海辺での夜のように再びシャロンに優しく寄り添うのだった―。

▼予告編

2017年5月28日(日)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、18:30~鑑賞。

作品データ :
製作年 2017年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 99分


『駅 STATION』『鉄道員(ぽっぽや)』などの降旗康男監督と撮影の木村大作が9年ぶりにタッグを組んだ人間ドラマ。一つの殺人事件をきっかけに刑事・容疑者・被害者として25年ぶりに再会した幼なじみの3人が心の奥に封印してきた過去と向き合う様子を、3人それぞれの辿った人生模様とともに綴る。刑事の篤を岡田准一、容疑者の啓太を小栗旬、被害者の悟を柄本佑が演じる。

ストーリー :
富山県の漁港で殺人事件が起きた。
事件によって、かつて親友だった3人は、刑事、容疑者、被害者として再会することになった。

刑事・四方篤(岡田准一)―妻・美那子(長澤まさみ)へ自分の心をうまく伝えられず、すれ違いの日々を送る。なぜ、愛する人にも心を開くことが出来ないのか。
容疑者・田所啓太(小栗旬)―会社の好転、妻・真理(木村文乃)の妊娠、新居の建築と幸せの絶頂の中、なぜ、事件の真相を語ろうとしないのか。
被害者・川端悟(柄本佑)―倒産寸前の会社と家族のため、金策に奔走していた。なぜ、殺されなければならなかったのか。

1992年、冬の能登半島。親に捨てられた3人は、仁科涼子(安藤サクラ)が営む、軽食喫茶「ゆきわりそう」に身を寄せていた。常連客の山形光男(吉岡秀隆)とともに、5人はまるで家族のような間柄になった。しかし、かつての涼子の男・貴船誠一(渋川清彦)が現われた日から幸せな日々は崩壊し始める。貴船は頻繁に涼子の元を訪れるようになり、そのたびに篤・啓太・悟の3人と涼子の楽しい時間は壊されていく。篤は涼子のささやかな幸せを守るために、ある決意をする。そして、その事件を機に、3人は別れ別れになる。

それから25年、篤は富山県警捜査一課の敏腕刑事として活躍する一方で、幼い頃に捨てられた母親から金を無心されたり、妻とは流産を機にすれ違いの生活を送っている。
ある日、ラーメン屋で偶然再会した悟に声をかけられ、25年ぶりの再会を果たした2人は遅くまで酒を酌み交わす。今は東京でガラス店を営む悟は資金繰りに困り、金策のために啓太に会いに来たとのこと。輪島で土建屋を構えて成功している啓太に、これまでも何度も助けてもらっていると話す悟。財布にあるだけの金を渡した篤に「あっちゃんは昔のことを忘れちゃっていいから。啓ちゃんに任せておけば、大丈夫だから」という言葉を残し、別れた。
翌日、富山湾に臨む氷見漁港に駐められたレンタカーの傍で、悟が血だらけの刺殺体として発見された。篤は悟との関係を周囲の人間に言い出せないまま捜査に加わっていた中で、悟が金策のために昔の友人に会いに来たことが判明し、啓太が容疑者として浮かび上がる。篤は単独行動をとり輪島で働く啓太に会いに行く。無実を信じる篤の問いかけに、啓太は口をつぐむ。一体、何を守ろうとしているのか。固く口を閉ざして真相を語ろうとしない啓太に苛立ちを募らせる篤だった。
複雑に絡みあった数奇な人生のドラマは、25年の時を経て、再び運命の歯車を回し始める…。

▼予告編

2017年5月26日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、17:35~鑑賞(再見)。
同年4月28日、同館で初見(本ブログ〈May 01, 2017〉)。

本作はエマ・ワトソン主演のディズニー実写版『美女と野獣』(2017年)である。

「美女と野獣」ポスター

エマ・ワトソン(Emma Watson、1990~)は、映画『ハリー・ポッター』シリーズ(現在8作、2001~2011年)のハーマイオニー・グレンジャー(Hermione Granger)役(主人公ハリー・ポッターの親友)で知られる。彼女はこのハーマイオニーのイメージを打ち破るかのごとく、本作で見事に主人公のベル役を演じている。
そこでは、ベルが知性を重んじ芯が強く、自らの意思で行動する力強いヒロイン像となっている。ワトソン自身の聡明なイメージを残しつつ、強気で落ち着きのある姿を見せている。女性の社会的地位向上のため、様々な活動に取り組む彼女のパブリックイメージとも合致する部分が多いにあるキャラクター像である。

※ワトソンは2014年に国連組織UNウィメン(United Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women)の親善大使に任命され、バングラデシュやザンビアを訪れ、女性が教育を受ける権利の拡充について啓蒙した。また、2015年1月の世界経済フォーラムにおいて男女のジェンダー間の平等についてスピーチを行なった。

▼ Emma Watson Interview :
(Emma Watson interviewed for the upcoming live-action retelling of the Disney classic Beauty and the Beast.)




