E129、続々と…
こんばんは。またもや更新期間をずいぶんと空けてしまいました…。さて、今回も新潟地区の車両の動きをご紹介します。前回の更新が1月18日。長野車セからやってきたナノN9編成がニイN40編成となって運用入りしたことをお伝えしました。その直後…N1編成が長野へ。1月20日、新潟車両センター所属の115系3連(N1編成)がEF64 1030の牽引により長野まで輸送されました。廃車のためと思われます。編成間差異がさほど大きくなく、大半が115系1000番台からなる新潟のN編成ですが、このN1編成はTc車のみ静岡地区向けの暖地仕様車、Tc-2036を組み込んでいます。昨年唯一廃車となったN編成であるN19もTc-2038を組み込んでおり、新潟地区の2000番台はN27編成のTc-2041が唯一の存在となりました。続いて…E129系B編成、ついに出場。1月28日、年末以来新津事業所内に姿が確認されていたE129系4連(B編成)のトップナンバーであるB1編成が、翌29日にはB2編成が相次いで新津事業所を出場、試運転を行い新潟車セに到着。また、2月1日にはB3編成がA30編成と併結し6連で出場。完成後、長い間事業所内に留め置かれていたA30編成が出場したことで、当初計画のA編成30本が出そろいました。その後、2月5日にB4編成、2月15日にB5編成、2月19日にはB6編成が立て続けに出場しています。もう一つ…V12編成、運用復帰。順序は前後しますが、2月3日。昨年6月に事故で損傷し、以来運用離脱となっていたE127系V12編成が修復を終えて新津事業所を出場。今月中旬より運用に復帰しました。そして…E129系B編成、運行を開始。2月14日、E129系B編成が運用入り。出場からたった半月で運行開始となりました。信越線や上越線での運用が確認されています。最後に…L7編成、長野へ。2月18日、L7編成がEF64 1032の牽引で長野まで輸送されました。E129系B編成運用開始による余剰廃車と思われます。全車1000番台で構成されたL編成では初の編成廃車で、L編成は残り6本となりました。さて、これらの動きのうち運用復帰したV12編成と、運用が増加したE129系についてご紹介します。こちらは事故前の姿。初めての弥彦運用を終えて、新潟駅に戻ってきたV12編成。こちらは修復後の姿。2日間の弥彦運用を終え、新潟駅に戻ってきたE127系V12編成。1両目が事故で損傷したクハE126-12です。昨年発生した事故により、V12編成クハE126-12はスカート、前面FRP部材、連結器周り、車体外板下部などに大きな損傷を受けましたが、総合車両製作所新津事業所にて損傷を修復し、今月中旬より運用に復帰しています。修復と同時にスカート換装や機器更新工事を受けるのでは、との声も聞かれましたが、損傷個所の修復のみで出場しています。やはり目立つのは明るいグレーのスカート。新製時は明灰色だったE127系のスカートですが、近年は床下機器と同じ濃いグレーで塗装されており、思わぬ形でかつての姿が蘇ったと注目を集めています。編成を組むクモハE127-12は濃灰色スカートのままで、前後で印象が異なる特徴的な姿になりました。また、前面FRP部材と車体外板との隙間の色が事故前とは異なるため、FRP部材がそっくり交換されたと考えて間違いないでしょう。損傷が大きかった運転台側も綺麗に修復。前面FRP部材やスカート以外にも、連結器胴受や乗務員ステップなどが新品に交換されているようです。また、車体外板のスポット溶接痕も一部が目立たなくなっており、何らかの補修を受けた痕跡が見られます。優先席ステッカーも新デザインのものに変更されていました。続いて、E129系です。まずは…2丁パンタを上げて運行されているA27編成。同じ向きの関節が特徴的です。全30編成が出そろい、定期運用に、ワンマン試運転にと大忙しな2両編成のA編成ですが、A23編成以降の8編成は霜取り用ダブルパンタ装備編成となっています。これら8編成はすでに運用に就いていますが、今のところすべてのパンタグラフを上げて運行されています。霜取りパンタ編成どうしで併結し、4連で4丁パンタという姿が見られることも…そして…新潟駅に入線する4連のB1編成。出場からたった半月で運用入りとなった4両編成のB編成。その編成は…◆クモハE129-0+モハE128-0+◆モハE129-0+クモハE128-0となっており、システムや車内設備はA編成を2本併結した◆クモハE129-100+クモハE128-100+◆クモハE129-100+クモハE128-100とほぼ同じ構造となっていますので、長い試運転を行うことなく運用投入が可能だったものと考えられます。ところで、E129系の先頭車では、両端のドアから車端までの長さが異なっています。B編成では中間車が製造されるため、その処理が注目されていましたが…クモハ-モハ連結部モハ-モハ連結部中間車も先頭車同様両側で車端部長さが異なる構造となりました。モハ-モハ連結部は、先頭車2両併結時の向かい合う中間運転台を単純にロングシートに置き換えた形です。信越線1346Mとして、新潟から長岡を回り柏崎まで運行されるB1編成。この1346Mは、4連という編成長は変わらないながらも、短期間でE129系A+A編成→115系L編成→E129系B編成と運用車両が変化しました。現在までに6編成が出場したE129系B編成。今のところ、A編成との併結運用も無く、朝夕を中心に115系L編成単独4連で運行されていた列車の一部がB編成単独運用に差し替わったほか、一部でA+Aの4連運用が置き換わったとの情報があります。最後に、記事作成時点での配置状況です。・115系L編成 4連×6本 L8~L13N編成 3連×38本 N2~N18・N20~N40S編成 2連×12本 S1~S12事業用 4連×1本 L99訓練車 2連×1本・E127系V編成 2連×2本 V12・V13・E129系A編成 2連×30本 A1~A30B編成 4連×6本 B1~B6当初計画では25編成が登場する予定のE129系B編成。どれほどのペースで置き換えが進行するのか、注目です。それでは。