自己愛性人格障害というのをご存じでしょうか?

人とと揉めたり、人を凹ませる天才になる心の病気です。

 

幼少期の辛い経験が大きく影響しています。

 

 

新宿の紀伊国屋で、これを扱う本が沢山平積みされていて

少し驚きます。

最近、多いのかもしれません。

 

 

 

医学的な「自己愛性人格障害」の

基準には達していないとは思いますが、

それっぽい人には、ときどき出会います。

 

また、普段は普通なのに、

困ったときに「自己愛性人格障害」っぽくなる人は

沢山います。

 

 

私が関心を持つ理由は、

  • 人間関係の悪い例が凝縮されている
  • 特徴的な心理的背景があって、勉強しやすい
  • 仕事上でそれっぽい人に時々であい、対応に困らされる
  • 自分も追い詰められると似た傾向がでてくる

と感じているからです。

 

自分を守るためや、

人間関係を考えるときの悪い例として

関心があるので、少し話させてください。

 

 

ちなみに、以前の記事で書いた私の部下もこの傾向があります。

 

   私の体験:部下との関係が改善した

 

 

 
自己愛性人格障害の特徴

 

自己愛性パーソナル障害とも言います。
 
   wiki:

 

本などで書かれ方が違ったりしますが、

私が特に注目しているところを

私の理解で書いてみます。

 

一見自信家で傲慢なのに、繊細。

劣等感・孤独感が強いのに、人の意見を聞けない

困った感じの人です。

 

ちなみに本人はそれらの特徴が

自分にあることを理解していません。

人の話を聞かないし、人の反応に鈍感だからです。

 

というか、自分の心にも向き合えない感じです。

 

  • 人間関係に関するトラブルが多く、すべて相手が悪いと捉える
  • 人の感情や感覚を認識しそこなう
  • 考えの柔軟性が無い。自分が正しいと信じており、人の意見に耳をかさない。
  • 他人の細かいミスや不出来をあげつらい、自分のミスや弱点を認めない。あやまらない。

 

  • 自分の感情への配慮を強く求めるが、人の感情や都合に配慮しない
  • 人が自分のアイデアや計画に従うことを当然と考えている
  • 甘えることが苦手で、命令的・批判的な表現になる

 

  • 自分の業績や努力を大きく評価し、他社から同様の評価を求めるが、他人の業績や努力に気づかない
  • 権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
  • 劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
  • 嫉妬されていると思い込む。嫉妬することが多い

 

  • 特異なこだわりがあることが多い
  • 現実離れした理想を追うのを当然と考え、自分や周囲を追い込み、疲弊する

 

  • 容易に傷つき、拒否されたと感じる
  • 脆く崩れやすい自尊心を抱えている
  • 傷つきやすいのに、冷淡な人物であるように見せる
  •  
 
コミュニケーションの特徴(平常時)

 

この人たちは精神的に支配してこようとします。

 

しきったり、世話をやたり、

「私がいないとダメね」というような

態度をよくとります。

 

決めつけが多く、

人の世話を焼きたがりますが、

大きなお世話が多かったりします。

 

自分の気分で物事を決めることが多いので、

どうでもよいところで色々と世話をやくわりに

本当に協力して欲しいときに

バッサリ拒絶したりします。

 

また、本人はその傾向に気づいていないか

理解しようとしません。

 

「自分が正しい」と言いたいばかりなので。

 

 
コミュニケーションの特徴(話し合い)

 

まともな話し合いが難しい場合が多いです。

ここでも、話し合いの主導権を握り、

精神的に支配をしようとしてきます。

 

たとえば、打ち合わせでは

  • 「xxさんのxxがまずかったからですよね」のような誰かの問題点から入る
  • 「ぜんぜん、わかってない」のようなあいまいな批判で、話を中断させます。
  • 「xx を知ってるんですか?」のような、当事者しか知らないような話を突然いいだし、知らないことを批判します。

結論は、「無理ですね」のような破壊的な結論ばかり、選ぼうとします。

 

どうしても建設的な結論が必要な場面では、

さんざん批判し、話をひっかきまわしておいて

「で、どうすんですか?!」と

解を相手に求めてくるようなところがあります。

 

基本的に、自己愛性人格障害の傾向が

つよい人が発言しだすと打ち合わせが

暗くしらけた感じになります。

 

 
受ける影響

 

この人たちをまともに相手にすると

心にダメージを受けます。

 

普段よりも攻撃的な気分にななったり

暗い気持にさせられます。

 

自己愛性人格障害の人の言葉には

  • 罪悪感を煽る
  • 劣等感を煽る
  • やりいようにやらせない

傾向がよくでてくるからです。

 

また、よくコミュニケーションの基本とされる

  • 相手の本意の理解に努める
  • 相手の都合や背景を考慮する

を、自己愛性人格障害の人に対して、

心がけると余計にダメージを受けます。

 

自己愛性人格障害の人は、

相手の建設的な態度を悪用して

支配しようとしてくるからです。


それも本人は気付いていませんが。

 

 

感想や質問などがあれば、コメント欄にご記入ください。今後の記事を書くときの参考にさせていただきます。

 

また、もし気に入っていただけたら、リブログはご自由にどうぞ。