現在のコロナ禍において松戸市では多額の予算を伴う様々な取り組みが行われていますがこれらが適正に行われているのか、不足している取り組みはないか等、議会で検証する必要があります。

 

またコロナ禍によって市民生活に多大な影響が生じており市民から様々な要望の声が挙がっており、この声を市政に活かすべく議会で議論していく必要があります。

 

このように議会で議論する問題が山積していますが、7月30日に開催された議会運営委員会において「一般質問※1の時間を1議員当たり従来の60分から25分に短縮する」ことが一部の議員から提案され、関根ジローが所属する会派※2「政策実現フォーラム」としては反対したものの、採決の結果、賛成多数で可決されてしまいました。なお6月議会においては「30分に短縮」されております(詳細はコチラ⇒https://ameblo.jp/sekine-jiro/entry-12597406177.html)。

 

本件についての議会運営委員会委員ごとの賛否態度は下記の通りです。なお議会運営委員会には各会派から選出(議員3人ごとに1名を議会運営委員会に派遣することが可能)されますので、基本的には議会運営委員会で委員が示した賛否態度と会派全体の賛否態度は同一です(会別議員名簿を市議会HPから転載)。

 

一般質問の「質問時間の短縮」や「中止」は、松戸市議会に限らず全国的な傾向であり、そのことについて千葉大学大学院の関谷昇教授は千葉日報(7月3日)の紙面で「議会の役割を半ば放棄している」と厳しい指摘をしています(詳細は添付をご覧ください)。

 

※1 一般質問とは「議員個人が市の事務の執行状況や将来に対する考え方などの報告や説明を市長などに求め、市が市民のための適切な市政運営を進めているかを議員がチェックするもの」です。

 

※2 会派とは市議会で活動を共にしようとする議員のグループで、松戸市議会では3人以上の議員で結成することができます

 

 

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【「一般質問時間を1議員当たり60分から25分に短縮すること」についての採決結果】

 

<賛成した議員(会派)>

 

渋谷剛士(市民クラブ)

大谷茂範(松政クラブ)

伊東英一(公明党)

箕輪信矢(松政クラブ)

飯箸公明(公明党)

木村みね子(松政クラブ)

大橋博(松政クラブ)

末松裕人(市民クラブ)

 

<反対した議員(会派)>

 

DELI(政策実現フォーラム)

二階堂剛(政策実現フォーラム)

宇津野史行(日本共産党)

 

※敬称略

※城所正美委員長は採決に加わらない

※会派に属さない議員は議会運営委員会のメンバーではない

 

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