こんばんは!
今日は、やさしさいきいきフェスティバルの実行委員会に出席してきました!
昨年の改善点を生かし、今年も参加団体の皆さんと温かな祭典をつくりあげていきたいと思います
さて、今日は先日のブログの続きとして、令和6年3月11日に蓮田市議会で質問した、市政に対する一般質問についてご報告したいと思います!
内容は、1問目の「子育てと就労の両立に向けた支援」のうち、目次の2番、学童保育所の待機児童対策・放課後子供教室の活用についてご報告します
目次
子育てと就労の両立に向けた支援
2.学童保育所の待機児童対策・放課後子供教室の活用
蓮田南中学校校舎の長寿命化改修に向けて
一般質問【42】子育てと就労の両立に向けた支援②
学童保育所の待機児童対策
学童保育所の待機児童対策については、半年前にも対策を要望し、その後、市では、蓮田南学童保育所の定員を25名増員する対策を講じました。(令和6年度入所から、定員が30名から55名になります。)
✳︎2023年12月7日ブログ
しかし、保育園と同様、学童保育所についても待機児童が生じる見込みであり、現在、学童保育所に子どもが通っている保護者の方からは、「来年度は入所できなくなってしまい、このままでは勤務体系を変えなくてはならない」との声をいただいております。
そこで、改めて、現状を確認しながら、今後の対策について質問しました。
年齢別待機児童の現状
質問
令和6年度の年齢別・学区別の待機児童数の見込みはいかがでしょうか
回答
令和6年度当初の待機児童数(2月20日時点)は、市内全体で107人です。
・蓮田南小学校区 36人(低学年3人・高学年33人)
・蓮田中央小学校区 33人(低学年8人・高学年25人)
・平野小学校区 12人(低学年0人・高学年12人)
・黒浜小学校区 11人(低学年4人・高学年7人)
・蓮田北小学校区 9人(低学年8人・高学年1人)
・黒浜南小学校区 4人(低学年0人・高学年4人)
・黒浜西小学校区 2人(低学年2人・高学年0人)
学校施設の活用に係る検討状況
質問
令和5年9月に質問した際、待機児童対策として、臨時的に学校施設を活用することを提案させていただきました
✳︎令和5年9月議会ブログ
その際、学校の余裕教室において学童保育を行うことについて、教育委員会からは、「学校の教育活動の状況を十分に考慮した上で、校長の判断が必要となる。」との考えを伺いましたが、その後、市と学校との協議等は行われていますか
回答
令和5年度11月時点で待機児童が生じていた学童保育所の学校区は、蓮田南小学校区と蓮田北小学校区であり、両校の学校長等に「学校の教室を学童保育所として、使用が可能かどうか」との相談・協議をしました。
蓮田南小学校については、学校運営上必要な教室のため、学童保育所として使用可能な教室はない状況でした。
蓮田北小学校については、特別教室の利用を学校と調整しました。
特別教室等の活用にあたっては、円滑な学校運営に配慮すべき要素や課題があるため、まずは、今後の希望者数の増減や日々の利用状況等を検証しながら対策を検討していきます。
今後の確保方策
質問
待機児童の現状や学校との連携を踏まえ、市では、今後、待機児童解消に向けてどのような確保方策を検討されていますか
回答
学校と連携し、余裕教室や特別教室の活用について検討を進めていきたいです。
再質問①(学校施設の活用)
令和5年9月議会での質問後、国からは「放課後児童対策パッケージ(コチラ)」というものが、令和5年12月に示されました。
こちらでは、学校施設を活用した放課後児童クラブの実施が重要なポイントとして掲げられており、"活用できる余裕教室がない場合にも、放課後の時間帯のみの一時的な利用として、タイムシェアも検討する必要性"が示されています。
また、実際に、学校施設を活用した放課後児童クラブの実施について、市と学校が締結する覚書等の雛形も示されていました。
実際、「2校(蓮田南中学校・蓮田北小学校)と協議をされた」とのことでしたが、タイムシェアのお話などはされていますか
回答
現在、タイムシェアについての具体的な検討は進んではいません。
学童保育所として、既存施設等を利活用する際に最も有力な環境は学校ですが、学校が抱える課題としては、学校の教室は、基本的に児童の教育活動のために何らかの形で使用している状況が多く、全く使用しない教室は希有な状況です。
そのため、各々の教室を学童保育所として利用することで、教育活動の機能を制限することが憂慮され、現状での利用を見送ったこともありました。
関根の考え
全く使用しない教室がある学校は、本当に希だと思います。
学校施設を使うことへの課題が多くあることは承知していますが、そうすると施設を増やすことでしか対応できなくなってしまいます。
半年前の令和5年9月議会にて、学童保育所の待機児童対策について伺った際、担当部長からは、「全体的に子どもの数は減少傾向で大幅に増加することは見込んでいない。蓮田南小学区についても入所希望者数は、今年度並みで継続するものと考える。」との答弁がありました。
その後、令和6年度からは蓮田南学童の定員が25名増え、その当時の待機児童を考慮した対策を講じていただいたわけですが、実際には、蓮田南小学区で36名、そして、昨年はあまり待機児童が生じていなかった中央小学区でも33名の待機児童児童が生じています。
今後の学童保育所のあり方を考える際、必要なのは子どもの数だけではなく、アンケート結果からもわかるように、働く保護者が増えていることによる潜在的ニーズであると思います。
担当課職員の皆さんは、何か待機児童を解消する対策はないかと、日頃から試行錯誤されているのを私も何度も拝見していますし、ご答弁にもありましたが、実際に学校とも協議をしていただいています。
