ソニーの創業者の1人である井深大さんが、昭和46年に講演会で話をされた有名な話があります。
井深さんがソニーの社長をされていたとき、神奈川県の厚木市に新工場を建設したそうです。
新しくできた最新鋭の工場でしたので、全国からはもちろん、世界中から見学者が来ていたそうです。
しかし、ただ一つだけ問題がありました。
それは、トイレの落書きです。
それをやめさせる為、社長命令で、落書きをやめるよう指示を出したそうです。
それでも、落書きはなくならなかったそうです。
数ヶ月経過し、あきらめかけた頃に、落書きがなくなったそうです。
その要因は、社長の命令に従ったからではなく、掃除のパートさんが書いたメッセージだったそうです。
掃除のパートさんは、家からかまぼこの板を持ってきて、マジックでこう書いたそうです。
『落書きをしないでください。ここは私の神聖な職場です。』
そしてこれ以後、井深さんは、リーダーシップの概念を「上下左右の影響力」と理解し直したそうです。
社長でもやめさせることができなかったことを、たった1人のパートさんがやってのけたのです。
そのパートさんは、人の行動を変える影響力を持っていたのです。
リーダーは、人を動かす影響力を持った人 と言えます。
指示や命令をすることが苦手
そんな方もいらっしゃるかと思います。
指示や命令をしなくても、このパートさんの例では、依頼し心を動かすことで、人を動かしたのです。
ですので、リーダーシップがとれない
なんていう人は、真のリーダーシップは何だろう?
ということを考えてみるといいかもしれません。
自分の言葉や、行動によって人に影響を与えることができる可能性があります。
リーダーシップがとれない と思っている人も、真のリーダー像を考え、自分の言葉や行動をみがいていけるといいですね。
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