「シューズを履く女」 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

「バレリーナ」のモデルを務めさせていただきました、日本画家の渡邉貴裕さんの作品が、『一枚の絵』10月号に掲載されています。


(制作中の作品も渡邉さんがブログに掲載してくださっています)


トゥ・シューズを履くのは、ダンサーにとっては作業のようなものですが、それを見事、お話の一部のように描いてくださりました。
嬉しいでござる!

是非本屋さんで、雑誌を見つけていただきたいです。





バレエダンサーにとって、トゥ・シューズは命。


でも激しい動きに対してその靴は大変繊細なもので、たった一ステージ、もしくは一レッスンで一足を履きつぶしてしまう人もいるくらい。




普通の靴は、大抵流行遅れになってしまったとか、飽きたとか、そんな理由で「履かなく」なります。

でもトゥシューズは、古くなって柔らかくなるとポアントで立った時に危ないので「履けなく」なってしまうのです。

だから泣く泣く、さよならしなければいけません。




はっきりいって同じ一足の値段を出せば、何年も履ける素敵なパンプスやスニーカーが買えてしまいます。



実際、今まで私が履きつぶしてきたトゥシューズで、ジミー・チュウの靴が何足買えるだろう。




そんなことを想像してみたけど、

「価値観」という指標で比較したとき、その天秤がどちらに傾いたか。



いうまでもありません。



【お知らせ】
群馬県高山村にて渡邉さん制作の森のクジラのライトアップイベントが行われます!
・ナイトウォークの詳細は こちらから

高山村は、私もプロジェクトメンバーとして
伺わせていただき、自然と竹とおいしい野菜に
溢れたとっても素敵な村です。
ナイトウォークは締め切ってしまったようですが、
クジラは見ることが出来ます!

■注文の少ない作家展2
東北復興支援のオークションが開催中のようです!

silent auction


9月21日(木)11:00 ~
9月27日(火)20:00まで


東日本大震災復興支援 展覧会情報はこちら
「注文の 多い 少ない?作家展」2
9月29日~10月4日