2014最後に読んでいたのは
『バカボンのパパと読む「老子」』
という、
難解な老子の訓読文を筆者の方が訳し、
それを更に「バカボンのパパ語」に訳すというハイパー画期的な本。
だったのだけれど
その中のある章に
「なんでも大事にすればいいというものではないのだ」
という見出しがあり、バカボンのパパ語訳で
(略)心を乱す禍いの種を、なんでわざわざ自分の体のように大事にしてしまうのか。わしらが嬉しくなったり、しょんぼりしたりするのは、わしらに欲の宿った体があるからなのだ。(中略)だから、禍いの種など抱かぬように自分の体を大事にしてこの世を治めることができる人なら、心を失わないのだから、この世のことを任せられる人なのだ。
目から鱗も鰭も落ちました。
自分にしか出来ない事、などというのは何一つない。
でも、
自分だからやる事、というのはある気がする。
それを
誰かに褒めてもらうためでもなく、
誰かに責められないためにでもなく、
水のように、水が流れるように、水を飲むように
あたりまえのようにできたらよい。
世界中の皆に賞賛されることなんてあり得ないのだから、自分がやるべきことを
信じている事、人、と一つずつ積み上げていければよいのだ。
そうだ。
これでいいのだ。
反省はするけど後悔することはありません。
そう居られることに感謝して、
今年を締めくくります。
本年もありがとうございました。