脳と体の素敵な関係 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

踊る→筋肉痛→マッサージを一定のリズムで
繰り返している日々です。


私を育ててくだすったバレエ教室の
勉強会で一曲踊らせていただくことになり、久々に純粋に踊っています。

これがまた難関でして、頭と体がついていかないのでござる。

でも、脳をすっ飛ばして身体で答えを出すのは面白いですね。

今回の振付は「逃げる」というのがテーマな気がします。
何から逃げて、何にたどり着くのかということを体で考えています。


と、いうわけで。自己レッスン終わって疲弊して
なんか栄養つけなきゃと思って街へ繰り出しました。

しゃれおつなのにしっかりランチができるここ。
CLASKA内のレストラン"kiokuh".

なんか、玄米とか魚とかを体が欲していたので、
鰈の最強焼。
いや、西京焼を食す。


うまかー

味もボリュームも満点だったのですが、だがしかし。

一点、裏切り行為ともいえる事象が。

写真の右斜め真ん中ちょい上に注目していただきたい。

そう、味噌汁の横の直方体に豆的なサムシングが
盛られたおいしそうな一品。

配色といい、ランチとしてのバランスといい、
これ、完全に



「抹茶ムースの小豆のせ」



だと思いますよね。

私もそう思い込み、食後の楽しみと思って
最後まで取っておくじゃないですか。

で、脳は甘いムースだと思って何の疑いもなく
一口食べると・・・










お麩ぅうううううううう!!!!!!






そして上に添えられた小豆はなんと・・・・






味噌やんけ!!



つまり、
抹茶のムースwith小豆は
麩田楽でありました。


いや、おいしかったんですよ。そりゃもう。
和食の鑑ですよね。

でもね、ごはんも食べ終わって、最後に
濃いめの味噌の田楽を食べたときの、
舌の混乱っぷりはなかったとよ。


認識、反応、反射。

今回踊る作品といい、

脳と体のメカニズムを、最近
ひしひしと考えさせられます。