オープンプライマリーの宿命 | SELECTED CUSTOM MOTORCYCLEオフィシャルブログ

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SCMからのお知らせ

 

3/14〜3/15はSCM両店

連休を頂いております。

3/16からは通常営業しておりますので

宜しくお願い申し上げます。

 

本日はオープンプライマリーの

宿命をご紹介します。

おいおい、マイナスイメージを紹介って。笑

ですよね、、、

 

では、まずは良いところを

ご紹介していきます。

 

■ドライクラッチの為、伝達能力の向上

■クラッチ板のメンテナンスが楽になる

■プライマリー側が軽くなる

■プライマリーオイルが不要で経済的?!

■見た目のカスタム感向上

■カラカラの音がカッコいい…

 

です。笑

 

 

そして、デメリット…

◆そもそも部品代が高い

◆メーカーからの部品供給不可になる可能性がある

◆ベルトが切れる可能性がある

◆クラッチ板が短命

◆スタータージャックシャフトとリングギアが短命

◆クランクシャフトシール、メインシャフトシールからのオイル漏れ

とあります。

メリットからするとデメリットは

メカニカルなところでデメリットと捉えるところが多いです。

 

オープンプライマリーの部品代は、

情勢により上下いたしますが、

そもそも高価な部品ですね!

 

そして、メーカー自体、廃業や部品を

作らなくなってしまい、壊れた場合

手に入らない…という心配…があります

 

走行中に跳ねた石を巻き込みベルトが切れ

裂けて走行不能になる…

 

ダイレクトなミートが魅力のオープンプライマリー

やはりその分、クラッチ板にかかる負担は

大きく、交換頻度は純正よりも遥かに高い

 

そしてバッテリーが弱かったり

大排気量のコンプレッションリリースバルブの不良により、

スタータージャックシャフトが回ろうとしているのに

クラッチバスケットが回らなく

リングギアが欠けてしまう…

 

 

 

本来ならプライマリーカバーがあり

漏れていたとしても気づきにくい

クランケース内圧によりエンジンオイルが

プライマリーケース内へ

流れ込んでしまう…という症状があげられます。

オープンプライマリーはむき出しなので

漏れてしまったらオイルが気になる…

 

 

ということです。

今回はPM社製のオープンプライマリー取り付け車両からのオイル漏れの修理です。

 

 
エアーツールを使ってプライマリーをバラしていきます。
 
TC時代のオープンプライマリー化はかなり
作業させていただきましたが
M8のオープンプライマリー化はめっきり・・・ですね。w
 
Chopper製作に必須なオープンプライマリー化
M8でのChopper製作になるとまたオープンプライマリー化が
流行るのでしょうか・・・w
 
かっこよい部品の癖やトラブルの可能性や頻度も踏まえて
部品を選ぶ・・・これまた楽しいものですね!!
 
 
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