現在のコロナ禍において松戸市では多額の予算を伴う様々な取り組みが行われていますが、これらが適正に行われているのか、不足している取り組みはないか等、議会で検証する必要があります。
またコロナ禍によって市民生活に多大な影響が生じており市民から様々な要望の声が挙がっており、この声を市政に活かすべく議会で議論していく必要があります。
しかしながら、11月18日に開催された松戸市議会運営委員会で「一般質問※1の時間を1議員当たり従来の60分から25分に短縮することを、12月議会※2においても延長すること」等が議題となり、関根ジローが所属する会派※2「立憲民主党」としては「緊急事態宣言が解除されていること」や「議場や議員控室にはパーティションが設置される等、一定の感染症対策が図れていること」等から、質問時間を短縮することに反対したものの、採決の結果、賛成多数で可決されてしまいました。
一般質問の「質問時間の短縮」等は、松戸市議会に限らず全国的な傾向であり、そのことについて千葉大学大学院の関谷昇教授は千葉日報(2020年7月3日)に「議会の役割を半ば放棄している」と厳しい指摘をしています(添付)。
議会は短縮しない環境を整え、行政のチェック機能や政策提言機能を全うしていくべきです。
※1 一般質問とは「議員個人が市の事務の執行状況や将来に対する考え方などの報告や説明を市長などに求め、市が市民のための適切な市政運営を進めているかを議員がチェックするもの」です。
※2 「質問時間の短縮」は昨年6月議会から行われています⇒https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12615437502.html
※3 会派とは市議会で活動を共にしようとする議員のグループで、松戸市議会では3人以上の議員で結成することができます
【質問時間の短縮への賛否】
(賛成した会派)
・松政クラブ
・公明党
・市民クラブ
・まつど未来クラブ
(反対した会派)
・立憲民主党
・政策実現フォーラム
・日本共産党
・市民力・立憲民主党
【会派別市議会議員名簿】
●松政クラブ
木村みね子
鴈野聡
大塚健児
大谷茂範
石井勇
杉山由祥
田居照康
小沢暁民
●公明党
城所正美
諸角由美
篠田哲弥
鈴木智明
松尾尚
岩瀬麻理
高橋伸之
伊東英一
飯箸公明
織原正幸
●市民クラブ
末松裕人
市川恵一
渋谷剛士
岩堀研嗣
深山能一
中川英孝
山口栄作
●まつど未来クラブ
大橋博
鈴木大介
中村典子
桜井秀三
●立憲民主党
二階堂剛
関根ジロー
成島良太
戸張友子
●政策実現フォーラム
増田薫
原ゆうじ
DELI
●日本共産党
宇津野史行
平田きよみ
ミール計恵
山口正子
●市民力・立憲民主党
山中啓之
中西香澄
岡本優子
●会派に属さない議員
箕輪信矢
※敬称略
※順不同
※昨年12月には会派「立憲民主党」を結成しています。結成の背景はコチラをご覧ください⇒https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12645866658.html