コラム概要
子どもの不登校は、目に見える問題だけで説明できるものではありません。その背景には、親子それぞれの未処理感情が影響している場合があります。本記事では、特に親の未処理感情との関係に焦点を当てて解説します。
未処理感情をためやすい人の特徴
第4部:人生の問題の解消
問題を作っている未処理感情の働き
「どうしてうちの子だけ、学校に行けないんだろう…」 そう感じて、原因を探し続けていませんか?
- 友達関係
- 勉強のストレス
- 先生との相性
もちろん、それらも一因かもしれません。
しかし実際には、不登校の背景に親の未処理感情が関係しているケースも少なくありません。
さらに見落とされやすいのが、「何とかしよう」と考えて対応するほど、かえって状況が難しくなることがあるという点です。
この記事では、不登校を子どもの問題としてではなく、親の感情との関係から捉え直す視点をお伝えします。
- 不安
- 緊張
- 我慢
- 傷つき
こうした感情が積み重なり、限界に達したときに行動として現れます。
まず前提として、不登校は「単一の原因」ではなく、感情の蓄積によって起きるものです。
子どもは、自分の感情をうまく整理することができません。
- 悲しい
- 怖い
- 悔しい
といった感情が処理されずに残ります。
その結果、
- イライラ
- 無気力
- 体調不良
- 学校に行けない
といった形で表に出てきます。
ここでは、「行動の問題ではなく感情の問題である」という点が重要です。
次に重要なのが、親の状態です。
親自身が
- 不安を強く感じている
- 失敗を避けようとしている
- 正しさを求めている
こうした状態にあると、その感情は無意識に子どもに伝わります。
その結果、子どもは
- 間違えてはいけない
- 期待に応えなければならない
と感じるようになり、安心できない状態になります。
つまり、不登校は子ども単体ではなく、関係の中で起きている現象です。
不登校が起きたとき、多くの場合
- 子どもの性格
- しつけ
- 学校
といった外側の原因に目が向きます。
しかしこの捉え方をすると、
- 子どもを変えようとする
- 正しい対応を探し続ける
という関わりになりやすくなります。
この時点で、すでに関係性は「修正する対象」として扱われ始めます。
不安が強いと、人は考えて解決しようとします。
- 原因を分析する
- 対応方法を探す
- 改善を試みる
しかし、親自身の感情に気づかないままこれを続けると、
- 関わりがコントロール的になる
- 正しさを押しつける
- 子どもにプレッシャーがかかる
という形に変わっていきます。
その結果、子どもはさらに安心できなくなり、状況が悪化します。
ここで重要なのは、問題を解決しようとする行動そのものが、関係を硬くしてしまう場合があるという点です。
ここまでを整理すると、不登校の背景には
- 子どもの不安
- 親の不安
が影響し合っている状態があります。
問題は「誰が悪いか」ではなく、
不安がどのように関係の中で循環しているかです。
- 原因を特定すること
- 正しい対応を見つけること
ではありません。
まず、
- 自分は何に不安を感じているのか
- なぜ焦っているのか
といった、親自身の感情に目を向けることです。
この視点が、関わり方を変える出発点になります。
- 子どもの問題
- 環境やしつけの問題
として捉えると、関わりは少しずつ歪んでいきます。
その背景にあるのは、
- 親子それぞれの不安
- とくに親の未処理感情
です。
そして、
- 感情を見ないまま
- 頭で解決しようとするほど
状況は複雑になっていきます。
必要なのは、
- 問題を解決する視点ではなく
- 感情に気づく視点
です。
この転換が、関係を変えるきっかけになります。
今後の記事として検討させていただきます。
