感情消化メソッドを続けていると、「悪化してる?」と不安になる反応が出ることがあります。
しかし多くは、感情処理が再開したことによる一過性の変化で、その後に楽さや頭の静けさにつながる場合も少なくありません。
この記事では、そうした反応の症状と対処法を整理します
前回は
感情消化メソッドに取り組んでいく中で、
気分や生活全体に起こりやすい変化についてお話ししました。
一方で、実際に続けていると、
- 「あれ?これで合っているのかな」
- 「前より感情が揺れている気がする」
- 「なんだか疲れる」
といった、別の変化に戸惑うこともあります。
今回は、
それらがなぜ起きるのか
そして、その状態をどう理解すればよいのか
という視点で整理していきます。
ごく一部の人ですが、次のような反応が出ることがあります。
- 身体が大きく揺れる
- 首や顔に強い引きつりを感じる
- 吐き気や強い不快感が出る
最初にこれを体験すると、
「悪化しているのでは?」
と不安になるかもしれません。
しかし、1‑4〜1‑7で見てきたように、
これらは感情の処理プロセスが再開したことで起こる一過性の反応です。
私自身も同じ経験をしていますが、
こうした反応が出たあとほど、
- 気分が楽になる
- 頭が静かになる
- 身体が軽く感じられる
といった変化を、はっきり感じることが多くありました。
強い反応が出るかどうかは個人差が大きく、
出ない人の方が多いという点も、補足しておきます。
- 緊張が立ち上がり
- それが収束していく
というプロセスが、身体の中で起きます。
そのため、数時間も取り組むと
思っている以上にエネルギーを使い、
「結構疲れた」と感じることがあります。
これは、
何かを間違えているサインではありません。
むしろ、
このメソッドが想定している身体感覚の反応によるもので、自然な疲労です。
適度に休憩を取りながら、取り組んでください。
- 前より感情が出やすくなった
- 上がったり下がったりする感じが強い
と感じることがあります。
これは、
感情が増えたのではありません。
これまで
抑圧や回避によって感じにくくなっていた感情に、気づきやすくなった
という変化です。
感情消化が進むと、
感じないことで保っていた「平静さ」がゆるみます。
その過程で、
揺れているように感じることがありますが、
それは調整が始まっている途中段階ですから、問題ありません。
- 他人に対して、前より率直になる
- 小さな不満や要望を口にするようになる
- 遠慮しなくなった
- 冗談や軽い愚痴が増える
といった変化に戸惑い、
「自分、性格が悪くなったのでは?」
と感じる人もいます。
多くの場合、これは
抑圧が緩んだことによる一時的な違和感です。
これまで飲み込んでいた反応が、
自然な形で外に出始めただけで、
実際に対人トラブルが増えていることは、
ほとんどありません。
むしろ、良くなることの方が多いはずです。
「前の自分とのギャップ」を
強く感じているだけ、というケースが大半です。
日常で気づきを拾っていくと、
- 「こんなにあったのか」
- 「むしろ増えている気がする」
と感じるようになる場合があります。
これは、
トリガーが増えたのではありません。
今まで見えていなかったものが、
見えるようになった
という変化です。
抑圧や回避が弱まるほど、
身体の反応に気づけることが増えるからです。
もし多すぎて扱いづらいと感じたら、
- 「夫婦関係」
- 「仕事の○○プロジェクト」
など、テーマを区切って取り組むのがおすすめです。
- 自律神経のバランスが一時的に揺れ
- 胃腸や体調に影響が出る
ことがあります。
禅の世界で、「禅病」と呼ぶものと同じ症状で、
多くは一過性の変化です。
ただし、
- 強い不調が長く続く
- 明らかに無理をしている
と感じる場合は、
ペースを落とし、休むことを優先してください。
感情消化メソッドを続ける中で起こりやすい
さまざまな変化を整理してきました。
次回からは、感情消化メソッドの具体的な手順ややり方を説明していきます。
今後の記事として検討させていただきます。