▼ cf. Emma Watson | From 3 to 27 Years Old :

。 
2017年5月23日(火)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、20:30~鑑賞。

作品データ :
原題 GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
上映時間 136分


「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」

お尋ね者たちが成り行きでチームを結成し、銀河の危機を救う羽目になる姿を描いたスペース・アクション・アドベンチャー『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編でシリーズ第2作。「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズとしては15作目の映画である。再び銀河の危機に立ち向かう5人の“ガーディアンズ”の運命を、リーダー、ピーター・クイルの出生の秘密とともに描き出す。キャストにはクリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、マイケル・ルーカーと声の出演のヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパーら前作の主要メンバーに加え、新たにカート・ラッセル、エリザベス・デビッキ、ポム・クレメンティエフ、シルべスター・スタローンらが参戦。監督・脚本は前作と同じジェームズ・ガン。

ストーリー :
“スター・ロード”ことピーター・クイル(Peter Quill)(クリス・プラット)を筆頭に、遺伝子改造されたアライグマのロケット(Rocket)(声:ブラッドリー・クーパー)、マッチョな巨漢ドラックス(Drax)(デイヴ・バウティスタ)、ツンデレ暗殺者ガモーラ(Gamora)(ゾーイ・サルダナ)、樹木型ヒューマノイドで25センチまで再生したグルート(Baby Groot)(声:ヴィン・ディーゼル)―たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。
小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、黄金の惑星ソヴリンの高慢な指導者アイーシャ(エリザベス・デビッキ)率いる無敵艦隊から総攻撃を受け、彼らの宇宙船ミラノ号は壊滅寸前に…。間一髪、ガーディアンズを救ったのは“ピーターの父親”を名乗る謎の男エゴ(カート・ラッセル)と、触れただけで相手の感情を読み取れるマンティス(ポム・クレメンティエフ)だった。仲間からの忠告にもかかわらず、すっかりエゴに心を許してしまうピーター。その姿を目にしたチームの間には、亀裂が生じていく。そこへ“ピーターの育ての親”ヨンドゥ・ウドンタ(マイケル・ルーカー)率いる宇宙海賊の襲撃が。さらに、銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していく。
果たして、ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは?ガーディアンズは失われた絆を取り戻し、銀河を救うことが出来るのか?その運命の鍵を握るのは、チーム一小さくてキュートな、ガーディアンズの最終兵“木”グルートだった…。

▼予告編



▼ Go Behind the Scenes :



[※追記(2017/08/19):2017年8月17日(木)、本作を目黒シネマで、14:45~再見]
2017年5月23日(火)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、16:20~鑑賞。

作品データ :
原題 THE EDGE OF SEVENTEEN
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 カルチャヴィル 
上映時間 104分


「スウィート17モンスター」

『トゥルー・グリット』で14歳にしてアカデミー助演女優賞にノミネートされ、女優の他歌手としても人気を集めるヘイリー・スタインフェルドが主演を務めた青春ドラマ。恋愛未経験ゆえに妄想を膨らませている17歳の少女が、さまざまな出来事を通して成長する過程を描く。共演はウディ・ハレルソン、キーラ・セジウィック。監督は長編デビューにして一躍ハリウッド期待の女性監督となった新鋭、ケリー・フレモン・クレイグ。

ストーリー :
17歳の女子高生ネイディーン(ヘイリー・スタインフェルド)は、キスもまだ経験なしの、イケてない自分に自己嫌悪の日々を送っている。最大の理解者だった父を4年前に亡くして以来、家庭でも学校でも居場所を見つけられないまま、恋に恋する妄想だけがいつも空まわりして、教師のブルーナー(ウッディ・ハレルソン)や、母親(キーラ・セジウィック)を困らせてばかり。たった一人の親友クリスタ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)だけが、心の拠り所だったが、何をしてもかなわないとコンプレックスを抱いていた天敵の兄ダリアン(ブレイク・ジェナー)とクリスタが恋に落ちてしまう。この衝撃的事件により、世界にたった一人だけ取り残されたような疎外感を感じたネイディーンは怒る。
なんで私ってこんなにイケてないの? 成績優秀、眉目秀麗なアニキのおかげで私の生きにくさハンパないし。唯一の理解者だったやさしいパパは天国に行っちゃうし。でも、天使みたいな親友のクリスタがいればなんとか耐えられた。なのになのに、クリスタまで私を裏切ってアニキとデキちゃうなんて!ありえない!みんなヒドイよ!私にヒドすぎ!
世の中を恨み、孤独と絶望に打ちひしがれるネイディーンだったが、次第に恥をかきながらも成長していく。彼女は世界とつながりたいという切なる願いのもと、父が他界して以来ずっと取り乱しがちな母や、何故かシンパシーを感じる変わり者の教師ブルーナー、自分とは正反対のイケメンで誰からも愛される兄ダリアンなど、自分を取り巻く人々へ新たな視点と気持ちを向けざるをえなくなる。人生は、彼女が思う以上に複雑で、誰もが何かをこじらせながら大人になっているのだ…。

▼予告編

2017年5月12日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、19:05~鑑賞。

作品データ :
製作年 2017年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 118分


古屋兎丸の同名コミックを、菅田将暉、野村周平、竹内涼真ら人気若手俳優の共演で実写映画化した学園コメディ。日本一の名門高校で、生徒会長の座をめぐって勃発する激しいバトルをギャグ満載で活写する。『世界から猫が消えたなら』の永井聡がメガホンをとり、『ROOKIES』のいずみ吉紘が脚本を担当。

ストーリー :
全国屈指の「優秀な学生」800人が通う、日本一のエリート校・海帝高校。政財界に強力なコネを持ち、海帝でトップ=生徒会長を務めた者には、将来の内閣入りが確約されているという。時は4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一(菅田将暉)。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。その夢を実現するためには、海帝高校の生徒会長になることが絶対条件。「一癖も二癖もあるライバルを全員蹴落として、必ずここでトップに立つ…そのためならなんでもする…どんな汚いことでも…。2年後の生徒会長選挙で優位に立つには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。戦いはもう始まっているのだ!」。誰よりも早く動き始め、野望への第一歩を踏み出した帝一。待ち受けていたものは、想像を絶する罠と試練!友情と裏切り!究極の格付けバトルロイヤル!いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける…。

