宝彩さんの整理では、愛による思考になれば、幸せに暮らせるとなります。この時、不満や不安もありませんから怒ることはありません。
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では、夫婦関係や親子関係で「あなために、言ってるの!」と怒るのにはどのような思考や欲が関係しているのでしょう?
一見愛情からくる言葉に見えますが、こう言わせているのは愛ではありません。
別の欲が隠れています。
私は離婚の数年前から、ほとんど子供に会えなくなってしまいました。単身赴任で定期的に帰っていましたが、いろいろあって元妻から子供と会うことを拒否されていたからです。
これは私にとってとても苦しいことで、心の勉強や取組によって心の健康を取り戻した後も、子供に会えない苦しみと元妻への憎しみによる苦しみがありました。
町で親子の姿を見かけると、なんとも苦しい気持ちになっていたのです。
この苦しみを乗り越えるために、「子供に会いたい欲求」や「子供への愛情の欲求」を開放したり、「子供なんて、どうなっても構わない」と思うのが良いと考え取り組んでみましたが、上手くいきません。
私が苦しいのは、「子供への愛情」が原因だと思い込んでいたのですが、違っていました。
ある時、自分の苦しみが「子供から大切に思われたい」という欲からくるものであることに気づきました。
この欲を解放しようとした時、たまらない悲しみが一瞬こみ上げましたが、心が軽くなるのを感じました。
そして、子供たちとの楽しい思い出で苦しくなることが減って、「子供たちは幸せに暮らしているかな~?」と、安心して自分の中にある子供達への愛情を感じることができるようになりました。
話を戻します。
「あなたのために!」という言葉や行為のほとんどは愛からくるものではありません。
それをする人の都合からくるものです。
夫婦の場合で考えると以下の欲が関係することが多いはずです。
- 良い妻と思われたい
- 自分が正しいと思われたい
(自分の価値観を維持したい) - 自分の人生を豊かにしたい
(夫が優秀であってほしい)
つまり、自分勝手な欲からくるものです。
ところが、「あなたのために!」とつくと愛のように思ってしまいます。
している本人も、されている方も、そう勘違いすることが多いと思います。
実は、これはモラハラの関係でよく出てくる「愛と見せかけた支配」の構造です。
支配する側もされる側もボロボロになるまで気づかないことが多いようです。
このような構造は、親子でもよく見られます。
愛だと思って子供を支配していしまうのです。
生真面目な人ほどそうなりやすいと思います。
- 良い親でありたい
- 子供の考えや行動を正したい
- 立派な大人になってほしい
これらは、上の夫婦の関係とよく似ていますね。
これが行き過ぎると支配になり、いわゆる毒親になります。
親子の関係で愛と欲を見分けるのは、夫婦の関係よりも難しいかもしれません。
どうしても、保護したり教えたりすることは必要になるからです。
見分ける良い方法だと思うのは、イライラ・キリキリするか楽しいかだと思います。
元妻は、宿題をやらないと子供によくキレていましたが、私が見てあげるとよく言うことを聞いてくれました。
私は子供の宿題を見てあげるのが楽しかったからかも知れません。
イライラ・キリキリしたら、自分の欲に気づいて対処することを心がけると、よりよい親子関係になるのかもしれませんよ。
私は読んでいませんが、宝彩さんの著書には子育てのものもあります。