新しい施設をつくるには時間もお金もかかりますので、やはり、私としては既存の学校施設を有効活用することが一番、理に適っていると考えます。
再質問②(学校施設の活用)
学校施設を活用した待機児童対策について、教育長のお考えをお聞かせください。
回答(教育長)
日常の学校教育活動の円滑な実施を第一に、学校への学童保育設置の影響について、校長の考えを十分に聞き取る必要があると考えています。
そして、教育委員会としては、学校施設の積極的な活用について、前向きに判断していきたいと考えています。
私自身も出向いて、各学校の校長先生と真剣に話し合い、"学校施設を学童保育所として使いたい"ということで、了解を得ていきたいと考えています。
教育委員会からは、学校施設を活用した学童保育の実施について、前向きなお考えを伺いましたが、もう1つの対策として、学童保育とは異なる放課後の居場所づくりとして、放課後子供教室の活用について質問しました
放課後子供教室の活用
現在の実施状況
質問
令和3年6月議会において、市内の放課後子供教室の実施状況について質問したところ、市内3校で実施しているという状況でしたが、令和5年度の実施状況をお答えください。
✳︎令和3年6月議会ブログ
回答
令和5年度は平野小学校と黒浜南小学校の2校で実施しました。
✳︎平野小学校
年間32回(週1回程度)実施
延べ1,344人の児童が参加
✳︎黒浜南小学校
年間18回(月2回程度)実施
延べ211人の児童が参加
今後の予定
質問
「蓮田市第二期子ども子育て支援事業計画」においては、令和6年度に8校での開設を目指すとされていますが、今後の予定についてお答えください。
回答
新型コロナウイルス感染症の影響で一定期間活動を停止しており、令和6年度に8校で開設をすることは困難な状況です。
令和4~5年度には、未実施校へのアンケートやヒアリングを行うとともに、活動の企画運営を中心となって行う地域のコーディネーターの募集など、新規開設に向けて取り組んできました。
コーディネーター及び活動場所の確保が課題であり、これらの課題を踏まえ、令和6年度には2校での新規開設を目標としています。
関根の考え
私も実際に実施されている学校を拝見させていただいたのですが、学校と地域が一体となって、利用を希望する子どもを対象とし、放課後の居場所をつくる素晴らしい取組みであると感じました。
しかし、コーディネーターや場所の確保という課題もあり、なかなか全校での実施は難しい状況もわかりました。
こうした課題に対する他市の事例を見ますと、さいたま市では、学校施設を活用した民間事業者との放課後の居場所づくりとして、「さいたま市放課後子ども居場所事業」という取組みを令和6年度から実施するとの情報を目にしました。
この事業の注目すべき点は、従来の学童保育所と子供教室が合わさって、学校のある平日は毎日午後7時まで、授業のない土曜日や長期休暇も午前8時から午後7時まで開所しており、民間事業者への業務委託により事業が推進されるとのことで、学童保育所と放課後子供教室に通う双方の子供が利用できるといった新しい取組みでありました。
再質問(民間事業者の活用)
現状、放課後子供教室が未実施の学校については、民間事業者との連携も視野に入れ、放課後の居場所づくりについて検討されてはいかがですか
回答
さいたま市のモデル事業を含め、他自治体の事例の情報を収集しながら、民間事業者との連携の可能性も含めて、今後、調査・研究していきます。
以上が、1問目の「子育てと就労の両立に向けた支援」のうち、目次の2番、学童保育所の待機児童対策・放課後子供教室の活用についての質問です。
今回の質問では、"子育てと就労の両立"をテーマとし、主に、保育園と学童保育所の待機児童対策について質問しました。
この質問の背景には、現在待機となっているご家庭の声ももちろんですが、安心して子育てと就労が両立できる環境を整えなければ、更なる市の人口や現役世代の減少につながり、結果的には、市の活力を失われることになるという、先々のまちづくりに係る危機感もありました。
人口減少社会において、持続可能なまちづくりを進めるためには、保育園・学童保育所の待機児童対策は非常に重要な問題であり、先延ばしせず、できることから対策を講じるよう、改めて強く要望しました
なお、今回の質問で具体的に提案・要望したこととしては、以下のポイントになります
保育園の待機児童対策
入園希望に応じた利用枠の調整
比較的、利用枠が確保できている3歳児以上の利用枠を活用し、0歳児〜2歳児の利用枠を確保する。
一時預かり保育を活用した利用枠の確保
一時預かり保育の利用が少ない施設では、一児預かり保育の利用枠を0歳児〜2歳児の利用枠にする。
民間事業者へのアプローチ
0歳児〜2歳児の保育園を運営する事業者に対し、園の増設・新設を依頼する。
学童保育所の待機児童対策
学校施設を活用した学童保育の実施
学校施設のタイムシェア(放課後のみの利用)を検討した上で、放課後に特別教室等を活用し、新たな施設整備を必要とせず、学童保育の実施場所を確保する。
放課後子供教室の活用
民間事業者への業務委託も視野に入れながら、放課後子供教室と学童保育を組み合わせることで、新たな放課後の過ごし方を検討する。
過去の質問等も振り返りながら、以上のとおり、具体策を示しながら対策を求めました
これに対し、今回の質問では、市からの前向きな回答もいただきましたので、引き続き、対応の進捗状況を確認していきたいと思います。
以上が1問目のご報告です。
次は、2問目の「蓮田南中学校校舎の長寿命化改修」にうつり、目次の3点目の"設計の進捗状況・仮設校舎の設置"についてご報告したいと思います
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