▼予告編

2017年5月9日(火)新文芸坐(東京都豊島区東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F、JR池袋駅東口下車徒歩3分)で、16:40~ 鑑賞。『帰ってきたヒトラー』18:30~と2本立て上映。

※『帰ってきたヒトラー』は再見。2016年7月2日(土)吉祥寺プラザで初見(本ブログ〈July 05, 2016〉)。

作品データ :
原題 EXPERIMENTER
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 アットエンタテインメント
上映時間 98分


アイヒマン裁判がはじまった1961年。米・イェール大学で、世界を震撼させたアイヒマン実験が行なわれる。ユダヤ系アメリカ人である社会心理学者のスタンレー・ミルグラム(Stanley Milgram、1933~84)は、“なぜ、どのようにホロコースト(大量虐殺)が起きたのか” “人間はなぜ権威へ服従してしまうのか”を実証するため、電気ショックを用いての実験を繰り返し行なう。その結果は、ハンナ・アーレントが提唱した「悪の凡庸さ」を科学的に実証し、被験者だけでなく社会全体に様々な波紋を投げかけることになる。実験の方法を学会から非難され名指しで攻撃されながらも~「科学は道徳的な人間性を貶めるものであってはならない」~、ミルグラムは人間社会のタブーを曝け出し、生涯に渡ってこの実験の重要性を訴え続けた。
ミルグラム博士役を『ニュースの天才』『ブラック・スキャンダル』のピーター・サースガードが演じ、ウィノナ・ライダー、ジョン・レグイザモ、アントン・イェルチンらが脇を固める。監督は『ハムレット』『アナーキー』のマイケル・アルメレイダ。

アイヒマン裁判が開廷された2年後の1963年、ドイツ出身のユダヤ人哲学者ハンナ・アーレント(Hannah Arendt、1906~75)がニューヨーカー誌(The New Yorker)で連載した『イエルサレムのアイヒマン―悪の陳腐さについての報告』は、当時大きな論争を呼んだ( 本ブログ〈February 09, 2017〉 )。
公開裁判を欠かさず傍聴し、アドルフ・アイヒマン(Adolf Eichmann、1906~62)の死刑が執行されるまでを綴ったこの裁判記録では、アイヒマンを極普通の小心者で取るに足らない役人に過ぎなかったとした。彼女は思想を持たない平凡な人間ほど悪を行なうものだと説いたのだ。「悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る」。
「自らを嫌うユダヤ人がアイヒマン寄りの本を出した」、「ナチズムを擁護したのではないか」と激しい非難にさらされた彼女だったが、スタンレー・ミルグラム博士が行なった“アイヒマン実験”は、彼女が提唱した“悪の凡庸さ”を科学的に実証する結果となった。
“普通の平凡な市民が一定の条件下では冷酷で非人道的な行為を行う”現象はミルグラム効果と呼ばれ、実験における倫理観も含め、未だにその是非が議論されている。

世界37か国でテレビ放映されたアイヒマン裁判(1961年4月11日~同年12月15日)によって、アウシュヴィッツ収容所の実態が初めて全世界の人々に知れ渡った( 本ブログ〈May 26, 2016〉、〈November 29, 2016〉 )。
スタンレー・ミルグラムによるアイヒマン実験(別称・ミルグラム実験)は、アイヒマンのようなごく普通の人間が権威に服従することで、虐殺を行なってしまうことを実証した。しかし、心理学会、学生からは“詐欺的” “非倫理的”と揶揄され、ミルグラムは一生、この実験の重要性を訴え続けることになる。実験結果をまとめた書籍が出版されると、世間からも大きな注目を浴び、全世界にその名が広まるも、さらに実験に対する批判は強まった。 そして、50年以上が経った現在、世界で大きなテロや虐殺事件が起きるたびに、ミルグラムの実験は引き合いに出される。実験の是非はいまも答えが出ていない。しかし、世界にいまだはびこる悪を解析するそのヒントは、この映画に含まれている。
組織や集団における個人の人間性や倫理観の無力さは、いじめや差別やブラック労働といった問題が深刻化する昨今の日本社会でも痛感させられる現実だ。“アイヒマンの後継者”とは一体誰なのか。ミルグラムのまなざしは時代を超えて私たちに向けられている。

ストーリー :
1961年8月、イェール大学で、実験者(ジョン・パラディーノ)とともに、二人の被験者が実験室に入ってくる。
一人は教師(アンソニー・エドワーズ)、一人は生徒=学習者(ジム・ガフィガン)となり、教師役の人物は問題を出題し、別室にいる学習者役はそれに答える(部屋では相手の姿を見ることができず声だけが聞こえる状態)。
答えを間違えると学習者には電気ショックが与えられ、間違えるごとに電圧は上げられる。くじ引きで、教師と学習者の役割は分けられたが、被験者の一人は実験の協力者で、常に学習者になるように操作されていた。マジックミラー越しに静かに実験の様子を見つめるのは、この実験を計画したスタンレー・ミルグラム博士(ピーター・サースガード)。
この実験は、ナチスによるホロコーストがどのように起こったのか?普通の人々が権威にどこまで服従するのか?を科学的に実証することが目的だった。
実験が進んでいくと、学習者の答えは不正解が続き、電気ショックの強さも上がっていく。学習者はしだいに(事前に録音された)呻き声をあげるも、被験者の電気ショックの手は止まらない。

