烏カラスは現代では余り、良いイメージが無いが、カラスは神に近い鳥として古代では、崇められていたそうです。

ギリシア神話のアポロンの使いとして、またはエジプトの太陽神、ラーの使いとしても、カラスは、神々と人とをつなぐ重要な役割を担っていたのです。古代の人々にとって、太陽の方角へ帰る烏は太陽の神の使者として神聖化したのかもしれません。


いずれにしても、烏の伝達能力は大変優れており、古来より

神使(しんし・かみのつかい)として崇められていました。


 仏教には仏像があるが、神社は何か形があるわけではないので、神使はその動物としての特性を活かし、神獣として様々な役割を果たしている。那智の「那智瀧宝印」は月(鏡)を取り囲む十二羽のカラスは十二の月を表している。さらにカラスの全数である七十二は「七十二候」を示している。「季候」とは「四季七十二候」のことである。つまり那智の牛王宝印とは、太陽である天照大神の神使としての八咫烏は

 神使ではなく「神」(仏)そのものなのかもしれない。

 だから、私が富士山の麓でカラスから頂いたメッセージも真摯に受け止めてみようとおもう。