モテる為のマインドセット | りょーたのブログ

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昨日、知り合いの主催する飲み会に参加した。

 

8人位居て、その知り合い以外は皆初めて顔を合わせるような会だ。

 

自己紹介もそこそこに、1人男が主導権は我のものだと、話を振り始めた。

 

如何せんつまらない。場も段々と白け始めた。

 

だが、つまらないからこそ面白い。

 

なぜつまらないかを考える1つの研究事例となるからだ。

 

考えた結果、私の中で以下の2つの要素に問題があると結論付けた。

 

1. マインドセット

2.技術

 

今回は、マインドセットについての話をしたいと思う。

 

今回のマインドセットの話は、私にとってはあと10年早く知りたかったと思うような貴重な教訓である。

 

 

 

<競争マインドセット>

 

彼が場の空気を我の物にせんとしている間に強く感じたものを一言で表すとしたらそれは、

 

「マウント」

 

である。

 

例えば、何を仕事にしているか、という話になり、彼は自分は施工管理の仕事をしていると話す。

 

そして、施工管理の仕事の大変さを語った後、最後に振るのだ。

 

「でも施工管理大変だけど、いい点もあるんだ。何だと思う?」

 

当然、施工管理は金が良いので、金と答えると、待ってましたと言わんばかりに金もらってるアピール(直接的ではないが)をし始めるのである。

 

話の内容から喋り方まで、節々からマウントの匂いが伝わってきた。

 

もちろんその中で、笑いを取ろうと冗談を言ったりするものの、結局それは自己満足の冗談であり、飲み会の参加者を巻き込んだ笑いではない。故に、段々と場は白けてくる。

 

恐らくそれに耐えられなくなったのか、彼は大回しを一旦止めて、一度席を立った。

 

それを好機と考え、話を変えた。

 

例えば、ハロウィンでガチのコスプレをした人が居たのでその話や、制服ディズニーの話、カラオケの話など後になって思い出せないくだらない話で、水を得た魚のように話は盛り上がった。

 

残念ながら、場の主導権を取り上げられた彼は、その後結局ほとんど喋ることができなくなってしまった。

 

 

 

 

ここでつらつらと彼の話をしてきたのは、別に飲み会の愚痴を言いたいとか、彼を笑いものにしたいとかそういうわけではない。

 

実際私は、半分位は彼に共感する事ができた。

 

共感できた部分は2つある。

 

1つは、彼が会話についていけなくなってしまった事である。

 

やはり、この資本主義社会において、金は力であり、男は金を追い求める。

 

だが金を追い求めるということは、四六時中仕事のことを考えるという事で、そうなると仕事の話はできても段々とくだらない話ができなくなってしまうのだ。

 

よくコミュ力と言われるが、私は、「仕事におけるコミュ力」と、「プライベートにおけるコミュ力」は全く別物だと考えている。

 

そして、この「プライベートにおけるコミュ力」が前述した2つの要素のうちの1つ、技術である。

 

共感できた部分の2つ目は、マウントを取ろうとしてしまった事である。

 

シンプルに男というのはそういう生き物なのだ。女の子の前では尚更である。

 

実際、私もマウントこそ取りはしないものの、つい、スペックだとかなんだとかを考えてしまう所はある。

 

例えば、パーティの参加者が皆自分より背が高いとしよう。その場合、何も感じずに居られるだろうか。

 

クラブに行くと、普通にイケメンが女とキスをして見せびらかしていたりする。そう言った魑魅魍魎の世界で、毅然とした態度で堂々とし、女性を口説きにいけるか。

 

マッチングアプリのプロフィールを書く際、何を感じるか。

 

こう言った類のもの全てで、男は暗にマウントを取り、そして勝手にマウントを取られたと感じる。そこには、今回のような飲み会で感じたマウントが生易しく感じられるような、目に見えない有象無象のマウント合戦が繰り広げられているのだ。

 

このように、出会いの場で自身の価値を意識的にせよ無意識的にせよ相対的に比較してしまうマインドのことをここでは、

 

「競争マインドセット」

 

と呼びたい。

 

 

 

<おもてなしマインドセット>

 

出会いのあらゆる場で、「競争マインドセット」になるのは必然である。

 

なぜなら、言わずもがな、恋愛は競争だからだ。

 

それは、誰がなんと言おうが揺るぎない事実だ。

 

だが世の中、「それが目的なら、それを目的にしてはいけない」というのが多く存在する。

 

実際、私が今行っているトレードもそうである。

 

トレードの目的は金を稼ぐことであるが、金を意識してトレードしたら勝てない。

 

同様に、恋愛は競争であるが、競争を意識すると競争に勝てなくなる。

 

私のような人間の場合、競争を意識する途端、女性の前で緊張して上手く話すことができなくなったり、

 