電気ショックが強くなるにつれて、学習者の呻き声も大きくなる。
学習者「ここから出してくれ!」
被験者(教師)「イヤだと言っている。」
実験者「続けてください」「正解するまで続けねばなりません。」
そして、彼(被験者)は最後(最大)の450V(ボルト)まで電気ショックを与え続けた。
別の被験者も表情や仕草などに変化はあるものの、ほとんどの被験者が450Vまで電気ショックを与えた。被験者たちはごく普通の一般市民で、家族を人質に捕らわれている等のリスクはなかった―。

ある被験者(ジョン・・レグイザモ)。最高の450Vまで達すると、「死んでるかもしれない。中を見に行くべきだ」と彼は訴えるも、実験者には聞き入られない。しかし、被験者自ら学習者を調べに行くことまではしなかった。実験が終了すると、ミルグラムは実験室に入り、被験者に質問をする。
ミルグラム「なぜ電気ショックを与えたのですか?」
被験者「俺は途中でやめたかった。続けろと言われたからだ」
別の被験者も同様に、“自分は抵抗をして、自らの意思ではしていない”と強調した…。
(1962年5月26、27日、最後に実験の模様が動画で撮影され、実験が終了。その4日後、アイヒマンが絞首刑に処された。)

▼予告編



▼ cf. 裁かれる元ナチス親衛隊アドルフ・アイヒマン(「懐かしの毎日ニュース」【1961年4月11日】): 

2017年5月7日(日)吉祥寺オデヲン(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-3-16、JR吉祥寺駅東口徒歩1分)で、18:50~鑑賞。

作品データ :
原題 The Fate of the Furious / Fast & Furious 8
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 136分


世界的大ヒット・カーアクション『ワイルド・スピード』シリーズの第8弾。謎の女サイバーテロリストと手を組んだドミニクの裏切りでファミリーが最大の危機を迎える中、世界各地を舞台に繰り広げられるファミリーとドミニクの攻防の行方と彼らの運命を壮大なスケールで描き出す。キャストにはヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、ジェイソン・ステイサムらお馴染みのメンバーに加え、シャーリーズ・セロン、カート・ラッセル、スコット・イーストウッド、ヘレン・ミレンらが新たに参加。監督は『ミニミニ大作戦』『ストレイト・アウタ・コンプトン』のF・ゲイリー・グレイ。アイスランドやシリーズ初上陸となるニューヨーク、さらにハリウッド大作では初となるキューバでのロケが行なわれた。意表を突く波乱の展開に加え、巨大潜水艦まで登場する氷上カーチェイスにも注目!

ストーリー :
長い逃亡生活と史上最悪の敵との激しい戦いを終え、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)、レティ(ミシェル・ロドリゲス)、ローマン(タイリース・ギブソン)ら、固い絆で結ばれた“ファミリー”は、束の間の日常を楽しんでいた。だが、その平穏を破ったのは、誰よりもファミリーを大切にしてきたはずのドミニクのまさかの裏切りだった。予想外の事態によってホブス(ドウェイン・ジョンソン)は投獄され、ファミリーは崩壊の危機に直面する。そして、ドムの背後には謎の女サイバーテロリスト、サイファー(シャーリーズ・セロン)の存在が。ドムの暴走を止め、連れ戻そうとするレティたちだったが、到底太刀打ちできない。そこで最後の手段として、ファミリーは宿敵デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)に協力を要請するが…。

▼予告編



▼特別メイキング映像



▼シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)が語るスペシャル映像 :

2017年5月2日(火)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、18:15~鑑賞。

作品データ :
製作年 2017年
製作国 日本
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 141分


監督・三池崇史、主演・木村拓哉で、沙村広明原作の人気時代劇コミックを実写映画化。無為に生きる不死身の剣士・万次と、復讐のために彼を用心棒として雇った少女・凜が、壮絶な凄絶な戦いに身を投じる姿が描かれる。『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉咲花が浅野凛役のほか、万次の妹・町役も務めて1人2役を担当。

ストーリー :
万次(木村拓哉)はかつて百人斬りと恐れられた伝説の男だったが、罠にかかり妹を失ってしまう。生きる意味をなくした万次は、謎の老婆により強引に永遠の命を与えられ、斬られても傷が再生する不死の身体となる。以来、生きる意味を持たないまま50年ものあいだ死ぬことも老いることもできずにただ孤独に生き続けていた。そんなある日、浅野凛(杉咲花)という一人の少女が現われる。統主・天津影久(福士蒼汰)が率いるただ勝つことだけを目的にしている剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)が無天一流の道場を襲撃し、凛は両親を惨殺されていた。凛は万次に仇討ちの助っ人を依頼。一度は断るも、どことなく妹の面影がある凛を前に、万次は無限の命を使って用心棒として凛を守ろうと決心する。かくて万次は、凜と共に逸刀流との戦いに身を投じ、多くの敵を倒していく…。

▼予告編

2017年4月28日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、18:45~鑑賞。

作品データ :
原題 BEAUTY AND THE BEAST
製作年 2017年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
上映時間 130分


「美女と野獣」

フランス発の原作で、これまで何度も映画、アニメ化されている『美女と野獣』。本作は日本でもヒットした1991年のディズニー・アニメ版を、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン主演で実写リメイクしたもの。魔女の呪いで醜い野獣に変えられた王子と、聡明で心優しきヒロインの運命の愛を描く。『ドリームガールズ』のビル・コンドン監督が、壮大な世界観を見事に映像化し、アニメ映画版同様に歌あり、踊りありのミュージカル調の物語に仕立てている。共演はダン・スティーブンス、ルーク・エバンス、ユアン・マクレガー、ケビン・クライン、イアン・マッケラン、エマ・トンプソン。ディズニー・アニメの実写化作品としては初めて、ディズニー自らが制作や配給を担った。

