映画『レッド・スパロー』 | 普通人の映画体験―虚心な出会い

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2018年4月6日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、18:20~鑑賞。



作品データ
原題 RED SPARROW
製作年 2018年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
上映時間 140分


オスカー女優のジェニファー・ローレンスが、『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督と再タッグを組んだスパイ・サスペンス。原作は元CIAエージェントという異色の経歴をもつジェイソン・マシューズ(Jason Matthews、1951~)のベストセラー小説“Red Sparrow”(2013)(山中朝晶訳『レッド・スパロー』ハヤカワ文庫、2013年)。やむを得ぬ事情でロシアのスパイとなったヒロインが、自らの美貌と心理操作術を駆使したハニートラップでターゲットのCIAエージェントへと迫る中で繰り広げられる緊迫の駆け引きを、過激なエロティック描写を織り交ぜリアルかつ緊張感溢れる筆致で描き出す。共演はジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、ジェレミー・アイアンズ。

ストーリー
ステージでの大ケガによって、ボリショイ・バレエ団での地位を失ったドミニカ・エゴロワ(ジェニファー・ローレンス)。そんな彼女に手を差し伸べたのは、ロシア情報庁の幹部である叔父のワーニャ(マティアス・スーナールツ)だった。病気の母親の治療費を工面するため、ドミニカは自分の意に反して、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員になることを決意する。「スパロー」と呼ばれるスパイの養成学校で、自らの肉体を使った誘惑や心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイになるための訓練を受けるドミニカ。やがて、持ち前の美貌と明晰な頭脳で頭角を現わしたドミニカは、ロシアの機密事項を探るCIA工作員ナッシュ(ジョエル・エドガートン)に近づきミッションを実行。二人のスパイは互いに惹かれ合いながらも、それぞれのキャリアや忠誠心、国家の安全を賭けて騙し合いの連鎖へと陥っていく…。

▼予告編



ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence、1990~)が盟友フランシス・ローレンス監督(Francis Lawrence、1971~)と本音で語り合う! :



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