不 | ここは

ここは

あたりまえだったこと達が
あたりまえではなくなった時

急に不安に襲われた



君との終わりを感じた時
私は左半身を失った



どうなったって
心底君を嫌いになれるはずがない



幼い頃から知る君だから



幼稚園から中学校まで
同じアルバムに収まってる2人だから



違う高校に進んだって
互いの恋人ほっぽって
よく2人で遊んでた



"たら、れば" は嫌いだけれど



どんなに君が
同性だったら
兄弟だったら
友達のままだったら
って思うことか





いつも先に寝ている君が
今日は本を読んで待っていた



君に触れたいと思った



いつもの定位置に座ったら
君は優しく抱きしめて
自ら私の腕を背中にまわした


君は気付いていたんだね
私が腕を君にまわせずにいたことを



今まで泣きたくても
出てこなかった涙が


急に溢れ出してきた


見つからないように
君の肩にそっと顎をおいて
待ってみたけれど


涙はとまらず
君の肩へと流れ着いた



どうして泣いているの?
と君は問う



わからない
どうしてだろう



どこかで私は終わりを感じ
どこかで私は続きを想う



シャッフルでかかった
Bjorkの歌詞が


fall in to secret loveに聴こえる


確かほんとは
all is full of loveじゃなかったっけ


別に秘密ではないから


どうせなら
fall into bogging loveくらいに
聴こえて欲しかった


君と抱き合って
左半身を取り戻した私は


代わりに
未来の心をまた差し出す