このワークでは、承認欲求を少し広い意味で捉えています。
一般的には承認欲求は、「認められたい」「ホメられたい」「肯定されたい」という欲求のことを言いと思いますが、このワークでは、「仲間の一員でありたい」という欲求も含みます。
それについて書いておきます。
人は、群れることが好きな動物です。
仲間がいるときに快を感じ、孤立しているときに不快を感じます。
これは、仲間として認められようとする行動をしたがる性質につながっていきます。
この性質のおかげで、人間という種は進化の過程を群を作ることで生き抜いてきました。
この
性質を持たない個体は、身体能力で優れた動物に食われてしまい、群れたい性質をもつ個体だけが生き残って、人という種を作っています。
このワークでは、この群れたい欲求全般を承認欲求と呼んでいます。
この承認欲求が満足するのは、以下のような時です。
- 仲間の存在を確認した時
- 相手を仲間と認めた時
- 相手から仲間と認められた時
このような時に、「気持ち良い」と感じたり幸せを感じます。
人にとってこの承認欲求はとっても強く、いつもこの承認欲求を満足させるための行動をとろうとしています。
その行動の中には、「考える」「意識を向ける」も含まれます。
満足の条件が明確な睡眠欲、食欲、性欲などと違い、承認欲求の条件は不明瞭なところがあります。
子供から「ママ大好き!」という態度に気付いた時に、何をしてもらえなくても幸福感を感じたりする一方で、人から優しくされても、それに気づかなければ満足することができません。
ライバルを自分と同じ課題に取り組む仲間と感じると力が湧いてきますが、自分が認められるチャンスを奪おうとする敵と感じると、怒りや脅威を感じます。
承認欲求の満足や不満足は、何に意識をむけるか?どう受け取るかでも大きく変わってくるということです。
私たち人にとって、承認欲求が感じられないこと(つまり孤独、孤立)はとても苦しいことですし、逆に承認欲求の満足はとても幸せを感じることですから、これを得るために躍起になります。
でも、その承認欲求を得ようとする行動が、承認欲求の満足(つまり幸せ)を感じるチャンスを見失ったり、せっかくの関係を壊してしまうことが沢山あります。
例えば、「何で、わかってくれないんだ!」と言い合うのは、夫婦間、恋人感、家族間でよくあることですね。
これは「理解される」「認められる」という承認欲求を得ようとする行動ですが、多くの場合は関係を険悪にしてしまいます。
これは過去に怒ったりダダをこねた時しか、相手にしてもらえない…つまり、仲間の関係を感じられない…ことが多いことで、無意識に覚えてしまった習慣かもしれません。
このような非建設的な行動のパターンや感じ方のクセに気付いて言動を変えていくと、幸せを感じることが増え、人間関係も良くなっていきます。
私の提案するワークは、このような歪んでしまった承認欲求の働き方に気付き、言動・考え・意識の向け方を変えようとするものです。
欲求の満足や幸せを増やすカギは、以下が考えられます。
- 今ある満足に気づく
- 手に入れやすい満足を手に入れる
- 手に入れるのが難しいことへの欲求を抑える
「承認欲求を得るため」の行動は狂っている場合が多いので、これらについては、後程記事にしていきたいと思います。
