お光とお初 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

久々にお光(役名)氏との逢瀬。

これなんだと思いますか。

ヒントはネスレ系のカフェだということ。

答えは「ミロ」。

麦芽飲料。ただし安全で健康な(笑)

こんなしゃれおつなトッピングは初めてでした。


ミロとパンケーキでお誕生会みたい。



その後、代々木体育館で全日本バスケを観戦。

何度もいうけど球技の苦手なバスケ部員だった私ですが、
観るのは好きですよ。



東芝がずっとリードし続けていたのに、第4クオーターにトヨタに追い上げられて
ほんとの終盤に一度は逆転されて、ええ!ってなった。

が、

冷静に奪い返し、東芝が82-79でトヨタに勝った。

ドラマだった。

歌舞伎以外で全身がぞわっとしたの久しぶりでござった。

多分、自分が舞台で体感してきた高揚感と、バスケット選手、スポーツ選手が
コートで体感するであろう高揚感は種類は違えど同じ感覚なのかも。

一歩間違えたら私は稽古でなく、今頃筋トレしてたかも、、、
いや、それはないけど。

でも
お光先輩と話していて、そういえば私はこんなに愛してやまない
「歌舞伎をやめようと思った」ことがあることを思い出した。

やめる、のをやめた、のは
「加賀見山旧錦絵」の
『お初』

という役を試演会でふっていただいたからで、
翌年すぐに国立劇場で通し上演され、そのお初が素晴らしすぎたのも相まって、雨降って地固まりまくって結局ここまで来ているのである。

少しでも時期がずれていたら・・・私はいまこの仕事をしていないだろう。
自分の居場所が見つかってよかったとつくづく思う。

そして、その国立のお初をみていることが、偶然ではなかったんじゃないかと思うことになるのだが、

それはまた、別の話。