選挙カーの過渡期と選挙教育 | イシコのセカイサンポ

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旅行作家イシコの活動記録一覧です。
著書に「世界一周ひとりメシ」(幻冬舎)、「世界一周ひとりメシinJapan」(幻冬舎)、「人生がおもしろくなる!ぶらりバスの旅」(幻冬舎)「世界一周飲み歩き」(朝日新聞)

4年は早い、4年は長い……矛盾するようですが、今回、選挙カーで町内の隅々まで周って感じていたことです。

コロナ禍を挟んでいることも影響しているのでしょう。

 

4年前は、ご自宅の外の石垣に腰かける、椅子を持ってきて座る、もしくは椅子になる乳母車に座ってと、日向ぼっこしながら、外でおしゃべりしている高齢者を見かけた記憶があります。

今回、明らかに減っています。

 

自宅の中で過ごす時間が多くなったのか、

日向ぼっこの文化がなくなるのか、

太陽=紫外線=悪いというイメージが定着したのか、

いずれにせよ世代の変わり目で、世の中も変化している、していくのでしょう。

 

もう一つの現実として、

選挙カーに対する興味より、「うるさいなぁ」と感じる人の割合が多く、

選挙カーを使用することを一考する時期に来ているんだろうなぁと感じます。

今回の選挙前、後援会の皆さまに、ご相談して協議したのですが、最終的には使用することになりました。

 

選挙カーがなくなったとしたら、住民の「選挙」に対する意識は、さらに低くなることも想像に難くありません。

「選挙いつ?今月なの?」

「投票日?えっ?今日?」

 という町民の声も、選挙直前どころか選挙中でさえ、実際にうかがいました。

 

それは今回の投票率(51.4%)が物語っています。

今後、この数字を上げていくことは喫緊の課題。

今は大きな自治体でしか取り組んでいないけれど「こども選挙」などの選挙教育は必要なのでしょう。

そして、町議会議員として政治に関心を向ける努力も怠らないように心がけます。

 

とにもかくにも今回、いただいた投票数の重みを受け止め、考えながら、

これからの4年間、皆さまの声をつなぎ、可能性をはぐくみ、未来の安八町を創るお手伝いをさせていただきます。

今後とも何卒、よろしくお願いいたします。

 

写真は当選祝にて、いただいた花束。

高校時代の同級生の人気花店「リラブラン(LilasBlanc)」が創ってくださいました。