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イラストレーター マルオユキヒロのへや

イラストの仕事をしていますので、その作業工程アップや日記、映画等の批評、またジャンルにとらわれない日々の事柄を書いています。

PCが壊れたりしつつ仕事漬けの忙しい日々を送っています。

 

スマホの写真を確認したらこの3ヶ月位仕事の写真しかない・・他はちょっとだけ長野にそばを食べに行った写真くらいでした。うーむ。そりゃあ旅行の夢ばかり見るはずです。昨日はトイレが飛行機になってて、トイレに入ったら射出されてアメリカに飛ぶという夢を見ました。

 

長野では蓼科付近で新そばを食べ、湖畔でまったり紅葉を観ることができました。

長崎の平和の像を作ったという人の彫刻がたくさん展示されてました。北村西望という彫刻家だそうです。

僕はその人の像だと気づかなかったのですが、妻はすぐ「長崎の像に似てる」と気づきました。そう思ってみると特徴があるなと思いましたが、認識能力の無さは相変わらずです。

 

途中時間が無くて寄れなかった「尖石考古館」は、僕の好きな諸星大二郎先生の「暗黒神話」にも登場する有名なスポットとの事。今度は時間をとって寄ってみたいです。

 

 

最近「行きたいな、でもお金もヒマも無いからいいか」と思っていた所に導かれるように行くようになっています。

 

前回は友人に「君の名は」と「シン・ゴジラ」に連れてってもらいましたが、友人は別の友人と行くつもりだったのがポシャってしまったので、自分を誘ってくれたそうです(ちょっと切ない・・)。たまたま二人ともこち亀フリークなのですが、「君の名は」を観に行った日に「こち亀の最終回が公表」され、「シン・ゴジラ」を観に行った日が「こち亀の最終巻の発売日」でした。映画後に映画の感想とともに、こち亀の思い出を語り合いました。

 

今回の「『描く!』マンガ展」も、もうすぐ最終日を迎えそうだったので行けそうも無くて残念だな、と思っていたら、急に僕の奥さんからの「椅子を買いに港北のイケアに行く!」という提案があり、神奈川に行く事になり、調べてみたらマンガ展をやっている川崎市民ミュージアムがすぐ近くでした。しかもイケアに行くという9/26はマンガ展の最終日。行かない手はありませんでした(更に個人的な話ですが、東京で仕事してた時、アパートが川崎市民ミュージアムの近所で、仕事に疲れると、ここに癒されにきてました)。

 

市民ミュージアムの名物、手塚治虫先生の作品「笑い」。この作品に当時の僕は癒されていたようです。

 

入場した時点で16時すぎ。17時閉館なのでギリギリセーーフ!

 

 

さいとうたかを先生の劇画はあまり読んでいませんが、いきなり生原稿の線に圧倒されました。

 

 

一番好きな諸星大二郎先生の原画が・・「奇談」の原画がありました。

 

このような漫画家さんは二度と出てこないのかな・・?

 

更に、島本先生も!

気がついたら島本先生のとこだけキッチリほとんど全部写真に収めてました。

ジャブやアッパーを叩き込まれているかのような熱い原稿を目の当たりにしてお腹いっぱいです。でも、思っていたよりとても綺麗な線で描かれていて、熱さと丁寧さの二面性を感じられて、真面目に熱血する島本先生のお人柄そのままの原稿だと納得しました。

 

最終コーナーには漫画家さんたちへのメッセージノートがあり、僕もメッセージ書いてきました。

 

こうした偶然の重なりを大切にして、色々なものを観に行けたらいいなと思います。

友人や奥さんに感謝。

 

 

観たい観たいと願っていた「シン・ゴジラ」を観にいく事ができました。

 

(以下、少しネタバレあり)

 

観に行こうと思っている人にネタバレしたくないので殆ど書きませんが、観にいった直後に島本先生の同人誌を友人に見せてもらい、劇中の超細かい部分に「なるほどっっ!!」と思いました。僕はゴジラシリーズ自体あまり観た事がなかったので、音楽を聴いても「あ~これゴジラのテーマっぽいな」とか思うだけでしたが、何か違和感がある音楽が流れたので、気になっていました。その存在自体は「アオイホノオ」で読んで知っていたのですが、まさか・・そうだったとは。まさに島本先生でなければ描けない裏話でした。エヴァの曲も流れましたが、そちらは違和感無く聴けました(ゴジラにこういう曲があるのかと思ってた)。

 

一緒に行った友人は、何かと小ネタを用意してくれるので、良くも悪くも(?)面白いのですが、今回の同人誌はテンションが上がりました。

 

しかし、先々週の「君の名は」とともに、カロリー消費の激しすぎる映画を観たなぁ・・。双方話題作の確認作業になるかと思いきや、その世界観に圧倒されてしまいました。

 

 

9月3日、Twitterで週刊ジャンプでのこち亀の連載終了の報を知りました。

 

僕はというと、「それは本誌で一度やってる『ニセ最終回』だろう」と思っていました。ニュースサイトを見て、そちらで秋本治本人が会見している写真を見ても、まだ次週「こち亀Z」が始まるぞ、とネタに絡めてくるのかと思っていました。

勿論報道は本当でしたし、自分も認めたくないだけで本当なんだと薄々わかってきていました。

 

こち亀ファンだった自分としては、最終回がちゃんとある事の素晴らしさ、秋本先生が達者なうちに連載が大団円を迎える事の嬉しさはある反面、目玉を描くだけの大御所先生になってもいいからずっと続けて欲しかったというのが正直な所です。

 

9月3日はちょうど友人と映画「君の名は」を観に行っていたのですが、前半はそのニュースが頭を駆け巡って集中できませんでした。後半はジェットコースターに乗ってるかのごとく汗やら涙やらが出るほどのめり込みましたが・・。一時こち亀終了を忘れられるほどだったので、かなりお勧めの映画です。

 

友人もこち亀ファンだったので、映画の後で最終回予想や初期のマニアックな話をしました。こち亀ファンの共通点として、誰もがひそかに「自分が一番のこち亀マニアだ」と思ってる事が挙げられると思います。

 

生まれた時から既に本棚にあって今でもそれが変わらない漫画でした。学校でいじめられた日も会社で失敗した日も、読むとリセットできました。本当に擦り切れるまで読んでました。

ある意味、こち亀が終わるという事は、これからの人達がまた新しい波を作っていってほしいという秋本先生からの願いだと思います。それが漫画なのか、まったく新しいものなのかはわかりませんが・・。

 

でもやはり寂しいですね~。

秋本先生の新連載か不定期連載、始まって欲しいです。

イラストコンテストには落ちてしまいましたが、自分的には楽しく描けたので投下。

時間の無い中で色々試行錯誤出来たのでいい経験にはなりました。

色やダイナミックさ、丁寧さ・・その他色々に欠けていますが、受賞作を見るとそのどれもがハイレベルだと思いました。

また、受賞作は一目で「どういうモンスターか」が訴えかけてくる感じがしました。特に、「見せたい場所」と「モンスターの頭」が一目でわかりました。母に自分の絵を見せた時に「これどこが頭?」と言われたのがグッサリ刺さっているのもありますが・・W

 

また、人間絵も増やしていきたいので、三国志の呂布を女性にしたのも描いてみました。

早描きにチャレンジしていますが、ひととおり出来たら丁寧に仕上げていこうと思います。