ストーリー :
【主要キャスト】
・ベル(Belle):エマ・ワトソン(Emma Watson) ― 本作のヒロイン。容姿も心ばえも美しい女性。小さな村で父モーリスと暮らしながら、広い世界を夢見ている。読書家で空想好き。活発で、独立心旺盛な心の持ち主。村人たちからは風変わりで謎めいた娘だと思われており、心の底に人々から理解されない孤独や、母を知らない寂しさを抱えている。「ベル」とは、フランス語で「美しい」という意味。
・野獣(ビースト)(Beast) :ダン・スティーヴンス(Dan Stevens) ― 村の外れの森に立つ古城の主。かつては容姿端麗な王子だったが、傲慢不遜で優しさを知らなかったため、魔女の手で罰として呪いをかけられ、角が生え厚い体毛に覆われた恐ろしい野獣の姿となってしまった。呪いを解くには、魔法のバラの最後の花びらが落ちる前に、誰かと心から愛し合わなければならない。絶望と孤独の中で心を閉ざし、長い時を過ごしている。
・モーリス(Maurice):ケビン・クライン(Kevin Kline) ― ベルを男手ひとつで育てた優しく誠実な父親。元絵描きのオルゴール職人。村人からはその活動を理解されず笑い者にされている。愛する妻を亡くした喪失感や母を知らずに育たなければならなかったベルへの罪悪感に今でもさいなまれている。ベルが野獣と出会うきっかけを作るのも父・モーリスが行方不明になったのが原因である。
・ガストン(Gaston):ルーク・エバンス(Luke Evans) ― ハンサムなルックスと腕っぷしの強さから一目置かれている“村のスター”。狩りの名人で村の女性たちにも人気がある。一見陽気で気さくな性格だが、その実、粗野で乱暴なうえ、自分ほど素晴らしい男はいないと思っている自惚れ屋。魅力的な笑顔だが、目的のためには手段を選ばぬ横暴な心が隠れている。村一番の美女であるベルと結婚しようと悪巧みをはじめる。
・ル・フウ(Lefou):ジョシュ・ギャッド(Josh Gad) ― ガストンの子分で、歯が欠け背が低く小太りの男。お調子者だが茶目っ気があり、どこか憎めない。いつもガストンに付いて回って、お世辞を言ったり、ご機嫌をとったりしている。ガストンに淡い恋心も…?
・ルミエール(Lumière):ユアン・マクレガー(Ewan McGregor) ― 野獣の召使いの一人で城の給仕頭。王子とともに魔女の呪いをかけられ、枝つき燭台(ロウソク立て)に変えられた。ゲストのもてなしが得意。スマートで陽気、ダンスと歌が得意。城の中に敷かれた規則を気にしない大らかな性格から几帳面で律儀な性格のコグスワースとは度々ぶつかっているが、それなりに馬は合う様子。囚われの身となったベルを、野獣には内緒で、最高のパフォーマンスと料理で歓迎する。羽箒(はねぼうき)のプリュメットに恋している。焦ると蝋燭が溶ける。「ルミエール」とはフランス語で「光」という意味。
・コグスワース(Cogsworth):イアン・マッケラン(Ian McKellen) ― 城の執事で、生真面目で口うるさい性格のため、魔女の呪いで置き時計の姿になっている。感情に応じて時計の針がくるくる回る。涙もろい一面も持つ。野獣王子には、いつも気を使っている。
・ポット夫人(Mrs. Potts):エマ・トンプソン(Emma Thompson) ― 城のメイド頭で、キッチンを取り仕切る料理人。魔女の呪いでティーポットの姿になっている。ティーカップ姿のわんぱく息子、チップといつも一緒。チップに注いだお茶でベルを優しく歓迎するなど、持ち前の世話好きで温かい心を発揮する一方、野獣の無作法をたしなめることも。ベルと野獣の間に愛が芽生えるよう見守っている。
・チップ(Chip):ネイサン・マック(Nathan Mack) ― ポット夫人の息子。魔女の呪いでティーカップの姿になっている。ベルを好いており、いつも傍にいたがる。人間の姿では6歳ほどの子供で髪は金髪。
・プリュメット(Plumette):ググ・バサ=ロー(Gugu Mbatha-Raw) ― 城のメイドで、魔女の呪いで羽箒の姿になっている。ちょっぴり生意気な物言いも魅力的な、ルミエールのセクシーな恋人。
・マダム・ド・ガルドローブ(Madame de Garderobe):オードラ・マクドナルド(Audra McDonald) ― 城の着付け係で、オペラ歌手。華やかな生活を送る歌姫だったが、魔女の呪いで衣装箪笥(いしょうだんす)の姿になっている。装飾過剰なドレスをベルに着せるなど、彼女なりの方法でサポートしようとする。
・マエストロ・カデンツァ(Maestro Cadenza):スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci) ― マダム・ド・ガルドローブを妻に持つ、少々神経質なマエストロ(音楽家)。王子の舞踏会で妻とともに音楽を奏でていた時に呪いにかけられ、ハープシコード(チェンバロ)に変えられた。
・アガット(Agathe):ハティ・モラハン(Hattie Morahan) ― 村の物乞いとして登場するが、実は王子を野獣の姿に変えた魔女である。本作では冒頭の語りも担当している。

【Storyline】 ある時、若く美しいがとても我儘で傲慢だった王子(ダン・スティーブンス)が、魔女の呪いによって恐ろしい野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、田舎の小さな村で父モーリス(ケビン・クライン)と暮らす美しい娘ベル(エマ・ワトソン)であった。読書家で進歩的な考えを持ち、広い世界を見たいと願う彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず傷つくこともあったが、それでも“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じていた。一方、野獣は“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいた。そんな二人が出会い、やがて惹かれ合っていく…。その恐ろしい外見にたじろぎながらも、野獣の持つ本当の優しさに気づいていくベル…。

