ヨクボウの充足という・・・
どうして生きているのか?
俗っぽい生きる理由が・・・
うまく満たされない場合・・・
ボクらは次善の生きる理由を自らの元に引き寄せるんだ。
それが
特に理由はないが何となく
というものだ。
どうも状況が悪い、ジブン自身のノウリョクも足りていないようだし、生まれた環境もそれほど有利には働かない・・・などなど、あふれるヨクボウを満たす、叶えるには分が悪いとなると、ボクらはたちまちにして鞍替えするんだね。
生まれてきたんだからしょうがない、ジブンが望んだことじゃない・・・と投げやりになる、だからと言って自ら死を選ぶなんてこともしない、ただただ何となくフワフワ、ドロドロと生きていく、生き続けていく・・・まあ、そういったことだろう。
この手合いもかなりの数になると思うよ。
ギラギラとヨクボウを剥き出しにするようなヤカラとは違って、何となくの彼らからは
独特の悪臭が漂ってくる
んだよ。
エンドレスな無気力、上にいるものへの嫉妬、憎悪、やるせない諦め、それに伴う退廃・・・
これといってやることもないけど生きていく。こんな感じのニンゲンが多くなると、かなりヤバいセカイが仕上がってしまう。まあ、そういうことなんだよね。