気分も頭も、いつもスッキリしている状態になる方法を考えていきます。
上手になると、不満や不安が減り、頭がクリアで良いアイデアが思いつきやすくなります。
認知行動療法のウツの治療にコラム法という、苦しい考えに気づいて考えを修正していく方法があります。
それによく似たことを、禅的なアプローチで考えます。
「考えの修正」の仕方はコラム法とは異なりますが、コラム法の参考にもなると思います。
ここでは、気分と思考と欲の関係を以下にようにとらえて、紐解いていきます。
最初のステップは、「気分や思考の動きに気づく」です。
簡単そうでしょ?
でも、実は結構難しくて、練習が必要になります。
例えば、誰かに何かを言われて、「は~?何言ってんだよ!」と腹が立つことがあります。
こんな時、理由を聞かれたときに 「あんな言われ方したら、腹立つよね?」と同意を求めたりしますが、このようなときは、自分の中で起きていることの気づいていない状態です。
まず、腹を立てる原因になった "考え" に気づく必要があります。
その考えを探ると、以下のような考えに気づいたりします。
- 私の考えを無視された
- 私の立場を無視された
でも、これだけだと腹を立てた理由になりません。
腹を立てるときは、「それじゃ、困る」という考えがありますが、それを具体的に知る必要があります。
それを考慮すると、
- 私の考えを無視されて、バカ扱いされたように感じがして、みじめな気持ちになった。
- 私の立場を無視されたら、私の評価を落とすことになりそうで、不安になった。
ということに気づいたりします。
ここまでくると、その元になる欲にも気づけます。
上の例ですと、以下のようになります。
- 「バカ扱いされたくない」
⇒「優秀と思われたい」 - 「評価を落としたくない」
⇒「評価が欲しい」
自分の欲にたどり着くと、いろいろと対処の仕方があります。
そもそも、欲に気づいただけで、「気にしすぎだった」「勘違いがあった」ということに気づいて、心がラクになったり頭がスッキリすることもたくさんあります。
自分の考えに気づくのは簡単そうに思いますが、実際はそうでもありません。
例えば、「はーっ、なんだかな・・・」という気持ちになるのは、気分を悪くすることを考えた結果です。
連鎖反応的に沢山考えて気分が悪いことに気づいても、自分で何を考えて気分が悪いのか分からなくなったりします。
「STAY HOME の苦しさを改善する 」でお話をしたように時間を持て余すと、不満や不安なことを考えやすい癖が思考にはあって、気づかないと不満や不安に関する考えは、連鎖反応的にどんどん増えていきます。
そのようにして多くの考えで頭がいっぱいになってからだと、気分から欲までの心の動きを紐解くのが難しくなってしますから、なるべく早く気付いた方が良いことになります。
多くの人は気づこうとしないので、頭は不愉快な考えがいっぱい残っています。
練習すると、多種多様な不愉快な考えをしていることに、気づけるようになったり、思考の連鎖反応を止めることができるようになっていきます。
最初は、思考の動きよりも、気分の変化のほうが気づきやすです。
注意を向けていると気付けます。逆にいうと注意していないと気づけません。
例えば、「くそ~、なんであんな失敗したんだ。あの時、気をつけなきゃって思ったのに。あ~怒られる。そう言えば、あっちは大丈夫か?」という調子で、自分が気分が悪くなっていることに気付かず、ぐるぐる考えていたりします。
そして気づいたときは、「あ~苦しい、なんかやばい・・・」と考えていた内容の詳細を忘れていたりしりします。
気分や思考に注意を払っていると、このような考えを沢山していることに気付くと思います。
まずは、自分の気分に注意を払って、「気分の悪い思考が始まった」ということに気づけるように練習します。
気分が悪くなることに気づきやすくなる練習に、記録する方法があります。
私は、気分が悪くなった場面やその時の考えを記録をしてみています。
まとまった時間ができたときに、自分の中で起きた思考や欲を振り返るためです。
私もまだ練習中ですが、今は以下のようなスマホのアプリを使っています。
特徴:
- カテゴリ別にカウントできます。
- メモをつけられるので、後で振り返るのに便利です。
- カレンダーで管理してくれるので、心の変化の指標にすることができます。
以下、画面イメージです。
上のやり方は、以下に書かれていた方法を、私のやりやすいようにアレンジしたものです。
この本では、弟子の小松茸君がユニークな方法を紹介しているので、興味がある方はどうぞ。


