アドラー心理学で心を整える
アドラー心理学では、行動のすべてに目的があると考えます。
勇気がくじけている人は、不健康な行動をしますが、それにも目的があります。
ここでの「不健康な行動」というのは、人生の課題から目を背けたり、共同体感覚を損なう行動です。
この不健康な行動の目的に応えてしまうと、その不健康の行動は止まりません。
トラブルに巻き込まれやすい人は、目的に応えやすい人だと思います。
アドラー心理学の行動の考え方
基本的な考え方を整理してみましょう。
アドラー心理学では、人の行動には目的があり、その目的は誰か相手役がいると考えます。
その目的は無意識のものも多く、本人も気づいていない場合ことが多いものです。
不適切な行動というのは、課題解決に向き合うのとは別の目的を持つもので、その目的は人の行動や関係性をコントロールしようとするものです。
その目的の相手に選ばれると、迷惑をかけられたり、勇気をくじかれることになります。
そして、その目的に応える人が相手役として選ばれます。
不適切な行動の目的
主な不適切な行動の目的として以下のものが挙げられます。
- 賞賛を得る
- 注目を得る
- 勝つ、支配する
- 傷つける
- あきらめさせる
これらの目的は以下のような行動につながります。
- 能力は成果をアピールする
- 騒ぐ、目立つ
- 戦いを仕掛ける
- 人が困ることをする
- 無気力を誇示する
建設的ではない行動であれば、その目的に応じないようにします。
例えば、授業中によく騒ぐ子供がいた時に、それを執拗に注意していけません。その行動の目的が、注目を集めて関わってほしいからです。「注意する」というのは、「注目を集める」「かかわりをもつ」という目的が成功することになるので、その行動が継続したり増えたりするからです。
このような目的に応えることで行動が継続したり増える関係性を、行動分析では行動随伴性と言い、目的を強化子と呼び、詳しく研究されています。
目的は、上にあげたもの以外にも、「同情を得る」「援助を得る」など、いろいろ考えられます。
相手の感情に働きかける
不適切な行動は、相手役に求める行動を起こさせるような感情を引き起こします。
不適切な行動を仕掛けてくる人に対応するためには、自分の中の感情にも注意を払う必要があります。
その感情に突き動かされると、相手の目的に乗ってしまいます。
相手の仕掛け、自分の中の感情に反応しないことが重要になります。
相手の目的、自分の感情との関係を知り、練習することで対処がしやすくなっていくと思います。
対処方法などの詳しい情報
上でお話をした仕組みを整理された表は色々な著書などで整理されていますので紹介します。
以下のホームページで詳しく紹介されています。
以下の著書で掲載されている表を引用します。
表のほか、ここでも仕組みや対処方法が詳しく書かれています。

