東京デスロック「東京ノート」観劇記 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

東京デスロックの「東京ノート」を観に行きました。


私は何者として、東京を語っていくのか、また語ってきたのかと。
ずっと考えています。
上演中もそのあとも
色々な意味で「当事者」なのだと
思い知らされました。

そして、東京に住んでいることは目的ではなく、手段なのであることが明白に。

では、目的とは?

移動時間を削減するため。
友達と気軽に会える環境を構築するため。
モノの選択肢を増やすため。
そんなところだろうか。

ではその目的を達成できる場所が新たにできたら
東京になり替われるのか?

感覚として

東京とは一体どこなのか?
真の東京人とは誰を指すのか?

私は、東京に何を求めているのか。

未だに考え中です。


あと面白いと思ったのは、
開演前と開演後に
メッセージの意図が変わるという仕掛けも。
こりゃ参った!

そして、ほんのりネタバレですが、
4桁の数字が
スロットゲームのように変わっていく
シーンがあって、
はじめのほうはその数字から連想される
世界に関して想像がついていくけど、
あるときを過ぎると、
ただの数字でしかなくなることに
驚いた。

2013から2025は実感として違うけど、
3056と3068は今の私にとっては同じ。

世界は意外と単純にできていて、
少し見方を変えると景色が変わっていくのかもしれません。

それを試していくには相応しい
年なのかもと個人的には思いました。

だから
HAPPY NEW YEARが
しっくりきた。


と、つらつら書きましたが

とにかく

超かっこよかった!

ということです。
さすがTFJ氏。

TFJのFは

ファンシーのF

でしたが、


「ファンキー」のF


でもあることを今更ながら
思いました。

→つづく