不愉快な人間関係に関する知識】では、交流分析における「ゲーム」の基本知識について紹介しました。

 

今回は、生成AIを使って自分のコミュニケーションの問題を分析する方法について説明します。

分析の手順や考え方は、【「生きづらさ」の原因を生成AIに分析させる】で、生成AIに分析させたときと同様です。

 

 

 

プロンプト(生成AIへの指示)の例  

 

まず、プロンプトの例を説明します。

 

分析結果が長文になりやすいため、AIに細かく指示しないと要約されてしまい、後のワークで使いにくくなります。

試行錯誤の末、やや長めのプロンプトになりました。

 
ここで分析を依頼する各用語の意味が分からない場合は、【不愉快な人間関係に関する知識】で説明しているのでご参照してください。
 
【プロンプトの例】

文末に、私がが困っているコミュニケーションを説明します。
この中から、交流分析(心理ゲーム)に関する以下の項目を知りたいです。
各項目で推察されるもの書き出してください。

■他者否定・自己否定
 他者否定:
 自己否定:
■私がゲームのターゲットにされる弱点・特性
■弱点・特性の背景にある心理的要素
 禁止令:
 ラケット感情⇔本来の感情:
 ドライバー:
 人生脚本:
■このゲームにハマらないためのアドバイス
■上記の分析は、私のコミュニケーションのどの事実から推察されるか
 
【補足】

  •  出力はプレーンテキストでお願いします。
  • 各項目ごとに、想定される内容を複数列記してください。
  • 回答は、1回答1行でシンプルな箇条書きで列記してください。
  • ラケット感情と本来の感情は「○○⇔○○」のように対で記載してください。

ーーー私が困っているコミュニケーションーーーー
<困っているコミュニケーション>

 

 

 

困っているコミュニケーションの書き方

  
具体的なコミュニケーション事例として、困っている状況を記述します。

相手の発言や、自分の考え・感情、困った点、言動、相手の反応などをできるだけ詳しく書くようにします。

以下は、私の知人から受けた相談内容をもとに、具体的な部分を省略し、想像で補った文例です。

やや抽象的ですが、生成AIはそれなりに分析してくれます。

 

また、文例は相談風に書いていますが、日記風に書いても分析してくれますよ。

 

【困っているコミュニケショーンの書き方の例】

上司は、私のやり方を否定し、細かい指示を指摘してきます。
その指示の妥当性は疑問があっても、圧を感じて疑問を言えず、受けてしまいます。
私は、若いころに上司に反論するタイプの人間でしたが上手くいかず、その後上司には極力従うタイプに変わりました。

その後、うまく対応できずに叱責されてしまい、どのように対応すればよいかわからなくなります。

後になって「本意を確認すればよかった」と考えることが多いですが、
指示をもらった時には、それを忘れて上手くいきません。


 

AIの分析結果から、コミュニケーションを振り返る


実際に私の悩みをこの方法で生成AIに分析させてみると、禁止令などの分析よりも精度がやや落ちる印象があります。

 

しかし、ざっくりとした内容でも、AIが必要な項目を抽出・整理してくれるため、多くの気づきを得ることができました。
 

AIの分析結果を見返すことで、見落としていた点や伝え忘れていた内容に気づくことができ、振り返りにも役立ちます。

 

さらに、追加情報を加えて再度AIに分析してもらうことで、より深く自分自身を理解できると思いますよ。

 

 
 

生成AIの回答例

 

 

■他者否定・自己否定

 他者否定:

 ・上司があなたのやり方を否定している

 ・細かい指示であなたの判断を認めない

 自己否定:

 ・疑問があっても言えず受け入れてしまう

 ・叱責されて自分の対応に自信が持てなくなる

 ・指示に従うことを優先し自分の意見を抑えている

 

■私がゲームのターゲットにされる弱点・特性

 ・反論せず従う傾向がある

 ・圧力を感じると自分の意見を言えなくなる

 ・指示の妥当性を疑問に思っても行動に移せない

 ・叱責されると対応方法が分からなくなる

 

■弱点・特性の背景にある心理的要素

 禁止令:

 ・「自分の意見を言ってはいけない」

 ・「反論してはいけない」

 ラケット感情⇔本来の感情:

 ・無力感⇔怒り

 ・不安⇔自信

 ・罪悪感⇔納得

 ドライバー:

 ・「人に従いなさい」

 ・「完璧でいなさい」

 人生脚本:

 ・「自分は上司に逆らえない」

 ・「従っていれば安全」

 ・「反論すると失敗する」

 

■このゲームにハマらないためのアドバイス

 ・指示の本意を確認する習慣を持つ

 ・疑問や違和感を言葉にしてみる

 ・自分の感情を認識し、ラケット感情に気づく

 ・上司とのコミュニケーションパターンを客観視する

 ・自分の価値観や意見を大切にする

 

■上記の分析は、私のコミュニケーションのどの事実から推察されるか

 ・上司の否定的な指示に疑問を持ちながらも従ってしまうこと

 ・若いころ反論してうまくいかず、従うタイプに変わったこと

 ・叱責されると対応方法が分からなくなること

 ・指示の本意を確認できず、後悔することが多いこと

 ・指示を受けた時に自分の考えを忘れてしまうこと

 
 
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