私は悩み苦しんでいる時に
心の本を沢山読みました。
その時に幸せになる方法として
「やりたいことやる」
「がまんしない」
という教えに出会いましたが、
この教えには強い違和感を感じていました。
私は、そのようなことを心がけるより
それができる心を整える方が良いと考えています。
「やりたいことやる」
「がまんしない」
は、「やるべきこと」ではなく「目指すべき状態」だと考えています
言葉では「~したい」と言っていましたが、
ニュアンスに「~べきだ!」が強く感じられ
本人のやりたいことではないように
私には感じられました。
そして、子供のやることに口をだします。
「~させたい」を「やりたい」と勘違いしているのです。
そして、「がまんしない」にしたがい、
周囲を責めまくります。
本来の「がまんしない」という教えの意図とは違います。
自分の問題か、他人の問題かが
見分けがついていません。
自己愛的な人は、自分の心が分かりません。
過酷な幼少期に受けた心の傷の辛さや、
強い自分を否定される感覚や
孤独への不安に向き合うのが怖いからです。
自己愛性の人の例は極端ですが、
多くの人でも、しばしば見られることです。
特に、困った状況になると、なりやすいです。
「人の振り見て我が降り振り治せ」と言いますが、
自己愛性の人の特徴を知ると
注意をすべきポイントがみえてきたりします。
そして、それらで気づいたら
フォーカシングなどで、
自分の心の声をしっかり聴き、
そして脱一体化(感情解放)をしていきましょう。
もう一つ気になることがあります。
ノウハウに縛られたり
振り回されたりしては、
いけません。
ノウハウを勉強するのは
今まで知らない工夫や
着眼点を知れるので、重要です。
私も沢山の本を読みます。
でも、今の自分に適しているかわかりません。
盲信しては、いけません。
教えを発信している人の見える範囲で、
その人が前提としている条件の中だけで、
良かれと思っているにすぎません。
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