全三日間、本当にたくさんの拍手をいただきました。
どの回もトリプルアンコール、ブラボーの嵐で、
これを成功といわずしてなんというのでしょう。
ケータリングのサンドイッチ、とにかく大きい!
この楽屋前のスペースがあったことで、皆が憩えて嬉しかった。
地球の裏側にいる先生と交信する京極さん
村上大使夫妻との記念写真。本当に素晴らしかったとのお言葉に、
木ノ下歌舞伎゛JAPAN゛、ほっとしました。
アンコール時の衣装である、ダンサーさん達が自ら見つけてきてくれた
チリTシャツも現地のお客様に大うけでした!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20130624/17/sekiayumi828/70/cf/j/o0640048012586969414.jpg?caw=800)
初日はロビーでワインがふるまわれました!
大興奮のお客さんが写真をとって!と。
キノカブT着ていてよかったです
初日後はGAMがディナーを主催してくださいました。
スープとピスコサワー
ピスコサワーはチリやペルーでおなじみのお酒だそうで、よくどっちの国のものか
議論になるそう。「でも本当はペルーのものなのよ~」とこっそり教えてくれましたが(笑)
公演を終えて
初海外公演がチリだったことは必然だと思えた。
なぜなら私たちがチリという国や文化に決まった先入観がなく、
変におもねるようなことなく作品を披露できたから。
そしてチリ人と日本人がとてもよく似ていることも、
今回木ノ下歌舞伎が受け入れられた要因の一つだったと思う。
誠に恥ずかしながら、私を含む、日本人の大多数が
なんとなく「南米である」こと位しか、
チリのことについてよく知らないんじゃなかろうか。
だから隣国のブラジルのイメージに引きずられ、
とりあえず「陽気」という言葉が先行する。
ところが
チリ人の方々はもちろん明るく気さくだけど、
とっても思慮深くて上品。
わかりやすい例えでいうと、
ブラジル人の女性は体の線を強調したデザインや
露出度の高い洋服を好むイメージだけど、
チリの女性は皆、色づかいもシックで、
とってもエレガント。
通訳をしてくれたバレンティーナにそのことを話したら
「それはよくいわれる。あと、ブラジルの友達からどうしてチリの人は
みんな踊らないの?」と不思議がられるらしい(笑)
あとチリ人はみんなシャイだというところも。
そんな彼らが、「三番叟/娘道成寺」を観て
このようにダイレクトな反応を見せてくれたことは
本当に誇らしいことだし、カンパニーとしての自信に繋がった。
今回はいわゆる、
海外だから、という妥協も力みも一切なく、なるべく沢山の、
今日来られるお客さんに最高のパフォーマンスを
観てもらい、満足して帰ってもらうというスタンス。
それはスタッフも出演者も誰もが同じだったことが、
何よりも素晴らしいことだと思った。
色々連ねましたが、最高の初・海外公演だったことはこの笑顔が、すべてを物語っているのでは
そしてアンコールで必ず涙があふれたことも。