第1424の解体ー権力の本質 part 6 | 世界解体

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知らないことは ボクらの道を狭くする
情報の海と訣別し 本当に必要な知識を今 ものにするんだ
世界解体は その力強い 道連れだ!

権力の腐敗を嘆く前に・・・

権力の本質

不甲斐ないジブン自身をどうにかするのが筋だね。

ボクらがあらゆる手段を講じれば、権力を破壊することは出来る。
それが革命だよね。今までも多くの権力、独裁、悪政が市民を中心
とした革命によって打ち倒されてきた。でもそれは本当に市民によ
ってなされたものだろうか?

このギモンはまた「革命」の解体で再び取り上げることにして、ひ
とまずボクらの力によって、その集約の仕方によっては権力という
ものが決して永遠のものではないということは理解しておこう。そ
して、その構図はもちろん

ジブン自身にもあてはまる

んだよね。つまり、ボクらにその気があればジブン自身の中にも革
命をおこし、これまでのジブン自身を徹底的に葬り去るということ
も決して不可能ではないということなんだよね。

でも・・・・

ボクらはそんなことするだろうか?
これまでのジブンに満足しているワケでもないのにそこに変化を起
こすようなことに気乗りしないまま死を迎えるなんてことがほとん
どじゃないだろうか? もちろん細かい変更や改変はあるだろう。
それは既存の権力も同じようにしてる。でもね、根本的な改革、改
善などというモノは権力も、ボクらも望んでいないんじゃない?

権力の本質はその中味がどうであれその勢力を維持し、出来るだけ
増大を狙うというきわめてシンプルなものだ。その原動力はそこに
たむろするニンゲンたちのヨクボウ、あくなきジブン本位の立ち位
置に利益をもたらそうとするおよそ高潔なニンゲン像とは相容れな
い、しかしすこぶるニンゲン的な望みであり、その実行なんだ。

そしてそれらはボクらひとりひとりの中にもまったく同じように存
在する。偶然に権力を行使する立場に立てばこれまでと同じように
実行するのみ。そうならなければ「善良なる一市民」というカクレ
ミノにホンショウを覆い隠しているだけのことに過ぎない。

このことがボクらに理解出来るだろうか?
心底理解出来なければ、これまでと同じことが延々と繰り返される
だけのこと。権力はジブンとは別物という意識がこのセカイを窒息
させていくのをブツブツ言いながら見るしかないんだ。しかも、そ
の悪循環の中にジブンというものを置くことが出来ず、

永遠のゴマメとして生きていく

ジブンを甘やかすだけの人生が続いているということに気付かずに
ね。


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