映画『毎日がアルツハイマー』 | 普通人の映画体験―虚心な出会い

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2018年11月1日(木)「ココロヲ・動かす・映画館○」(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-15、JR吉祥寺駅北口徒歩約5分)で、12:10~鑑賞。
「毎日がアルツハイマー」

作品データ
製作年 2012年
製作国 日本
配給 シグロ
上映時間 93分


自身のダイエット過程を公開した異色のセルフドキュメンタリー『THE ダイエット!』の関口祐加監督が、アルツハイマー型認知症の母親の介護の日々を2年半にわたって記録したドキュメンタリー。YouTubeで配信して大きな反響を呼んだ動画を、劇場公開用に再編集。発症前よりも感情を露わにするようになったという母親の様子をユーモアを交えながら捉え、母を取り巻く家族の様子を軽やかに描き出す

ストーリー
21世紀の日本は、人口の22%が65歳以上という超高齢社会に突入。介護の問題はもはや他人事ではない。そして、介護の中でも依然、垣根が高く、あまりオープンにされないのが認知症の介護。認知症の患者数は年々増え続け、このままいけば2030年には330万人を突破するだろうと言われている。関口監督の母・ひろこさんは2009年以来、認知症が進行する中、記憶力の低下が著しくなり、2012年5月現在、判断力、理解力も徐々に失われつつある。だが、認知症発症後、以前とは見違えるように喜怒哀楽がハッキリとし、明るく、あけすけな性格へと豹変。彼女は嬉しい時も、怒る時も、悲しい時、そして楽しい時も真剣で、本気である。彼女の脳には感情がしっかりと残り、今までよりずっと感性が鋭くなった。そんなひろこさんのアルツハイマーの世界を通して、家族のあり方、さらには、人間の尊厳とは何かを問いかける―。

▼予告編