この女の子を落とそうというようなことを考えれば考えるほど、肩に力が入り、ありのままの自分で楽しく話す事ができなくなる。

 

また、気になる子であればあるほど、なぜだか心に強いブレーキがかかり、話かけに行けなくなりみすみすチャンスを逃す。

 

例えば友達と飲んでいて、隣の宅で女子会を開いており可愛い子いるので話しかけて一緒に飲みたいと思っても、その勇気が出ない。

 

端的に言えば、競争を意識すればするほど、ノリが悪くなるのだ。

 

自分の世界に引きこもってしまう。

 

前述の彼も、主導権を取り上げられ、打って変わって話が盛り上がるようになった事で「敗北感」を感じ、会話に参加できなくなってしまった部分もあるのではなかろうか。

 

ここで本質的に大切な事というのは、恋愛は競争であっても、会話は競争ではないという事だ。

 

心地の良い会話空間は、当然その参加者との協調で生まれ、それをうまく作り上げる事が出来る人間ほど恋愛という競争に勝てる確率が上がる。

 

恋愛という競争に勝つためには、逆説的に競争という思考を排除しなければならない。

 

そこで大切になってくるマインドセットが、「おもてなしマインドセット」だ。

 

「おもてなしマインドセット」というのは、例えば飲み会や出会いの場があった際に、良い人と出会うとか、可愛い子を落とすとか、モテたいとか、そういうのは一切考えない。そういう自分ごとは全てひとまず置いておく。

 

そして、ただ純粋におもてなしの真心を持って、その会が楽しい場になるよう自身の出来るかぎりの精一杯を尽くす、

 

というマインドセットである。

 

「おもてなしマインドセット」は、競争の世界とは完全に無縁である。

 

従って、別にその場に自分よりスペックが高い人間が何人いようが関係ない。

 

なぜなら、彼らにもその場を楽しんでもらえるように精一杯の限りを尽くすからである。

 

それが、「おもてなしマインドセット」を志す自分の使命でもあるのだ。

 

完全に意識が内から外に向くので、殻に籠ることもなくなり、自分が何者かさえも意識しなくなる。

 

すると、変な緊張もなく、ありのままの自分で接する事ができるようになる。

 

結果として、心地の良い会話を作った立役者となり、モテようとしていないのに、モテる。

 

人は、動物の中でも群を抜いて賢く共感性の高い生き物だ。その裏にあるものを繊細に感じ取ろうとする。

 

モテたいというのを全面に出そうとしたり、マウントを取ろうとするような姿勢は、必ず他者に伝わる。

 

そういった人のことを、人は尊敬したり好意を寄せるということはない。

 

だが、モテようとはせず周りへのおもてなし精神を持った姿勢もまた、人は敏感に感じとる。

 

えてして人は、そういった自分向きでない他者向きの精神に魅力を感じる。

 

また、「話しかけて無視されたらどうしよう」とか「話しかけた後会話が続くだろうか」のような硬っ苦しい事を考えることもなくなり、とてもラフな気持ちにもなるので、女性に自分から積極的に話しかける事もできるようになり、出会いのチャンスも格段に増える。

 

 

 

 

 

 

以前までの私は、出会いの場に赴く際に、心に火がつくような、競争で勝ちたい時に聞くような音楽を聞いてモチベーションをあげていた。

 

でも、今はそのようなことはしない。

 

今は、出会いの場に赴くに当たって、まず「おもてなしマインドセット」で皆と楽しい空間を協力して築くことを心に誓う。

 

その上で、頭の中でどんな話をして場を面白くしていこうかなどのシミュレーションをして妄想を膨らませる。

 

気合を入れる必要はなく、リラックスした状態で臨むのだ。

 

実は、「おもてなしマインドセット」に初めて気づいたのは、大学時代にカラオケのキャッチをやっていた時である。

 

自分の殻にこもっていたときは、キャッチで話かけるのも無視されたら嫌だななど、恐怖でしかなかった。

 

だが、その中でこの「おもてなしマインドセット」、つまり、キャッチをエンターテイメント化して、キャッチする相手に楽しんでもらおう、という精神になってからは、キャッチした相手に無下にされても何の痛痒も感じなくなったし、キャッチが非常に楽しくなった。

 

 

特に、私のように、異性と話すのがあまり得意ではない、同性と話す時はうまく話せて面白いことを言ったりやったり出来るのに、異性がいると途端に大人しくなって上手く話せなくなる、というように人に是非、この「おもてなしマインドセット」を実践して見て欲しい。

 

とはいえ、私自身このブログは主に忘れたくない教訓を、言語化して自身に焼き付ける、刻み込むことを目的に書いているので、私自身、今後この「おもてなしマインドセット」を実践し、2024年は沢山「おモテ為し」て行きたい。