【IMDb “Plot Synopsis”(full)】http://www.imdb.com/title/tt2771200/synopsis?ref_=tt_stry_pl
Long ago in a French kingdom, there lived a spoiled and selfish Prince (Dan Stevens) in a castle where he would throw big parties with all his royal subjects. One night, an old beggar woman entered his castle and offered the Prince a rose in exchange for shelter from the cold. The Prince sneered and laughed at the old woman along with his subjects, even as she warned him not to be deceived by appearances. The Prince turned her away once more, and soon after, the old woman's haggard appearance disappeared to reveal a beautiful Enchantress. The Prince tried to ask for forgiveness, but the Enchantress had already seen there was no love in his heart. As punishment, she turned the Prince into a hideous Beast and transformed the subjects into household objects. The Enchantress's spell caused the people outside the kingdom to forget about the castle and everyone living in it. The Beast was left with a magic mirror as his window to the outside world, as well as a rose. If the Beast can earn the love of another before the last petal falls, the spell will be broken. Otherwise, he will be doomed to forever remain a beast.

Several years later in the village of Villeneuve, there lives a young woman named Belle (Emma Watson). She doesn't quite fit in with the rest of the townspeople, who all view her as odd ("Belle"). Belle's interests lie in storybooks. She is pursued by the handsome but narcissistic hunter/former war captain Gaston (Luke Evans). He rides into town with his comrade LeFou (Josh Gad) and finds Belle after she leaves a book shop. Gaston attempts to woo her and invite himself to dinner with her, but she turns him down.

Belle returns home to her father Maurice (Kevin Kline), a music box maker. He is in the process of creating a music box modeled after himself and his late wife, who was also Belle's mother ("How Does A Moment Last Forever"). Belle tells Maurice how she notices that the villagers think she's odd, which Maurice rejects. Maurice is set to head to another town to sell his music boxes, and Belle asks him to bring back a rose, like he always does.

Maurice rides through the forest with his horse Philippe. He turns toward a path where snow is falling. A pack of wolves encounters Maurice, forcing him and Philippe to flee. They pass through a gate that leads him onto the forgotten grounds of the Prince's castle. Maurice enters the castle and is spotted by Lumiere the candelabra (voice of Ewan McGregor) and Cogsworth the clock (voice of Ian McKellen). Maurice walks into the dining hall and sits down. He is startled when Chip (voice of Nathan Mack), a young boy turned into a teacup, moves toward him and speaks to him. Maurice runs out of the castle and starts to ride away until he passes through the garden and spots a rose. He tries to pick one for Belle, but he is found by the Beast, who calls Maurice a thief. The Beast takes him prisoner.

Back in the village, Belle is trying to show a little girl how to read until she is called out by a man who discourages her from teaching another girl to read. Gaston finds Belle and once again tries to court her after saying she shouldn't concern herself with any children other than hers. Belle knows what he is trying to say, and she firmly tells him that she will never marry him. After scoffing at the idea of being Gaston's wife, she expresses her desire to seek adventure and excitement away from the village ("Belle Reprise"). Moments later, Philippe returns and Belle knows that something bad must have happened to Maurice.

Belle rides Philippe back to the castle. She finds Maurice in the dungeon, where warns her to turn back. Belle then meets the Beast and is stunned by his appearance. The Beast says Maurice is a thief and must serve for life in the dungeon. Belle offers to take his place, despite Maurice's objections. The Beast agrees to the exchange and he lets Maurice go. Belle promises him she will find a way out of there.

Belle meets Lumiere and Cogsworth, despite initially being freaked out by a talking candelabra and clock. The two were originally heads of the castle before the curse transformed them. Belle also meets Mrs. Potts (voice of Emma Thompson), Chip's mother who is now a teapot, plus Chip himself; Plumette (voice of Gugu Mbatha-Raw), the maid and Lumiere's girlfriend turned into a featherduster resembling a peacock; Madame de Garderobe (voice of Audra McDonald), an Italian opera singer who is now a wardrobe; and Maestro Cadenza (voice of Stanley Tucci), Garderobe's husband and former composer who is now a piano. Lumiere guides Belle out of the dungeon and into a room in the East Wing. Garderobe dresses Belle in a ghastly frock, which gives Belle the idea to use the ribbons to climb down the tower.

Gaston is in a tavern with LeFou lamenting Belle's rejection of him. LeFou tries to cheer him up along with the other villagers by talking (or rather, singing) in detail about how great Gaston is ("Gaston"). Not long after, Maurice enters and starts raving about the Beast and how he's taken Belle as his prisoner. The other villagers laugh at his claims, but Gaston offers to follow Maurice to find the Beast, mainly to get Belle to marry him.

The Beast tries to get Belle to join him for dinner, but he is too abrasive as he pounds on her bedroom door. Lumiere, Cogsworth, Mrs. Potts, and Plumette all stand behind him and try to help, but Belle refuses to join the Beast as she is still tying ribbons together to make her rope. The Beast storms off and insults his subjects. We see the rose drops another petal, and as a result, the castle starts to shake and crumble a little. It also causes the castle objects to become less and less human.

