木ノ下歌舞伎 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

さて、そろそろ稽古のことを書きます。

今回は木ノ下歌舞伎の舞台
「夏祭浪花鑑」

の舞台に出演するための
稽古をしております。

以前のブログに書いたように、古典である歌舞伎の演目を
現代に置き換えて構築するという木ノ下歌舞伎です。

初めてみたときの興奮が忘れられません。

その証拠に、
このときの「勧進帳」の終演後、
次のオーディションがあったら受けさせていただきたいと、
その回の演出担当であった杉原邦生氏に
言った覚えがあります。

(それがきっかけで「文化祭」という芝居に出ることにもなりました)

ただ、その観劇したのは
京都の団体である木ノ下歌舞伎が、
横浜に滞在して創る
という年だったので、余裕をぶっこいていましたが、

翌年である今年は、
まさか京都で創る年とは!


でもまぁ、そんなこんなで
念願の木ノ下歌舞伎に参加させていただけるのは
この上ない喜びです。

ついでにいっておくと、
心を揺るがしていた昨年の舞台に出演もしていた
重岡漠君と、まさか1年後に木ノ下歌舞伎で共演することに
なるとは思いませんでした。




ちなみに
木ノ下歌舞伎は演出家が、
演目毎に毎回変わるのが特徴です。

今年は・・・



モモンガコンプレックスの白神ももこさん!!





白神さんはバレエをやっていらしたこともあり、
バレエ用語や演目の話が通じるときは
あ、クラシック出身の方だ!と思うのですが、

普段の稽古は

大胆不敵

かつ

スパイシー

な注文や練習法を繰り出します。

もちろん、まじめにストレッチをしたり、
台本の読みあわせをしたり、大歌舞伎のビデオをみたり
という稽古もしているのですが、

突飛なことが基本、多いです。

ノータッチのすもうとか。


あと、物まねが最強。

知らず知らずのうちに人間観察を深ーく
してくいるからなのでしょう。

特徴をつかみまくっていて、
常にお腹がぞうきんみたいにしぼられます。

最近は

「上野のサウナにいるおばちゃん」

の物まねが
相当クオリティ高かったです。

【稽古場便り】
10月26日は制作の本郷さんのお誕生日でした!
みんなでサプライズ☆


おいしそうなチーズケーキ!
と一緒になぜかろうそくのささった「ういろう」
があるかは、また今度ご説明します。
photo:02

缶ビールが生ビールに変身!
な便利グッズをプレゼントしました。


出演者もスタッフさんも、
はやくもカオスっぷりを発揮しております。

まだまだ序の口だということが予想される


斜め右上がりっぷりを、

これからも

余すことなくお伝えしていきます。