普段、私たちは自分がイメージする「私」にあう言動をするように制限をしています。

 つまり、自分の言動を「型」にはめています。


この「型」は、新しい生き方を身に着ける時の障壁になります。

この型や障壁について考えます。

 

 
 
「私」を維持する型

 

私たちは普段生活している時、社会的な秩序に合わせたり、適切な行動をとろうとして、自分を制限しています。

今ままでの経験の中で、社会と適応していたと感じている生き方の「型」に自分を無意識にはめています。

 

「社会的な秩序」に合わせるのが目的ですから、おかれた環境や相手によって、少しキャラクターが変わります。これも、多くの場合は無意識に変わります。

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このおかげ、少し邪まな考えが浮かんでも社会的に不不適切な行動することなく、周囲と調和をすることができたり、甘い言葉に簡単に乗らずに済んでいます。

 

 

しかし、この生き方の「型」は、新しい言動や行動・考え方を身に着ける時には、抵抗するように働き障壁になります。

また、不安や懐疑的になっているとき、この障壁は高くなります。

 

障壁が低い人は、「柔軟」と見えたり「不思議ちゃん」と見えますし、障壁の高い人は「芯がある」と見えたり「頭が固い」と見えたりします。

 
変性意識状態

 

自分を「型」はめて制限している機能が低減する場面があります。

この時、人は考え方を変え安い状態になっていて、変性意識状態と言います。

 


この変性意識状態というのは、例えば以下のようなケースがあります。

 

ライブやお祭りで大きく盛り上がり、精神的な制限から解き放たれたような状態です。

「いっちゃってる」と表現されるような状態です。

 

新興宗教が洗脳する時にお祭り騒ぎをしたり、戦士に戦う意欲を掻き立てる時に大きな声を出せて高揚させたりするのは、変性意識状態にするという意味もあります。

 

 

演技をするのも自分の型から離れることになるので、変性意識状態になる場合があります。

ゲシュタルト療法のエンプティチェアの技法では、複数の椅子を移動しながらその椅子に割り当てられた人や擬人化されたものになりきります。これを繰り返し上達すると、一つの型に縛られることなく、変性意識状態になっていきます。

 

 

もうひとつは、瞑想です。

瞑想は、自我から解放され、制限から解放される効果があります。「自分や周囲をありのままに観察し、反応しないようする」ことで、自分を消していきニュートラルな状態を目指します。

つまり、変性意識状態を目指します。

 


 
障壁の高い人

 

アダルトチルドレンやトラウマを持つ人は、潜在的に不安を持っていたり自分や人生に懐疑的になっています。

この時、自分の型は強固で、新しい考え方や生き方を身に着ける時の高い障壁になります。

 

こうなってしまうのは、アダルトチルドレンやトラウマを持つ人は、傷つきやすく(傷を刺激されやすく)なっているので、他者の言動でダメージを受けないための防衛機制が働きやすくなっているためです。それを、過去から繰り返しているので、クセになっているとも言えます。

 

 

この状態では、新しい言動や考え方を身に着けることができません。つまり、アダルトチルドレンやトラウマを解消することができません。

 


意識的にリラックスをして、新しい感じ方・考え方を受け入れ易い状態になる必要があります。


 
ネガティブな感覚を取り除く

 


私の方法は、ネガティブな感覚を解消することを優先しますし、瞑想に近い状態になるようになっています。


ネガティブな感覚の代表は、不安や悲しみです。

不安や悲しみは、懐疑的にしたり怒りにもつながっていきます。

 これらの感覚に注意を向けて深く観察すると、瞑想に近い状態になっていきます。つまり、変性意識状態に近づいていきます。

 

 

このようにして、自分の心を変えやすい状態にして、ネガティブな反応をクリアしていきます。

これで適切な反応が残りますし、足らないものも、前向きな心でありのままの現実に建設的に関わることを心がければ、自然と身につくと考えています。



 
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