去年の9月頃、ふとしたきっかけで「マスコミが情報操作して、不都合な部分を隠しているのではないか」という疑問を持ち、そこに対する一定の理解ができたのが上杉隆氏の著書でした。


誰かに何かを伝えようとするときは、事実のみでなくて、そこに「こういう風に伝えたい」という、情報を発信する側の何らかの“意図”が介入します。これは何も報道などに限ったことではなくて、日常生活でもいくらでもあります。


スポーツの話題であれば、試合結果という事実のみを話すのではなく、「どちらのチームが勝った」から「うれしい」「おもしろかった」ということを伝えたいという意図があるはずです。おもしろかった、と伝えたい人はそのような話し方をするでしょうし、逆もまた然りです。


だから、テレビや新聞で伝えていることも、彼ら自身にとってできるだけ都合が悪くないように伝えようとするのは当然です。本当かどうか知りませんが、最近の原子力発電所の問題でいけば、大手マスコミはすべて東京電力が大口顧客だから、“大事な顧客”である東京電力のことを徹底的に悪くかくことはないだろう、といわれれば、なんとなく納得できます。


このように、情報は発信者の何らかの意図が介入している可能性がある、と考えて受け取ったほうがいいと思います。


その上で、今回のテーマの「ウィキリークス」です。ウィキリークスは外交上の機密文書などを内部告発者がリークし、その真偽を十分に確認した上で公開する、というインターネットサイトです。ここで公開される機密文書は、要約などの手が加えられていない生の状態の機密文書ですから、バラされた国にとっては一大事です。国の広報機関やテレビなどを使って、伝えたいことを吟味して発表しているのに、その手の内を全部曝されるのですから。


ウィキリークス自体が善か悪かについては僕は判断できません。ただ、為政者側の考えていること、やっているのに国民に知らされていないことが公開されるということはある程度賛成です。国民にとって都合の悪いこと、一部の既得権益を握った人のみが得をするようなこと、そういうことが「ある」ということを国民(というか全世界の人々)に気づかせた、という点はすごいと思います。


日本人的感覚で言えば、本音と建前があるわけですから、それを抜かして全部公開されてしまうのはどうかとも思います。ただ、何でも隠していればいいといものでもないと思います。


これからはわれわれ一人ひとりが情報について敏感になり、一つの事象を複数の側面から捉えようとすることが必要だと思います。そのために、twitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が有用です。SNSを複数組み合わせるとさらに良い。


僕はもう一つのブログの以下の記事のあたり(2010年9月頃)から、一気にたくさんの気づきを得て今にいたっています。考え方の変遷もわかるので今読み返してみてもおもしろかったです。よければこちらもどうぞ。

Yahooブログ「読書とその実践でいろいろ向上させるブログ」by self_developer

http://blogs.yahoo.co.jp/self_developer/26790901.html


さて、タイトルの本の紹介です。

この本は、フリージャーナリストとして活動を続ける上杉隆さんが書いた本です。内容は上記のような気づきを与えてくれるもので、新聞の読み方、テレビの見方が変わります。是非どうぞ。



日本では市川海老蔵の暴力事件で持ちきりだった頃、世界ではウィキリークスによる国家機密の公開で「情報戦争」ともいえる状態でした。ウィキリークスとの関係を絶とうとしたVISAやamazonなどのサイトが、あるハッカー集団によるサイバー攻撃で次々とダウンさせられていたのです。今ソニーのプレイステーション・ネットワークに攻撃をしかけて有名になったアノニマスという集団です。


このとき僕はtwitterのタイムラインで、サイバー戦争の一部始終をリアルタイムで見ていました。次々と攻撃をサイバー攻撃を仕掛ける様は、まさにサイバー戦争でした。twitterのタイムラインを少し保存してあるので、以下にコピペします。


上杉隆 / Takashi Uesugi

上杉隆 / Takashi Uesugi

久しぶりに本を買いました。今回は自分の幅を広げよう、新しい分野の本を買ってみよう、と思い書店をぶらぶらしたものの、結局買ったのは「文具術」。


業務効率化、特に役立つ文具についてはかなり興味を持っているので、新しいアイデアがあるかもしれない、と思わず買ってしまいました。


入社以来、このジャンルはかなりの本を読んだので、既に実践しているアイデアも多数ありましたが、目新しくて使えると思ったアイデアを少し列記します。


・ハトメ

 1穴パンチで穴を開けて、ハトメで補強してストラップ紐などを取り付けると、メモ帳をどこにでもぶら下げられる。クリアファイルなんかにも活用できそうですよね。どうだろう。


両面ハトメ/6.5mm/1枚10個入

¥294
楽天


・ミシン目ロータリー

 書類にミシン目を入れられるようになる道具。使うシーンは限られる気はしますが、切り離せるようになっていたら便利だと思います。まず入手して、使い方を考えてみようかな。


【メール便対応】【グッドデザイン選定品】オルファ ミシン目ロータリー 173B
¥399
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・ストップウォッチ

 今からやろうとしているタスクの時間を予測し、ストップウォッチで計測。実際にかかった時間を検証することで、時間効率をアップさせる。このアイデア自体は知っていましたがストップウォッチというと、スポーツ用の「手に持つ」タイプを意識していましたが、オフィスのデスクで使うにはいちいち持ち上げて使うのは不便。ここまでで停止してしまっていて、実際に試したことがありませんでした。ただ、今回はデスクに置いたまま使えるタイプのストップウォッチがありそうなので、探して試してみようかと思います。社内の申請書一枚書くのに15分!とか予測してやってみる。ほんの少しおもしろそうじゃありませんか。


これ以外にも、役に立つアイデアが満載でした。業務効率化に興味がありつつも、何から手をつけたらいいのかわからないなという人、是非ご一読ください。


[書類・手帳・ノート・ノマド]の文具術 楽しんで仕事の効率をあげる!/美崎 栄一郎
¥1,500
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堀江貴文さんの小説2作目です。小説というスタイルですが、内容は仕事とリンクしているように感じ、勉強にもなりつつ非常に興味深く一気に読み終わりました。前作同様、実在の人物を元にした登場人物、そして堀江氏の実体験に基づくであろうストーリー展開が、「どこまで本当なんだろう?」と興味をそそられます。


ITや投資系の専門用語が多数出てくるので、少し難しい場面もありますが、前作とのリンクや伏線が後半で一気に紐解かれていくところは、自分の読むスピードが遅いことをうらみたくなるほど先が気になります。


文学的には「心理描写が」とかそんな小難しいことを気にする人もいるのかもしれませんが、僕は全くそういう知識もなく、純粋に物語として楽しめればそれでいいと思います。


冒頭の「水溜りの中のおたまじゃくし」の部分は、これから始まるストーリーの縮図であるとともに、僕のようなビジネスパーソンのおかれている状況を比ゆ的に表現していると感じて鳥肌が立ちました。


「ホリエモンって、小説書いてるんだー」とかそんな興味からでもいいと思います。


ぜひ、ご一読を。


成金/堀江 貴文
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拝金/堀江 貴文
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