Belle leaves her room and joins the castle objects as they guide her to the dining hall. Lumiere leads the objects in a dazzling musical number ("Be Our Guest") as they boast about their fine dining. Afterwards, Belle wanders into the West Wing, which Lumiere and Cogsworth had tried (poorly) to keep a secret from her. There, Belle finds the rose encased in a jar. The Beast then frightens her and screams at her to get out. Belle runs away and rides Philippe out of the castle grounds. The wolves then attack her in the forest. Belle tries to fight them off until the Beast shows up and fights them himself. The alpha wolf bites into his back, but the Beast throws it off and roars, scaring the wolves away. Belle then helps the Beast onto Philippe.

Belle tends to the Beast's wounds, even as he complains about the pain. She lets him rest. Mrs. Potts explains to Belle that the Beast was not always so unkind. Since they have known him all his life, they know that after the Prince's mother died, his father raised him to be the way he was before he was cursed. When Belle asks about the rose, the objects say that the Prince will remain a beast forever if the last petal falls without him finding someone to love and to love him back, and that they will become inanimate. They sing about their yearning to become human again ("Days in the Sun"), and we see the young Prince looking upon his mother on her deathbed before his father pulls him away.

Maurice leads Gaston and LeFou into the forest as they try to find the path to the castle. Gaston and LeFou think Maurice is just crazy. Once Gaston reveals his true intention to only be helping Maurice for Belle's hand, he also growls at Maurice and threatens to leave him to the wolves. Gaston tries to cover it up by putting on the nice guy act, but Maurice already sees who Gaston really is and makes it clear that he will never allow Gaston to marry Belle. Gaston knocks Maurice out cold and ties him to a tree so the wolves can come after him. LeFou considers this to be too much, but he has no choice and must follow Gaston.

Belle is reading Shakespeare to the Beast, who already knows the story by heart. He then brings Belle to see his enormous library, which he says can be hers now. Over time, Belle warms up to the Beast as he shows his kinder and more gentle side, and the objects can see it too ("Something There"). The Beast later shows Belle an enchanted book that allows anyone to travel anywhere they want to go if they can visualize it. Belle places her hand in the book and they are transported to an old house in Paris. It was once home to Maurice and his wife when Belle was a baby. The Beast finds a doctor's mask, indicating that Belle's mother was killed by the plague. A flashback shows Maurice tending to his wife as she is dying. She tells him to protect Belle, and all that was left behind was a glass rose, which Belle finds.

Maurice is saved by a local beggar woman named Agathe (Hattie Morahan) and she tends to him. Maurice returns to Villeneuve and is sitting in the tavern when Gaston and LeFou return to find him, both surprised. Maurice tells the villagers that Gaston left him to die in the forest. When Maurice calls out LeFou as a witness, Gaston intimidates LeFou into lying to cover his back. Gaston has Maurice dismissed as a delusional madman.

The Beast invites Belle to dance with him in the ballroom. Garderobe dresses Belle in a beautiful gown while Lumiere and the others try to properly groom the Beast. The two then meet in the staircase and walk into the ballroom as Cadenza plays a tune to accompany them ("Beauty and the Beast"). Belle and the Beast share a romantic dance. Afterwards, the Beast wonders to Belle if she may be happy there, but she asks if anyone can be happy if they are not free. He knows she misses her father, and he gives her the magic mirror to see him. Belle sees the villagers harassing Maurice, and she knows he is in trouble. The Beast sets Belle free so that she may go to help Maurice. The Beast climbs his tower in despair as Belle rides away, though he knows now that he truly does love her ("Evermore"). The castle objects become sad since they know Belle doesn't love him in return for the curse to be broken.

Gaston has Maurice committed to a mental institution but gives him one more chance to redeem himself if he gives Gaston his blessing to marry Belle. Maurice still refuses, so Gaston sends him away. Belle arrives in the nick of time to stop the carriage from riding off. She shows the villagers the mirror to prove the Beast exists, which horrifies everyone. Gaston changes his tune and starts to gather the villagers to go after the Beast before he attempts to harm anyone else ("Mob Song"). Belle is then locked in the carriage with Maurice as Gaston leads to villagers to storm the castle.

The castle objects see the villagers making their way to the castle. They try to hold the door closed, but the villagers start to break it down. Cogsworth goes to warn the Beast, but he is too depressed to care about what happens. Lumiere then leads all the castle objects into a plan. As the villagers enter, LeFou sees Mrs. Potts and Chip, mistakenly assuming Mrs. Potts is his grandmother. She is NOT happy and she initiates the fight. Lumiere lights up the floor, Mrs. Potts pours hot tea on the attackers, Cadenza shoots his piano keys, Cogsworth sends flying books to hit the villagers, and Garderobe dresses three goons in powdered wigs, make-up, and gowns. Two men run away in horror, but the third is rather pleased with his look. Cadenza sits on LeFou, who asks Gaston for help. He refuses so that he can go after the Beast. Moments later, Mrs. Potts falls from the chandelier, but LeFou catches her and decides to switch sides. Mrs. Potts tells him he's too good for Gaston anyway. Meanwhile, Agathe is seen going up the stairs. The villagers then run away in terror.

In the carriage, Belle reveals the glass rose to Maurice and that she knows the truth about what happened to her mother. Maurice insists he only wanted to protect her, which Belle understands. She takes out a pin so that Maurice can pick the lock. They break out of the carriage, and Belle rides Philippe back to the castle.

Gaston makes his way up to the tower and finds the Beast sitting sadly outside the window. He claims Belle sent him and then shoots the Beast in the back and causes him to fall onto a lower roof. Gaston goes after him and wants the Beast to fight back. Belle then returns to the castle, which reinvigorates the Beast's spirit. He defends himself against Gaston and declares he is not a beast. He holds Gaston over a ledge as the coward begs for mercy, but spares his life and orders him to leave. The Beast leaps to the next tower to be with Belle, only for Gaston to shoot him twice in the back moments later. Karma then goes for Gaston as the bridge he is standing on crumbles, and he falls to his death.

