何やら最近、
「自己肯定感」という言葉が
やたらと目に入ってきます。
自己肯定感が大事
自己肯定感を上げる
自己肯定感を育む
私自身、この「自己肯定感」を得ようと
長いことすったもんだしてきたクチですので、
大切さはすごくよく分かります。
と同時に、
陥りやすい勘違いポイントも分かる。
今日はそんなことを書いてみようかと思います。
*
そもそも「自己肯定感」とは、なんなのでしょう。
この得体の知れない、
しかし存在感のある言葉(笑)
ちょっと調べてみました。
自己肯定感とは、
自分のあり方を積極的に評価できる感情、
自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉です。
（出典 実用日本語表現辞典）
なるほど、やっぱり、という感じ。
やっぱり、というのは、
当然意味としてはその通りだし、
今となってその本質が理解できるけれど、
こういう表現だからこそ、
勘違いしやすいのかなとも思うのです。
特に、「肯定できる」という言葉を用いること。
その上で、↓こんな定義があると、
また勘違いしてしまうこともあるのかも。
自己肯定感が高い子どもとは、
「自分が価値のある存在である」と感じていたり、
自分に自信がある子どもだといえます。
その特徴としては、様々な物事に取り組む意欲が高いことがあげられます。
（出典 中央教育審議会
次代を担う自立した青少年の育成に向けて（答申） 平成19年）
「価値のある」
「自信がある」
という言葉。
こんなところに引っ掛かりを感じる方も
少なくないのでは？
自分は「価値がある」と思えていない…
自分は「自信がある」と言い切れない…
だからダメなんだ…
と、自己肯定感という言葉に囚われて、
自己肯定感が低下するという罠。
何を隠そう、
私がこの罠に引っかかりまくってきたので！(笑)
なぜなら、
「肯定できる」
「価値がある」
「自信がある」
には、
あるレベルに達しなければいけない！と
そう思い込んでいたからです。
例えば、
素敵なあの女性は自己肯定感が高い！
私も自己肯定感を高めるために、
前向きに考えて、
ポジティブな言葉を使って、
いつも笑顔で穏やかに、
前に進んでいこう！
とかね。
理想を完璧にできるようになってこそ、
自分にオッケーが出せる。
自分に価値があるように思える。
自信が持てる
と、思い込んでいたのですよ。
自己肯定感を高めるために
必要な条件を設定していた、ということ。
（自分で勝手に。）
そして、
どこが勘違いポイントかと言いますと、
ここです。（え？どこ？）
自己肯定感を高めるために
必要な条件を設定する。
ここ。
これが、要らないんです。
必要な条件なんてないんです。
どんなに自分がイケていなくても、
どんなに自分がみじめでも、
どんなに話が長くてわかりづらいと言われても、
（参照：昨日の記事 (;^_^A）
そのダメダメな自分を全部引き受けること。
それができること。
それが、自己を肯定するってことです。
どんな時でも、常に自分の味方でいること。
あー、ダメダメ。
ホント私ってダメダメ。
イケてないわー。
最悪だわー。
で、どうするよ？
と、
最終的には、
これからの未来を考えて、
自分で一歩を踏み出していくこと。
ダメダメのままで。
これが、自己肯定感。
最高になれたから
素晴らしくなれたから
自信が付いたり
価値が上がったりして
「自分」を「肯定」できるようになるのではなく、
このままのダメダメを丸ごと引き受けること。
もう、しょうがないね、
私ってこんなダメダメなところあるもんね。
たいしたことないわ。
と、いい意味での諦めができること。
（↑あー、ここ難しかった！最大の難関だった！）
自己肯定感が大事ということは、
もう本当にその通りなのだけれど、
「上げよう」とか
「育もう」とかするから、苦しくなる。
特に頑張り女子は。
頑張らなくていい、
って表現好きじゃないけれど、
でも、
「上げよう」とも
「育もう」ともしなくていい。
ありのまま、
今の自分を丸ごと引き受ける。
それだけで自ずと、成長していく。
結果、
「上がる」し、
「育まれる」。
自然にちゃんと、できる。
そう、委ねられること。
そう、自分を信頼できること。
それこそが本物の、自己肯定感だと、
私はそう思うのです。
こんな勘違いに陥っている方、
陥りそうな方、
罠にはまって抜け出せなくなっている方、
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きっと楽になれる。
自己肯定感を体感できるはずですよん。
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