以前の記事で、英国を久しぶりに訪れた旅行の後、日本に戻ってから思ったことについて書いた。

 

https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12815090992.html

 

世界で学んだ様々な知識を、自由に生かして活動したい。そして、職種の違いを超えて、多くの人々が一緒に学ぶことができる場を作りたい。

 

彼はこのような思いから、大学を離れた後に、医療や健康に関わる人々を主な対象として、勉強の場を作ろうと考えていた。

 

しかし、このことよりも先に、まず取り組まなければならないと考えていたことが一つあった。それは、英語教授法関連の知識を学ぶことだった。それも、自己学習ではなく、体系的にまとめられたコースを受講して、勉強したいと考えていた。

 

彼は、医療の専門職である。その彼が、なぜ、英語教育についてきちんと学びたいと考えたのか。それは、彼のこれまでの経験に根差していた。

 

医療の世界における共通言語は、英語である。

 

医療の世界で、重要な情報は、英語で発信されることが多い。そうした情報の中で、日本語に翻訳されるものはあるが、それは一部でしかない。

 

この記事では、分かりやすい例を一つ挙げる。

 

彼は外国の街に行くたびに、大型書店と美術館は必ず訪れるようにしている。そして、書店に行くと、痛みの分野と、理学療法の分野のコーナーは必ずチェックするようにしている。

 

そして、現地の書店で本をチェックしていると、そこの書棚に並んでいる本と、翻訳されて日本の書店で販売されている本が、必ずしも一致していないことに気づいた。海外で人気のある本が、翻訳されて日本でも販売されているとは限らないのである。

 

英語を学ぶことは、医療従事者にとって大切なことだ。このことは、留学も含めて、強く認識してきた。

 

しかし、日本では、多くの医療従事者の英語力は、残念ながら不足している。

 

これは、臨床の場面だけに限らない。教育や、研究の場で働く人であっても、英語力が十分とは言えない人は結構いる。それも、口頭によるコミュニケーションだけではなく、読み書きの点でも不足している。

 

このことに気づいた彼は、愕然とした。そして、いつか、英語の教育方法について学びたい、日本の医療従事者の英語力の向上に少しでも貢献したいと考えるようになった。

 

そこで彼は、独立して活動を始める前に、英語教授法関連の知識について学ぶことにしたのである。

 

どうせなら、高等教育機関が運営している、体系的なコースを受講したい。そして、一か月や二か月のコースではなく、もっと長期にわたって学べるコースを探そうと思った。

 

このテーマ(英語教育編)に関連する次回の記事で、続きを書くことにする。

 

(この記事について、当ブログの管理人が運営しているサイトにて、管理人自身が執筆した記事を見直して修正を加えたものです。https://www.tclassroom.jp