こんにちは
今日は一日曇り空のツボイ地方~
11月も半ばですね、ふと気づけば街路樹が少しづつ紅葉し始めてました
そろそろ紅葉シーズン到来ですね~
今日は先日、書家の白記佑紅先生がご来社され、
拓本を製作されるというのでお願いして見学させて頂きました
これの拓本を製作しますよ!!おっきいです
(※左上→右上→左下→右下の順番でーす)
どーーーーーん!!!
拓本をとる前に石の汚れを拭き、紙を濡らして石に密着させるので
濡れたタオルで拭きます。
紙をあてていきます!
このくらい余白とろうかな?なんて計算しながらあててます
この紙は和紙で本画仙紙といって中国の高級な和紙です
書道に使う半紙より厚みがあって紙に弾力があり破れにくい性質があるそうです。
水を霧吹きで吹きかけて刷毛を使って紙を石に密着させていきます
刷毛はこの毛足の長さと毛の強さが紙を破かないギリギリの強さで撫でられて
いいんだそうです。先生にはこの刷毛がちょうどよく馴染むそうです。
ここで紙と石の間に空気が入ったり、紙がよれてしまうとその部分が白く残ったり綺麗に
拓本がとれなくなるので丁寧に丁寧に作業が進められていきます
これは同じ和紙の切れ端です。
文字の上に補強していきます、こうすることでより白く出したい部分が
はっきりと出すことできます。
まだ拓本をとる準備段階です!
一時間以上費やす大変な作業です
ここで拓本製作に使用する先生の道具をご紹介します
じゃーーーーーーん
紙と水とナイフとタオルとクロスと刷毛、
ヘアブラシ(刷毛より毛足が長く柔らかいので拓本をとるものによってこのヘアブラシを刷毛と同じ使い方をします)
はすでにお話してますので説明ははぶきますね~
拓本用の墨は書道につかう墨汁とは違い油が混ざっていますこれは拓本用で市販されてるそうです。
拓包(タンポ)は墨を紙になじませるための道具でこの後使ってるところが出てきまーす。
市販のものもあるようですが、先生はお手製のものを使っていて外側の布は絹100%、中は化繊と綿の綿を混ぜたものです
他の生地だと粗くて布の目が紙に写ってしまうそうです、また化繊とめん綿を混ぜるのは
墨を吸い込む綿と吸い込まない化繊でちょうどいい墨の付き具合になるそうですよ!
分量は企業秘密です
一時間以上の準備を終えていよいよ拓本をとります!!!
拓包(タンポ)を二つ使って
片方で容器から墨をとってもう片方に少しづつ付けて紙にポンポンポンポンと優しく
お化粧をするようにたたいていきます、全体に墨が同じ濃さになるように
この作業をひたすらにおこないます、、、、、
タオルで紙をたたいてるのは天気が良くて紙が乾いてしまうので
濡れたタオルで湿らせてます
湿ってないと墨が切れにのらないそうです!湿り具合はもう経験から得た勘だそうです
プロの仕事は一長一短では習得できないですね、奥が深い、、、、
30分ほどこの作業は続いたでしょうか?
全体に墨が均等になじみました!!!!
すごい!!!
破れないように慎重に慎重に、、、
文字がくっきり白く出て綺麗な拓本が製作されました~
墨に油がはいっているので、一日は新聞紙の上で寝かせます。
(寝かせるで表現が合ってるのか?笑)
拓本とれました~
大変な作業なのに、私がわかるようにと説明しながら作業してくださったり
見やすいようにご配慮いただいたりとほんとにありがとうございました
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赤サビ
5~15mmと20~40mmの大きさ二種類です!
砂利の展示にありますので色味、大きさなど実際に 来て 見て 触ってくださいね~
カサ