札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

誰かに頼られている自分

って、どんな感じ?

 

 

そんなに嫌な感じは

しないでしょ?

 

 

僕なんかは、

「よしよし任せて!」

って感じで、

 

 

自分の自信につながったり、

愛されている実感に

つながったりする。

 

 

ただ、注意しないと

ついつい図に乗ってしまって、

 

 

自信が過剰になってしまったり、

愛への要求が強くなったりすることも

しばしば (^▽^;)

 

 

前回は、

自信が過剰になった警鐘として、

立て続けに起きた出来事の話をしました。

『第26話:過信を正すための必然』

 

 

ただね、

この自信と過信の違いも

紙一重って感じがする。

 

 

自信は、

自分向けの自覚⇒自己への愛だと

思うのだけれど、

 

 

過信は、

「自分がいないと困るでしょ?!」って

 

 

外に向けての意識⇒他者に愛を

要求するものであるように思う。

 

 

当時クライアントさんに誘われて、

鮭のルアーフィッシイングに

はまっていた僕は、

 

 

夏~秋の毎週末は鮭を追いかけて

あちこちの海へ出かけていました。

 

 

そんなある日、

朝3時からの釣り始めの準備で

岬のテトラに座っていました。

 

 

綺麗な月明かりの下、

穏やかに波がテトラに打ち寄せ、

静けさの中で時を待っていると

 

 

ジー、ジーっと

携帯が鳴ります。

 

 

こんな時間に誰?と思い

出ると、社長からの電話。

 

 

「荒井君、実は今うちの会社の状況は

 かなり苦しい。これは荒井君だから

 こそ話すんだが、、、」

 

 

そこで聞いたのが

 

 

東京の上場予定の某企業から

お金を借りる代わりに、

 

 

上場を加速できる営業マンが1人

欲しいと言われたとのこと。

 

 

「向こうの企業は上場する予定で、

 荒井君を役員待遇で迎え入れてくれる。

 どうだ、決して悪い話じゃない。

 

 荒井君も経験した通り、人生は決断の

 タイミングが大事なんだ。

 今すぐ返事をくれないか?」

 

 

相当切羽詰まった

状況であることは

声から判断できました。

 

 

社長が夢とロマンをかけてこの会社を

立ち上げるとき、僕はすぐについていく

判断が出来ず、

 

 

結局はその優柔不断さが色々な問題

を招いたという過去の経験もあり、

 

 

※まだ読まれていない方はこちらからどうぞ。

『第21話:人情が決断を鈍らせる?』

 

 

 

「この役目は社長の言うとおり、

 俺しか出来ない」

 

 

と思いすぐに承諾。

単身東京へと向かうことになったのです。

 

 

しかも、期限は無し。

 

 

ところが、

 

 

実際は常務待遇どころか、

金貸してやっているんだから

働けよとばかりに、

 

 

平社員扱いで、毎日新規飛込み営業。

 

 

直近で相応の売り上げを上げろ…

といった話。

 

 

社長に文句は言いませんでした。

 

 

僕が内容もよく確認せずに、

「皆が困るんだな!

 だったら、俺しかいないだろ!!」

 

 

といった過信から

こうなってしまったのですから。

 

 

でも、愛への要求が強い僕にとって、

全く見ず知らずの会社で、

 

 

仲間が誰一人いない、

孤軍奮闘の状況は

とてもしんどかった。

 

 

週末はひとりワンルームマンションで

「なんで俺だけが・・・?」

と自分の人生を嘆き、

 

 

小学1年生の時に転校してからの

あの暗黒の時代を思いだしながら、

 

※まだ読まれていない方はこちらからどうぞ。

『第3話:じっと気配を消して生きる』

 

 

「またひとりぼっちだ」

 

 

とふさぎ込んでいました。

 

 

年末に札幌に戻り、社長室へ行き

 

 

「社長、あまりにも話が違うし、

 新規飛込み営業なら僕でなくても

 独身の若手でいいと思います」

 

「僕は札幌で稼いで来たし、

 札幌で売り上げを上げる自信がある」

 

 

と話す僕に、

社長がひとこと…

 

 

 

「荒井君の戻る席はもう札幌にはない」

 

 

 

そう告げられました。

 

 

社長のために、

この会社のために、

 

 

もの凄く働いて

貢献してきた俺に?

 

 

皆を救うために

大嫌いな東京に出向いたのに?

 

 

 

社長を信じている俺に?

 

 

 

「あ、荒井課長久しぶりです。

 でも課長、もう席無いですよ♪」

 

 

と状況を全く知らない部下からの

ジョークに、

 

 

1ミリも笑えない僕がいた。

 

 

愛されていたい。

でも愛してもらえない。

 

 

この経験で気づいたことは、

愛は…求めるものでは無い。

 

 

ということ。

 

 

そして僕は

ある決断をするのです、、

 

 

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

 

~つづく~

次回:『第29話:頑張ると愛される…という誤解』

 

 

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