The Beast is mortally wounded, but has enough time to see Belle before he dies. The last petal then falls. The castle objects celebrate their victory over the villagers, but Plumette turns into an ordinary featherduster in Lumiere's arms. Mrs. Potts frantically looks for Chip as she becomes a regular teapot. Chip arrives soon after and almost crashes but is caught by the coat hanger, and they both become inanimate. Lumiere and Cogsworth express their mutual friendship before they too become inanimate.

Belle cries over the Beast and tells him she loves him. Agathe enters the room as Belle says this. It turns out Agathe was the Enchantress in disguise, and she restores the rose to its original look, thus breaking the spell. The Beast then transforms back into his human self. He and Belle then share their first kiss. The darkness then disappears over the kingdom, and everything starts going back to normal. Lumiere, Cogsworth, Mrs. Potts, Chip, Plumette, Cadenza, and Garderobe all wake up and turn human again and reunite with their loved ones. Mrs. Potts reunites with her husband from the village, while Cogsworth reunites with his wife (though he's not too thrilled about that). The Prince runs to hug his friends.

A celebration is held in the ballroom with all the castle subjects and villagers, including Maurice and LeFou, joining. Belle and the Prince share a dance, wherein Belle asks the Prince if he can grow a beard. Garderobe and Mrs. Potts sing while Cadenza plays the music over the dance. And they all lived happily ever after.

▼予告編



▼ Trailer 1~3



▼ Final Battle & Ending Scenes :



▼ Go Behind the Scenes :



ベル 挿入歌 [タイトル(英題/邦題)― 歌唱キャラクター]
ディズニー・アニメ映画版の挿入歌にアレンジを施した楽曲が本作の挿入歌として使用されている。アニメ映画版の挿入歌の作詞はハワード・アッシュマン(Howard Ashman、1950~91)、作曲はアラン・メンケン(Alan Menken、1949~)が担当。本作オリジナルの挿入歌として「Aria/アリア」「How Does a Moment Last Forever/時は永遠に」「Days in the Sun/デイズ・イン・ザ・サン~日差しをあびて~」「Evermore/ひそかな夢」が新たに用意されているが、アッシュマンは1991年に死去しているため、作詞はティム・ライス(Tim Rice、1944~)が担当。作曲はアニメ映画版の作曲者であるメンケンが続投。

1) Aria/アリア ― マダム・ド・ガルドローブ
2) Belle/朝の風景 ― ベル、ガストン、アンサンブル
3) How Does a Moment Last Forever(Music Box)/時は永遠に(ミュージックボックス・バージョン) ― モーリス
4) Belle(Reprise)/朝の風景(リプライズ) ― ベル
5) Gaston/強いぞ、ガストン ― ガストン、ル・フウ、アンサンブル
6) Be Our Guest/ひとりぼっちの晩餐会 ― ルミエール、コグスワース、ポット夫人、プリュメット
7) Days in the Sun/デイズ・イン・ザ・サン~日差しをあびて~ ― 少年時代の王子(演:Adam Mitchell)、マエストロ・カデンツァ、ルミエール、プリュメット、ポット夫人、マダム・ド・ガルドローブ、ベル、コグスワース、シェフ・ブーシュ(演:Clive Rowe)
8) Something There/愛の芽生え ― ベル、野獣、ポット夫人、チップ、コグスワース、ルミエール、プリュメット
9) How Does a Moment Last Forever(Montmartre)/時は永遠に(モンマルトル・バージョン) ― ベル
10) Beauty and the Beast/美女と野獣 ― ポット夫人
11) Evermore/ひそかな夢 ― 野獣
12) The Mob Song/夜襲の歌 ― ガストン、ル・フウ、アンサンブル、ポット夫人、コグスワース、マエストロ・カデンツァ、チップ、プリュメット、ルミエール、ジャン(演:Gerard Horan)、クロチルド(演:Haydn Gwynne)
13) Beauty and the Beast(Finale)/美女と野獣~フィナーレ~ ― マダム・ド・ガルドローブ、ポット夫人、アンサンブル

なお、エンドクレジットで、次の3曲が流れる。
1曲目:セリーヌ・ディオン(Céline Dion、1968~)「How Does a Moment Last Forever/時は永遠に」
2曲目:アリアナ・グランデ(Ariana Grande、1993~)&ジョン・レジェンド(John Legend、1978~)「Beauty and the Beast/美女と野獣」
3曲目:ジョシュ・グローバン(Josh Groban、1981~)「Evermore/ひそかな夢」

音譜 Belle SONG/Belle LYRICS :



音譜 Gaston SONG/Gaston LYRICS :



音譜 Be Our Guest SONG/Be Our Guest LYRICS :



音譜 Music video by Céline Dion performing “How Does A Moment Last Forever” :


音譜 Ariana GrandeとJohn Legendが新たにレコーディングした主題歌“Beauty and the Beast”のミュージック・ビデオ:
(ミュージック・ビデオの舞台は、お城のボールルームでのダンスシーン。映画の鍵を握るバラをモチーフにしたダンサーたちに囲まれて、ゴージャスな赤のドレスに身を包んだグランデと、劇中をイメージした衣装を着てピアノを弾くレジェンドの歌う姿が収められている。劇中で登場するシーンを織り交ぜながら、エマ・ワトソン演じるベルと、ダン・スティーヴンス演じる野獣のダンスシーンに紛れ込む二人。また、城のキャラクターたちの姿も確認できる。)


音譜 Josh Groban “Evermore” (Music video by Josh Groban performing Evermore) :