

作品データ :
製作年 2017年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 129分
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督が、同作の原作者・西岸良平(さいがん りょうへい、1947~)の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジードラマ。人と妖怪や幽霊が仲良く暮らす不思議な街・鎌倉を舞台に、急死した新妻の魂を取り戻すべく黄泉の国へと旅に出た主人公・ミステリー作家の冒険の行方と夫婦の愛をノスタルジックかつユーモラスに綴る。和装に身を包み多趣味なミステリー作家を堺雅人、年の離れた妻を高畑充希が演じる。そのほか堤真一、安藤サクラ、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒らが出演。
ストーリー :
鎌倉に暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに嫁いだ年若い妻・亜紀子(高畑充希)は、その生活に驚くばかり。道を歩けば、人間ばかりでなく、魔物や幽霊、妖怪や仏様、神様、貧乏神、死神(安藤サクラ)までも現われるのだ。ここ鎌倉は、どうやら人と人ならざるものたちがあちこちに仲良く暮らす街らしい。何千年も昔から妖気が溜りに溜まっていろいろな怪奇現象が起こるけれども、鎌倉では普通のことのようだ。
本業の小説執筆のかたわら、鎌倉警察の捜査に協力して魔物がらみの怪事件を解決する探偵としても活躍する夫・正和。彼はその上、鉄道模型収集やら熱帯魚飼育やら多趣味でもあり忙しい。そんな一色家に、実年齢130歳? の家政婦・キン(中村玉緒)、腐れ縁の編集担当・本田(堤真一)、果ては貧乏神(田中泯)が居座るなど個性豊かな面々が次々に現われ、騒がしい日々が続く。それは亜紀子の理想とはちょっと違うけれど、楽しい新婚生活ではあった。
しかし、正和には亜紀子に隠していた秘密があった。その秘密が原因で正和は結婚に疑問を感じて生きてきたようだ。正和はなぜ亜紀子を見初めたのだろうか?
ある日、病に倒れた正和が目を覚ますと、亜紀子の姿が消えていた。夫への愛にあふれた手紙を残して—。なんと亜紀子は不慮の事故で亡くなっており、黄泉の国(あの世)に旅立っていたのだ。失って初めて気づく妻・亜紀子への愛。正和は亜紀子の命を取り戻すべく、江ノ電に乗って自らも黄泉の国へと向かう黄泉の国へ向かう。そこで彼を待っていたのは、亜紀子を黄泉に連れ去った魔物たちとあの人の姿…。一色夫婦の命をかけたDESTINY=運命が、今動き出す―。
▼予告編