三毒の貪欲の現れ方の典型的な形に、執着があります。
慢には、自分の考えや価値観への執着がありますね。
執着に気付くことで、自分の中の貪欲に気づくことができます。
執着が、物、地位、人との関係性に現れると、以下のように感じるものです。
- どうしても手に入れたい
- どうしても手放せない
- どうしても、イヤだ
仏教では愛も執着の一つとして、煩悩・・・つまり心を苦しめる一つとしています。一般的な愛は「どうしも手放せない」という感覚がありますからね。
仏教では執着のない愛の形として、慈悲があります。
行動や快楽に対する執着もあります。
- どうしてもしたい
- どうしても続けたい
- どうしもしたくない
これらの執着の背景には、欲求があるのは分かりますね
執着の問題は、色々あります。
執着の背景には貪欲がありますから、不満足を起こしやすくなります。怒り、不満、不安の原因になります。
執着が強ければよいほど、貪欲が強くなり、怒り・不満・不安も強くなります。
つまり、不幸感につながります。
執着の為に現実をありのままに見ることができなくなり、適切な対処ができなくなります。
夫婦間で相手からの理解を得ることに執着するために、喧嘩を起こしてしまう。
会社での昇進を求めて自分のアピールばかりになり、上司や周囲の職員への貢献することを忘れる。
試合での勝ちへのこだわりが、自分の本当の課題を理解するのを見失わせる。
自分の価値観や考えに執着していると、自分の誤りに気付けなったり、相手への気持ちへの配慮を欠くことになります。
クールに状況を客観的に把握したり、柔軟に現実に対処するためには執着や貪欲を克服が必要になるわけです。
執着は、今ここへの集中も妨げます。
試合での勝ちに執着すると、練習や本番のプレイに集中することができません。
テストでの良い結果への執着が、地道な勉強をする意欲に水を差します。
「恋人と一緒にいること」「ゲームをすること」への執着が、今やらなければならない、仕事や勉強から気持ちを反らします。
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執着を克服するためには、その背景にある欲求に気付いて克服する必要があります。
考えや感情にどっぷり浸かっている自分や、ボーッと無自覚に行動する自分とは別に、クールに状況を観察する自分を持つイメージです。
サティとかマインドフルネスと呼ばれるスキルです。
欲求が、体や感情、思考にどのように影響するのか?ピリピリさせる、暗い気分にさせる、ある考えを起こさせる、などを客観的に観察できるようになうと、コントロールできるようになります。
欲求はコントロールできるようになると、現実や自分の本当の目標にあうように調整されていきます。
