非ニンゲン的であることこそが
権力の本質
まさしくニンゲン的なんだ。
一人歩きするような権力ではあるけれど、その非ニンゲン的なシス
テムを構築し、動かしているのは間違いなくニンゲンであって、そ
の
非ニンゲン性はボクらに起因している
んだよね。
つまリ、ボクらは非ニンゲン的な本質を内包してるってことだ。い
くら偽善的に振る舞っても、常識的に暮らしていていたとしても、
ボクらは極限状況に陥ると、ほとんどの場合ジブンのことしか考え
ないホンショウが何よりも大きくなるんだよ。
そのジブンだけが生き残ろうとするスタンスはまさしく権力が自ら
の勢力の維持のためには手段を選ばない構図と酷似してるよね。極
限状況じゃなくても自らのヨクボウに翻弄され、牛耳られ、そのヨ
クボウを満たすため増長していく様は権力が自らのヨクボウである
勢力の増大を図るのと似たようなものだね。
権力の汚泥はジブン自身の汚れ
が元になっていることをここで押さえておこう。始めから汚れに満
ちた権力というものが存在するんじゃない。それを薄汚いものにす
るのはボクら自身をおいて他にはない。
もちろん、権力の座にいない大多数のヒトは「オレたちは関係ない
だろ」なんて言うかもしれないけど、ここでよく考えよう。もしも
アナタが多くの既得権益を得た大資産家だったら、もしもボクが国
家を操れるほどの影の黒幕だったら、もしもボクらが国家の中枢を
になう高級官僚だったら、はたして、素晴らしいやり方で、誰にと
っても生きているのが歓喜に包まれるようなセカイをつくることを
最優先に考えるだろうか?
ジブンのことは後回し
にすることが出来るだろうか? これは一度は真剣に考える価値の
あることだと思うね。
そろそろまとめよう。