以前の私は自己愛のない人間でした。
多分数値はマイナスに行っていたのではないかと思いますw
私の場合、それは家庭の中で注目や愛情を受けられなかったことに起因します。
というか普通の家庭だったし、今となってはごく普通に育ったことはありがたい、と思うんですが。
でも、私はもっと明確な愛情を求めていたんだと思います。
姉弟が多いせいもあり、それが得られなかったため、自己愛がないくせに「人を助けること」について妙に使命感の強い、変な人になってしまいましたw
そしてアラフィフになり、とんでもない人(過去話参照)と出会うまで、私が魅かれる人といえば:
(1)愛情をくれない手の届かない人
(2)家庭に問題がある、影のある人
の2種類でした。これは失敗が目に見えていますよね
つまり、無意識に「自分が愛されない環境」を選んでいたのです。
潜在意識で「自分は愛されない」とでも思っていたんでしょうね。
そんな中で行き着いた先が究極的なナルシシストでした。
それはまるでダークな運命の出会い…(なんじゃそりゃw)
スピリチュアルな闘いの始まりでした。
なーんて言うとちょっと変な人に聞こえるかもしれませんが、私もこんなこと経験するまでごく普通~に3次元の人でしたよ。
しかしこれは本当に、3次元の世界では普通に接していても、それを超えた世界でせめぎ合っているような繋がりでした。
負けたら精神乗っ取られる、的な。
これだから「洗脳」ってあながち馬鹿にはできませんよ。
そして私は勝ち、今に至ります。
勝つっていうのは別に相手をコテンパン(死語)にしたとかそういうわけではなく、トラウマボンドをぶった切って永遠に縁切りをしたということです。
そして究極的な勝利は、相手が今どこで何をしていようと、何を言っていようと、屁にもかけていないということです
🌸🌸🌸🌸🌸
この勝利は新型コロナのおかげによるところが大きかったんですが(何せ物理的に隔離されましたからね)、しかし私にとっての一番の障壁は自分自身でした。
この、今まで培ってきた「自分を後まわしにしても誰かを助けたい」という強い気持ち。
しかしこれは優しさや正義感というよりは、そうすることで自分の価値を見出したい、という気持ちだったんだと思います。
その時は意識していなかったけど。
そうやって、本当に自分のエネルギーを注ぐべき自分をないがしろにして、中途半端に他人を助けようとしたり、誰かに好かれようということにエネルギーを注いでいたので、エネルギーがダダ洩れだったんです。
だからナルシシストに狙われた、というか、出会った時に電撃的な一目惚れみたいになったんですよね。
何せ、相手と自分の「需要と供給」が合ったわけですから。
その一目惚れは愛ではなく、暗い運命に導かれる(可能性もあった)蟻地獄への道標でした。
なんのこっちゃ、と思うでしょうが、これは経験した人でないと表現しにくいですね。
と、ここで言いたいのは、私が持っていた「誰かを助けたい」「彼を癒したい」という妙な使命感が、私が彼のもとを去る足かせになっていた、ということです。
その時は、彼がれっきとした精神障害を持っていたことは知りませんでした。
それは本人が治したいと思って、セラピストなり病院なりに通わなければどうにもなるものではなかったでしょう。
しかし暴走勘違い女だった私は、自分がいないと…みたいな罪悪感に支配されてしまっていたんです。
今思えば、それが相手の狙いだったんでしょうが💦
しかし私は相手を完全に断ち切ることができました。
そして、助けるべき、癒すべきは彼ではなく自分の方だと気づいたのです。
というか、ヤツも相当癒しが必要だろうけど、それは私の知ったことではないのです。
自分で気づいて自分でやるしかない。
私はその時すでに、彼の持ち込むアホらしいドラマやカオスに心底うんざりして「私はこんなドラマに付き合って、自分の人生を滅ぼしたくない。私は明るい世界で幸せな人生を送りたい」という気持ちになりました。
そして3次元の世界ではノーコンタクト、5次元の世界では「へその緒」をぶった切って精神的に武装し、やっと縁を切ることができました。
これは多分、こういう関係に身を置いたことがある人でないと分からない感覚でしょう。
しかしこんなの、経験しなくてよければそれが一番良いのです。
ということで、こんな経験を通して、私はやっと自分を愛すること、自分にエネルギーを与えること、そして自分のために人生を切り開くことを覚えました。
私は「自分の言うことが正しい」と言っているわけではありません。
でも、人間関係のトラブルを解決するのは割とシンプルな事だと思うのです。
それは自分を愛し、自分を大切にすることです。
自分を愛せば、自分が何を受け入れるべきではないかは自ずと見えてきますし、いやなことにははっきりと「NO」と言って境界線を引くことも可能なのです。
他の人の面倒をみてばかりで自分のことは後回しにならないよう、まずは自分のニーズが何かを考えてみてくださいね
Kei