自愛は自分勝手?
セルフラブや自愛という言葉を使うと、自分勝手と混同されることがあります。自分を大切にすることに、抵抗や罪悪感を感じるという方も少なくないようです
ちなみに「自愛」という言葉に抵抗がある人は、まずは「自分を大切にすること」に置き換えてみてくださいね。以前、男性で愛という言葉が気恥ずかしいですとこっそり教えていただいたことがあったので、補足まで
自愛からくる行動と、自分勝手なふるまいの差はこんな風に現れると考えます。
自愛、そして自分を大切にすることとは...
- セルフケアをすること
- 自分の本音を聞くこと(最初はいじけて反応が鈍いとしても)
- 自分のあるがままを認め、変わっていける自分であること
- 一人の時間も楽しめること
- 自分の境界線を尊重すること
- 自分自身の「選択」であること
- 表裏なく、心からの表現ができること
- 他者を利用すること
- 他者と比較し、優位に立ちたいと思うこと
- 他者を判断すること(ジャッジ、決めつけること)
- 他者承認を求めること
- 自己防衛からくる反応
- 間違いばかり気になる、誰も許せない
- 〇〇でなければならない、〇〇であるべき…条件付きの価値感
いかがでしょうか?
自分勝手なふるまいの根底には、他人より優位であることを確認することで、自分は大丈夫と思いたい、安心したいという気持ちが隠れているのかもしれません。
この場合「優位になりたい」よりも「安心したい」がきっと本音。
傷つきたくないという思い、怖いという感情は誰もが持っていますが、ただ怖がるのではなく、自己信頼を高めることで安心感を深めたいですね。(自己信頼も自愛から生まれます。)
自愛はポジティブ教?
SNS上のキラキラや、ポジティブ教に惑わされる必要もないです
自分を大切にすることは、自分がそう感じることであって「映え」は関係ないですし、
自分のこれまでの軌跡は認め、労わりたいですが、
自分へのご褒美が必ずしもお金をかけることだったり、他人に見せるものである必要はありません。
ポジティブが良くて、ネガティブが悪でもありません。
赤ちゃんが笑う時はポジティブなエネルギーなので愛します、泣いたらネガティブなので愛せません、ではないですよね。笑っても泣いても赤ちゃんはあるがまま。
泣いたらどうしたのかな?と気になるのが自然な愛と思います。自分に対しても、同じように気にかけてあげられるのではないでしょうか。
ネガティブにならないようにするのではなく、ポジティブとネガティブのグラデーション、陰陽の濃淡があるということに気づくことが大事だと思います。
そのグラデーションのどこにいても、いつでも今ここに在る自分の身体、呼吸に戻ってこられることを知っている。これは、禅やマインドフルネスで学ぶ姿勢です。
こんなに自分を大切にすることって大事なのに、学校で教えてもらえないし、話す人を選んでしまうのがちょっと残念。少なくとも初対面の人とのアイスブレークや飲み会で盛り上がる話題ではないかな…
スピリチュアル頼みでもなく、知識だけでもなく。日常のちょっとした場面で実践するかも大事なセルフラブ(自愛)。今年は、セルフケアの実践セッションも企画したいなぁ
興味ある方がいらっしゃいましたら教えてくださいませ!