大事な日の前日、「明日上手くいきますように」とか
「失敗しませんように」と祈る。
そのとき「自分は祈るほど努力をしたか」
と必ず聞くようにしている。
もしもどきっとしたなら、そもそも祈る資格すらない。
バレエ「パ・キータ」のパ・ド・ドゥを無事に踊ってきた。
パートナーにも恵まれ、楽しむことが出来た。
直前、音楽が自分の方に向ってきてくれた気がして、
吸い込まれたように舞台に出ていけた気がする。
もちろん課題は山積み。
でも、いろんな方が「この振りが」とかではなく
私の「存在感」についてお言葉をくださったことが
本当に嬉しかった。
その後のペトリューシカのジプシーも、
先生とのやりとりとかを開放感と相まって
マイム、芝居を楽しめた。
楽しいって言葉は、使いやすいけど
色んな意味を内包している。
これからの芝居、歌舞伎、コンテ+日舞の舞台も
「楽しみ」なんだな、心から。
祈れる資格を持てる努力を、今はするしかない。
【思い出フォトアルバム】
パートナーを務めてくれたジェームス。出てきたときの王子っぷりと、
普段の天然っぷりのギャップが超面白かった。
精神的な安定もくれるダンサーで、出る直前まで
近くにいて勝手にパワーをもらった。
また踊らせていただきたいと思える方。
パ・キータの誇り高い衣裳。
私に力をくれました。
チャコットさまさまなマイメイク道具。
ゲネのとき、撮ってくださった方にいただいた携帯写真。
たぶんポワントが合わなくて内心ひーこらいってた時。
4歳から私にバレエとそれ以外のことを
教え続けてくれる、広い心を持った先生に心より感謝します。