漫画紹介『がんばれ!!タブチ君!!』 | ちらこれさらり

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  漫画『がんばれ!!タブチ君!!』

がんばれ!!タブチ君!!』 いしいひさいち著 1979年1月初版 双葉社  

                                                                 1977年「漫画アクション」より連載

『がんばれ!!タブチ君!! ②』        1979年6月初版 

『がんばれ!!タブチ君!! ③』        1979年12月初版

 

主人公のタブチ君は当時プロ野球選手だった田淵幸一さん(阪神タイガース1969~1978

西武ライオンズ1979~1984)がモチーフ。

氏が在籍していた阪神タイガースと黄金時代前の西武ライオンズを軸に、

1977年以降のプロ野球界を実名でおもしろおかしく描いた漫画。

 

1978年ヤクルトスワローズ初優勝時とそれ以後も描かれている。

当時の広岡監督と安田投手が主に登場。私設応援団(当時)の岡田さんも。

広岡氏と安田氏は、他のいしい作品にも別キャラで登場。
 
鎌倉に住む、文豪?広岡と担当編集者・安田、等。
 
 

時事ネタや社会風刺のページも多数ある。

当時の世相を振り返ったり、知ったり、そんな楽しみ方もある。

 

コアなファンならご存じ「地底人」シリーズも。

私が好きなコマは、地底人の会議。

炭鉱系地底人「かってなことを言うな!」

油田系地底人「けっ、落ち目なもんだからひがんでやがる」

鍾乳洞系地底人「まぁまぁみんな仲良く」

地下鉄系地底人「仲良くって、あんな奴とも?」

野つぼ系地底人「あんな奴?俺たちのことか?差別だ」

古井戸系地底人「あたりめぇだ。わしらはくさくてたまらん」

 

さすが、いしいひさいちさん。