「強迫観念:気になって仕方がない」では、強迫的な感覚についてお話をしました。
不安や恐れは、以下のような「反応のしやすさ」にも影響を与えます。
- 些細なことに驚く
- 動揺しやすい
- 感情的になりやすい
- 怒りやすい・キレやすい
逆をいうと、これらの傾向がある人は、自分でも気づいていない、不安や脅威を感じているのかもしれません。
最近以下のドラマで、犯人が追い詰められた時(つまり、脅威を感じた時) に出てくる反応といて、3つのF(Freeze ,Flight ,Fight )が、頻繁に登場します。
3つのF というのは、以下のような反応です。
ドラマでは、追い詰められた人は、以下の順で反応が現れるとしています。
- Freeze:身構える
- Flight:逃げる
- Fight:戦う
脅威を認識した後とは、意識とは別の原始規定な脳の働きでこれらのは脳が怒ります。
まず、脅威にのみに意識が集中し身構えます。
次の変化に即座に反応できるように、体には緊張しピリピリしてきます。
複雑な思考力は低下し、反応速度を優先します。
つまり、脅威を感じている時は、反応しやすくなります。
過去に辛い経験が継続したり、衝撃的だったりして心にキズを負っていると、不適切なところで不安や脅威を感じるようになります。
不適切であっても脅威を感じれば、前述した3つのFの仕組みが働き、反応的になります。つまり
- 些細なことに驚く
- 動揺しやすい
- 感情的になりやすい
- 怒りやすい・キレやすい
これらの脅威への反応は、私たちが野生で暮らしていたころに外敵に対処できるように備わった機能です。
ですが、現代の人間関係を中心とした社会では、この反応は役に立ちません。むしろ、邪魔になることもあります。
そもそも、脅威の対象が今起きていることではなく、過去の経験からくるクセのようなものですから、今の状況には不適切な場合が多いのです。
ですから、自分が反応しやすいことにきづいたら、それが適切かどうかをよく観察する必要があります。
以下の本は、お坊さんが仏教的な考えを分かりやすく書いた本です。
ブッダは、この「反応しやすさ」の問題や、多くの人がこの影響を受けていること気付いて、人に対処方法を教えてきたのです。
それがサティ(英訳:マインドフルネス)です。
基本は、自分が「何に、どのように反応しているか?」を詳しく観察することです。
自分を詳しく観察できるようになって、反応しかけている自分に気付ければ、反応を止められるようになります。
ただ、なかなか難しく、私も気付けるのは反応しきったあとに、「また、やってしまった・・・」の方が圧倒的に多いです。
そこで、私は自分が反応したことに気付いたらメモをしておいて、後で時間を作って、振り返ることにしています。
- 何に反応しているか?
- 反応の中に不安や脅威はないか?
これらを振り返って、不安を脅威を感じたら、それらをじっくり観察して感じきります。
これを繰り返すと、反応が減っていきますし、反応が残っていても素早く気付いって感情的な言動を止めやすくなります。


