学校では教えてくれない歌舞伎 | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

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「学校では教えてくれない歌舞伎」
話した人:関 亜弓
主催:Tokyo Golden Talk
協賛:広沢園(ツモリチサトデザイン狭山茶)
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埼玉県狭山市出身のデザイナー津森千里さんがパッケージデザインをしているお茶です。
埼玉県奨励品種茶葉「さやまかおり」使用。


場所:原宿 EX-LOUNGE
無事に終わりました!

当日はどなたも真剣に聞いてくださり、
本編のあとも熱のこもった歌舞伎トークを
お客様同士でも繰り広げてくださり大変興味深かったです。

この日は短い時間だったということもあり、
とにかく歌舞伎をムズカシイと思っているひとに、
劇場にいってみたいという気持ちにさせる!
を目標にお話をさせていただきました。

途中、実際に白浪五人男の台詞を言ってみたり、
ブラックユーモアをいれてみたり、
大げさで超ざっくりな比較をしてみたり、
まさに学校では教えてくれない歌舞伎講座になったことと思います。。


それからこの日のために場所をご提供くださいました
EX-LOUNGEオーナーの秋さん、
協賛をいただきました広沢園の方々、
改めて御礼申し上げます。

実はこの場所とお茶はこのイベントを象徴するものでございました。

「歌舞伎の講演会」というと、どこかの畏まったホールで、歌舞伎の
歴史や文化的側面をお話しする、というイメージを持たれがち。
私はそれを形から覆したいと思いました。

今回の会場であるEX-LOUNGEは表参道ヒルズのちょうど真裏位に位置し、
内装も明るくキレイで、ちょっとお友達の家に遊びにきたような雰囲気。

そしてツモリさんのお茶も、お願いしたいと思ったのは
二つ理由があって

・「歌舞伎を若い人にも広げよう」というテーマに、
お洒落な若者に人気のツモリチサトブランドはぴったりだということ

・関がお茶どころ出身ということもあり、狭山茶の
よさをwebやイベントを通して広げたいということ


でした。
それを広沢園の方も理解して下さり、快くこの
お茶をご提供してくださったんです!

お客さまも「飲むのがもったいない」という方もいるくらい。
皆さまお家に持って帰られたようで何よりです。

もちろん「味は狭山でとどめさす」といわれる位なので、ペットボトルになっても
すっきり香り高い味わいです!

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TSUMORIさん印!

それに合わせて、実は服から靴まで全身ツモリさんで
当日は挑んでおりました。
はい、自己満っす。

でもでも、こうして歌舞伎について語ってるのが
高尚な着物の紳士淑女ではなく、↑のような小娘だったら
「あー私でも行けるんじゃね?」という動機づけになると思うのです。

但し人に不快と思われるような、服装やら
振る舞いはもっての外ですけどね。

とにかくこうして歌舞伎のイメージが少しでも
変わっていったらなと思う次第にございます。

色々と劇場ではないところで歌舞伎の話題が騒がれがちな昨今ですが、
歌舞伎はいつでも(忠臣蔵の通さん場意外)どこからでも(花道は超えられません)
入場可となっておりますので、どうぞお入りくださいな。

この企画を持ちかけてくださったTokyo Golden Talkの関係者の方々、
ありがとうございました!


今は、頑張ればいいことがあるというシンプルな言葉を糧に生きています。