アドラー心理学で心を整える

アドラー心理学をヒントに、自分の心の健康や歪みに気づく方法を考えるシリーズです。

 

【目次】

 
自己欺瞞というのは、「自分を欺く」という意味です。
 
何かやらなければいけないことや、やりたいとことがあるときに、何かとできない理由をあげるのも自己欺瞞です。
人のため社会のためと理由でやっていることが、実は評価を求めている場合もあります。このときの「人のため社会のため」というのも自己欺瞞です。
 
人生の課題から目をそむけたり、不健康な行動をするときの理由として自己欺瞞が使われます。
 
つまり、自己欺瞞を使うとき勇気がくじけています。
 
この自己欺瞞の仕組みを知って、気づけるようになると、人生の課題に向き合いやすくなり、人生が改善していきます。
 
 
 

 

自己欺瞞
 
「今した方が良い」「いまするべきだ」と思うことがあるのに、何かと理由をつけてやらないことがあります。
  • 今はタイミングが悪い
  • もっと準備をしてからのほうが良い
  • 体調の良い時のほうが良い
このような理由は多くの場合、ただの言い訳です。
良いタイミングは来ませんし、準備はしませんし、体調が良い時もしません。やりたくなくて、体調が悪い気がしているだけかもしれません。
 
やりたいこともそうです。
「旅行にいきたい」「友達と遊びに行きたい」そういった気持ちがあっても、理由をつけてやらないことあります。
  • 時間がない
  • お金がない
  • やり方が分からない
これらも、ただ会社に休暇を申請すれば良いだけ、貯金も十分あったり、やり方は教わればよいだけです。
「たかが、旅行や遊びじゃん」と思うかもしれませんが、これが人生の課題だったりすろと、これらに取り組まないことで人生の改善がしない理由かもしれません。
 
 
恐れが関係する
 
「やるべきなのに、できない」時には、恐れが関係しています。
その恐れによって勇気がくじかれているのです。
 
 
例えば、「やるべきなのに、できない」というのは、「上手くできないかも」「すでに手遅れかも」という直接的な恐れだったり、家族などから「仕事ばっかり!」と批判されることを恐れていたりします。
 
「やりたいのに、できない」というのも、「うまくできない(楽しめない)」「時間とお金を無駄にする」という直接な恐れだったり、家族から「自分ばっかり」という批判への恐れだったりします。
 
気持ちが向かなかったり、自己欺瞞(言い訳)が多くなってきたら、自分が何を恐れているかを探ってみましょう。
 
 
特に、過去の手痛い経験があるものは、恐れになっていることが多いと思います。
課題への取り組み
 
仕事に関する締切は、気持ちが向かなくても、なんとか取り組んでいけると思います。しなければ、すぐに手痛い批判にさらされたり、不利益を被るからです。
 
「友人の課題」、「愛の課題」、「自分の課題」から目をそらすために使っている人は多いと思います。すぐには、批判も不利益も被らないからです。
 
でも、豊かな共同体感覚を感じ、幸せな人生を送るためには、友人の課題や愛の課題はとても重要になります。
 
 
これに取り組まないようにしている自己欺瞞には注意を払いましょう。
 
参考図書

以下の本の中で、自己欺瞞に気づくワークが紹介されいています。

 

講義の参加者とのやり取りの一部が掲載されていて、参加者が自分の自己欺瞞に気づいていく例がいくつか掲載されているので、参考になると思います。