こてんちゃん | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

ざくざく、毎日多方面から歌舞伎づいています。

昨年仕掛けたことが今年咲いたり、着実に一歩一歩あゆむことは
大事ですね。

ちなみに亜弓【あゆみ】という名前は一歩一歩着実に歩むようにという
両親からのメッセージが込められていま


せん。


はい、そんな訳で、昨年まいた種がようやく芽がでた、というより
種に水をかけることができた企画があります。
その名も

「こてんちゃん」

です。

これは、女性限定落語の「らくこ」の仕掛け人の方と、
「囲碁ガール」の仕掛け人の方と、
歌舞伎女子のじぶんで

近いようでいて遠い、この横の繋がりを
深めようぜ!という話し合い「どうしよっかナイト」が
東銀座の会議室で寿司を食べながら繰り広げられたのがきっかけです
(響きはすごいですが宅配すしです)

そこで出た答えは、

まずは自分たちで、一日古典漬けになってみて、
それから考えよう

ということでした。
なので、
第一回は浅草で全部やる(笑)
ということだけ決めて、いざ出陣。


まずは浅草公会堂で!囲碁レクチャー!を受ける。
そうです。まさに新春浅草歌舞伎が上演されている上の集会室で
なぜか囲碁をやっている人たち


まずはルールから




なぜか囲碁番組のような完璧の突っ込みが入っていて感動




サザエさん


とやっている間に時間は迫ります。次のメニューは落語!

浅草演芸ホールでニの席を鑑賞。

どうやらお正月は特別で、通常は持ち時間が15分とかなのだそうですが、
10分ほどでかわるがわる芸を披露。

笑点でおなじみの春風亭昇太さんや、バラエティにも多く出演しているナイツ、
そして大トリがあの桂歌丸さんということで、おおにぎわいでした。

確かに同じ古典芸能だけど、歌舞伎とは全然違うなぁ。

客席で飲食自由、には変わりないけど、明らかに自由の範囲が違うし。
一番大きいのは、客席で声を出していることがなんの妨害にもならないこと。
笑いや拍手のタイミングを、だれも周りを気にしていない。
そこは歌舞伎と全然違う。


昼夜入れ替えがあるのは歌舞伎と同じ、月中で出演者が変わるのは違う、
チケットの値段は均一なのは落語だけとか、、比較するといろいろ出てきそう。


さて、既に頭がぱんぱんかと思いきや、そんなこともなく!

ただおなかは減ったので腹ごしらえ。

浅草で有名な洋食屋さんへ




昼から八海山な大人たち


ここで脱落者が出たり(笑)さすがに長くなるのでとりあえず
歌舞伎のことはさらっと。

浅草歌舞伎第二部を観劇。

初めてみる方には歌舞伎、だと「石橋」などわかりやすいものが
印象的かと思いきや、新口村がよかったそう!

このあたりは、次回の反省とこれからの会で深く聞きたいところであります。

なぜかセピアでしめくくり

おつかれさまでしたー!



盛りだくさんだったけど、非常に可能性を感じました。

次回からは一般のお客様と、絞った献立で(笑)やっていきたいです、こてんちゃん。

ちなみに、「こてんちゃん」の由来ですが
先にお話したように、
囲碁ガール、らくこ、歌舞伎女子、とそれぞれと名付けている現状。

親近感を出すために
女子っぽさを出しているのが、やはりオカタイと思われそうな古典の
共通する悩みを表しているようです。

だからそれらをひっくるめて「こてんちゃん」
おなじみのあのモツの語感は、もちろん意識してます。



最後に。この日で一番心に残っているのは・・・



















色黒のサザエさん