映画『バーフバリ 王の凱旋』 | 普通人の映画体験―虚心な出会い

普通人の映画体験―虚心な出会い

私という普通の生活人は、ある一本の映画 とたまたま巡り合い、一回性の出会いを生きる。暗がりの中、ひととき何事かをその一本の映画作品と共有する。何事かを胸の内に響かせ、ひとときを終えて、明るい街に出、現実の暮らしに帰っていく…。

2018年1月5日(金)新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿3-15-15、JR新宿駅東口より徒歩5分)で、18:35~鑑賞。



作品データ
原題 Baahubali 2-The Conclusion
製作年 2017年
製作国 インド
配給 ツイン
上映時間 141分

日本公開 2017年12月29日

伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語を描いてインド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でもロングランヒットを記録した歴史アドベンチャー大作『バーフバリ』2部作の後編。主人公シヴドゥが知る父バーフバリと母デーヴァセーナを巡る悲劇の物語と、裏切りの暴君バラーラデーヴァに戦いを挑むシヴドゥの復讐の旅路を壮大なスケールで描き出す。監督・脚本のS・S・ラージャマウリや主演のプラバース(シヴドゥと父バーフバリの二役)をはじめ、前作のスタッフ(撮影のK・K・センティル・クマール、音楽のM・M・キーラヴァーニら)やキャスト(ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、タマンナー、ナーサルら)が再結集。

ストーリー
遥か遠い昔、インドに栄えたマヒシュマティ王国。自らが伝説の英雄バーフバリの息子であることを知ったシヴドゥ(プラバース)は、父の家臣カッタッパ(サティヤラージ)から、ある裏切りによって命を絶たれ、王座を追われた父の悲劇を聞かされる…。かつて、蛮族カーラケーヤとの戦争に勝利を収め、国母シヴァガミ(ラムヤ・クリシュナ)※から王位継承を託されたアマレンドラ・バーフバリプラバース)は、自らが治めることになる国を視察するため、忠臣カッタッパと共に身分を隠して旅に出た。その途中、クンタラ王国の国王の妹デーヴァセーナ(アヌシュカ・シェッティ)と恋に落ちるバーフバリ。だが、王位継承争いに敗れた従兄弟バラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)※が、バーフバリとデーヴァセーナの仲を裂き、バーフバリを王座から引き摺り下ろそうと卑劣な陰謀を企んでいた。やがて、王位を奪ったバラーラデーヴァは、バーフバリと生まれたばかりのその息子を亡き者にしようとする…。父バーフバリはなぜ殺されなければならなかったのか?母デーヴァセーナはなぜ25年もの間、鎖に繋がれていたのか?すべてを知った若者シヴドゥは、マヘンドラ・バーフバリを名乗り、暴君と化したバラーラデーヴァに戦いを挑む!

50年前、マヒシュマティ王国を建国したヴィクラマデーヴァ王が急死し、時を同じくして王妃も病死する。後には生まれたばかりの王子アマレンドラ・バーフバリが残され、国務は王兄ビッジャラデーヴァの妃シヴァガミが代行することになった。これに反発する家臣の一部が謀反を計画するが、シヴァガミは家臣たちを取り込み謀反を防ぎ、首謀者たちはカッタッパに斬り捨てられる。ビッジャラデーヴァは息子バラーラデーヴァを王位に就けるように提案するが、シヴァガミは「バーフバリとバラーラデーヴァのうち、より優れた者を王位に就ける」と宣言する―。

▼予告編



▼ cf. 『バーフバリ 伝説誕生』(『バーフバリ』2部作の前編、インド公開:2015年7月10日、日本公開:2017年4月8日)ダイジェスト映像